韓国時代劇完全ガイド2020 (コスミックムック) | |
「韓国時代劇完全ガイド2020」編集委員 | |
株式会社コスミック出版 |
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明るいイメージとは正反対の、暗い場面から始まります。
王の死期が迫り、世子が急ぎ王宮殿に戻ろうとするのですが、そこを何者かに襲われてしまうんです。
世子を演じているのがコ・スssiで、王を演じているのがチョ・ソンハssiなので、まさかイントロでお亡くなりになるとは思いませんでしたよ。
カメオ出演ってことでしょうか。
ま、とにかく初回の初っ端で、時の王と世子がいなくなってしまうのです。
急ぎ王を据えなくてはと、重臣たちの思惑が交錯します。
何やら、候補は数名いるそうで、その誰を王にするかで、重臣たちの運命も違って来るってわけです。
“コッパダン”とは、花のようなイケメンが縁談の仲介をするグループと言う意味。
マ・フン=キム・ミンジェssi、コ・ヨンス=パク・ジフンssi、ト・ジュン=ピョン・ウソクssiの3人がメンバーです。
ちょいと引くくらいのきらびやかさ。
フンが一応リーダーです。彼の父は領議政を勤めているお偉いさん。兄がいたんだけど、どうも亡くなってしまったようですね。その理由が気になるところです。
フンは父に反発して家を出て、コッパダンをしているのですが、これは世間には内緒にしてるようです。やはり高い地位の家柄にはふさわしくないってことですね。
ヨンスはファッションリーダー的な存在。
ジュンは女性たちに大もての遊び人風な吟遊詩人。
フンは人の心を見透かす能力に長けた頭脳明晰な人物。
彼らが結んだ縁は、二度と切れない一生幸せになれるという評判でした。
この評判を聞き付けた一人の男性が、ある日、コッパダンの門を叩いたのです。
それが鍛冶屋のイ・ス=ソ・ジフンssi。キム・スと名乗っていますけど?
彼には愛する女性がいました。ケトン=コン・スンヨンさんです。
ケトンは針灸治療の練習台になったり、様々な仕事や頼まれ事でお金を稼いでいます。普通の人なら、絶対しないだろうと思われる仕事も、お金のためなら引き受けるのです。
彼女がそこまでしてお金を稼ごうとしているのには理由があります。
生き別れになった兄を探しているのです。
ただ、騙されそうですよ。必死に貯めたお金を払った人探しの男、何やら胡散臭そうですもん。
ある日、両班の娘の身代わりを頼まれたケトン。
高い報酬に引かれて身代わりを引き受けたのですが、フンにあっさりと正体を見破られてしまったのです。
やはり両班の娘に成りきるには、ケトンはあまりにも・・・です。美しさは大丈夫なんですけどね。
これが縁となって、その後もあちこちで出くわす事になってしまいました。
ところで、コッパダンに結婚の相談に行ったイ・スですが、フンは門前払い。
懲りずに何度も何度も行くイ・スに、フンも負けずに断り続けます。その理由はいったい何?
フンは愛というものを信じていないようです。だから、イ・スがケトンへの愛情だけを理由に結婚しようとしているのが気に入らないように見えます。
愛情等と言う目に見えないものを信じることは出来ないし、永遠に変わらない愛など無いと考えているのです。
イ・スが何度断られてもコッパダンに足を運ぶのにも理由がありました。
母親が死ぬ間際に彼に言ったんだそうです。“結婚したい人が出来たら大切に迎えるのよ”・・・と。
だから、ケトンを高貴な両班のように大切に迎えたいんだそうです。
イ・スは、母から形見の簪も受け取っています。愛する人の心を開きたいと思った時に使うようにと。それ、王族の妃が差すもののように見えますけど。
イ・スは本当にケトンのことを大切に思っています。
幼い頃から一緒にいたので、性格もよく分かっていました。ケトンが雷を異常なくらいに怖がることも。
どうも、雷はケトンにとって幼い頃の恐怖の経験を呼び起こすもののよううです。雷が鳴り、雨の降る夜、必死に誰かから逃げてるケトン。その意味も、今後明らかになるんでしょうね。
イ・スは、母の形見の簪をもって、またコッパダンにやって来ました。
フンに会えなかったので、ヨンスに預けました。
立派な簪を見たフンですが、引き受けるのは気が進みません。
でも、ヨンスとジュンは引き受けようと言いました。で、多数決の結果、渋々承諾する羽目になったと言うわけです。
彼らの方針として、当事者には直接必ず会うことにしています。
イ・スから、ケトンがいる場所を聞き、フンは出掛けて行きました。
ところがですよ。
なんとケトンと言うのは、このところあちこちで顔を会わせる、気にくわない男勝りの女性じゃありませんか!
何かと迷惑をかけられてる仇のような相手です。
ケトンも脛に傷もつ身。フンの顔を見た瞬間逃げ出したのです。
で、塀を乗り越えて逃げようとしたとき、フンが
「求婚しに来た。」
なんて言ったもんだから、驚いて落ちちゃった。
それを受け止めたフン。受け止めた後、転んでケトンの上に覆い被さっちゃったよ
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