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いやもうねぇ、ここまでそれぞれの思惑が絡み合うと、じれったくてしょうがありませんよ。
感じ方考え方は人によって様々で、一つの事も、違う面から見たら、全く違う意味に見えてしまうのはよくあることで。
一度別の見方をしてしまったら、そこが分岐点となって、全く別の方向に思考が展開してしまいます。積み重ねて来た人の縁とか情とかが、その一回の選択で崩れてしまうのは、本当に辛いです。
リンとサンを手に入れようと、ウォンソン公主と忠烈王の勢力が葬列を注視していました。
ヨンべクの人望が篤かったので、たくさんの人々が葬列を取り囲んでいたので、その前で騒動を起こすのは流石に憚られました。
で、チャンスを窺ってる間に、リンとサンの姿が消えたのです。
予想していたんですね、何かあるかもしれないと。
だから、サンは前日に使用人たちにお金を渡し、それぞれ、逃げるようにと指示していました。
自分は、父ヨンべクが用意していた遠くの家にに行こうとしていました。リンは、護衛のためについてきていたのです。
二人を、やはりウォンウォン公主側と、忠烈王側、そしてウォンの護衛チャンイが追っていました。
追い付いたのは、忠烈王側のムソクたち。
サンの命を助ける代わりに、一緒に来てほしいと言いました。多勢に無勢、どうする事も出来ず、リンは従いました。
その様子を、チャンイが見ていました。
ムソクたちが、リンに主人のように対しているのを見ました。
ウォンは、リンが何も言わずにサンと逃げたと聞き、ショックを受けました。
二人の婚礼をヨンべクが望んでいたとの話を、この時初めて聞き、いっそうショックを受けました。
自分の考えを記した手紙をサンに読んでもらいたかったのに、それより先に事が動いてしまったわけで。相談も無くリンが取った行動を悔しがりました。
予定が狂ってしまいますからね。
リンは、自分の愛する人を守るために動いているだけだ・・・と言い繕うしか出来ませんでした。
ところで、ソン・インたちに、薬によって惑わされてしまっている忠烈王は、どんどん体力が落ちています。
まだ世子は生きているのか?・・・とプヨンに聞いたりしています。父の言葉とは思えません。
でもね、正常な瞬間もあるのです。
もしかしたら、自分はソン・インたちの嘘に操られていて、世子を誤解しているだけではないのか?・・・と言う考えが浮かぶ時もあるのです。
プヨンにしてみたら、それはマズイことです。
また、何やら怪しげな香を焚いて、意識を操ろうとしています。
ダンを王宮に連れて来たのは、ウォンの指示でした。
すぐにでも婚礼を挙げて、ワン・ヨンの家門を守ろうとしたのです。
ダンはそれをよく分かっていました。ウォンの心までも望んではいけないということも。
でも、やっぱり寂しいですよね。
「今も“一番”は私ではないですよね?今後もずっと望みはありませんか?」
ウォンはその問いに答えませんでした。
護衛のチングァンに、今後はダンの護衛をするよう申しつけました。チングァンは、ダンをずっと想っているのです。
リンがムソクたちと共に行った後、サンの前にチャンイが現れました。
チャンイは、リンとムソクたちの様子を見ました。仲間としか思えない様子でした。
そして、サンも、母を殺したムソクとリンが仲間のように見えて、不安でした。
サンはウォンの手紙を読んで、王宮に戻りました。
イ・スンヒュがウォンを訪ねて来ました。
今回の兵の食糧の一件のウォンの仕置きを知り、抗議するためでした。隊長たちが知らせたようです。
忠烈王とは違う政治を行うと期待したウォンが、友の情に流されて、間違った政治をしようとしていると、不満を募らせているのです。
彼らが調べて、この一件がヨンべクとワン・ヨンを陥れるために仕組まれたモノだと分かったのです。
そして、それが、ウォンソン公主の仕業だと明らかになってきたのに、何の処罰も無いのが、納得出来なかったのです。
でもね、ウォンは、その抗議をスルーしました。
おまけに、ソン・インの仲間であるソン・パンヨンが、隊長たちの口をふさぐために、ウォンが贈った・・・等と言って、銀塊を渡したもんだから、彼らは失望を強くしました。
その噂は、尾ひれをつけて王宮内を駆け巡りました。ソン・パンヨンが、ある事無いこと喋りまくってますしね。
勿論、ウォンの耳にも入ってます。
ウォンは、サンを亡き父ヨンべクと同じ地位につけると決めました。
ウォンソン公主は反対しました。
今のウォンの胸の内には、母に対する疑念が渦巻いていました。
いくら、ウォンソン公主が、ヨンべクを殺してはいないと言っても、聞く耳を持ちません。
リンやサンまで、自分が愛する人を、全てを捨てさせようとしていると思いました。だから、もう後に引く気持ちはありませんでした。
サンは自分の傍に置きます、嫌なら、母上が出て行ってください・・・。
ウォンソン公主には、これほどショックな言葉は無いでしょう。
ウォンとダンの婚礼の日になりました。
忠烈王が戻って来たと聞いて、ウォンソン公主は喜びました。プヨンが傍にいると聞いても、もう怒りを示しません。彼女の体力も、そう残されてはいないように見えます。
ウォンは、父忠烈王とリンが一緒に現れたと聞き、信じられませんでした。
これまでも、リンが友では無く敵ではないのかと思えるような報告を受けていましたが、リンに限ってそんな事はあり得ないと聞き流して来ました。
でも、忠烈王と一緒に来たのは、嘘じゃありませんでした。
そして、サンもチャンイと共に王宮に戻って来ました。
すぐにウォンに会いに行ったのですが、彼女の前に現れたのはダン。
花嫁衣装を着たダンは、勇気を振り絞って言いました。ウォンの傍に居てほしく無い・・・と。サンがいたら、ウォンに害が及ぶ・・・と。
それはウォンソン公主が言わせたモノでした。
勿論、サンをウォンから切り離すためです。
でもね、ダンは心からそう思ったのです。政治の事は分からないけど、女性として、ウォンを愛する女性として、やはりサンに傍に居てほしく無い・・・と。
サンが来たと知らせを受けたウォンはサンを探しました。
でもね、彼が見たのは、リンがサンにkissする場面。
リンは、ウォンが見ているのを知って、敢えてそうしたのです。二人の糸を切りたかったのです。
サンの気持ちがイマイチつかめません。
やはりウォンのことを想っているのでしょうか?赤い糸が結ばれているように感じると言っていましたから。
だとしたら、リンと共に逃げる時の、あの思わせぶりな表情は何
女性と男性というより、人としての友情を感じてるってこと