グッド・ドクター DVD-BOX 1 | |
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ポニーキャニオン |
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腸重積の女の子は、そのまま亡くなってしまいました。
初めての執刀で、患者を死なせてしまったユンソは、表向きは平静を装ってましたが、心は大きな痛手を負っていました。
それに気づいてるのは、同僚医師、そしてドハンでした。
同僚医師は、彼女に気を使い、次に来た救急患者の手術を知らせないでいました。でも、ドハンは敢えて彼女に執刀させました。
そうやって復帰させようとしたんです。
ドハンは、謹慎処分を一時といて欲しいとウソクに頼みました。その分は後でちゃんと処分を受けるから・・・と言って。ユンスの状態が心配だったのです。
それを連絡した時、チェギョンは不快な気分だったようです。自分より仕事、そしてユンスの事を気遣ってるからですね。
シオンは、亡くなった女の子の洋服を繕ってあげました。天国に行く時に恥ずかしくないように・・・と。
でも、それを聞いてドハンは怒りました。天国など無い・・・と。医者はそんな風に考えてはいけないと。そして、残された遺族にとって、それは慰めにもならない・・・と。きっと、自分の体験からの言葉なんでしょうね。そんな気がします。
シオンは、それでも、女の子の遺体のある霊安室前でずっと座っていました。女の子が寂しくないように・・・と。
ユンスは、それを見て、初めて自分の苦しみを打ち明ける事が出来ました。
子供にとって天国とは生きている事。それを自分は奪ってしまった・・・と。
シオンはそれを聞いて言いました。ああ言う状態で運び込まれた患者を手術したのは、先生が初めてだ・・・と。
「ミニは先生に感謝すべきです。院長が以前言ってました。患者に生きる機会を与えること自体がとても重要だと。」
「私たちには、その機会さえ無かった・・・。」
一生あの顔を忘れることは出来ないと思う・・・そうユンスは言って泣きました。
シオンは、そっとユンスの方に手を伸ばしました。肩や背中をぽんぽんとしてあげたかったのかも・・・。出来ませんでしたが。
ここで、シオンの実母が登場。
夫の暴力から子供を守るのに必死だった母です。その後、どうなったのか、描かれていませんでしたが、このタイミングで登場です。
彼女は、この病院の厨房で働いていたんです。
食事もとらず、霊安室の前に座っているシオンのために、食事を届けて欲しいとユンスが頼んだのが、シオンの母だったんです。
シオン母は驚きました。息子の顔は一目見て分かったんですね。
でも、そのまま息子の前に出て行く勇気が無くて、一旦引き返しました。そしてマスクをして戻って来たら、もうそこにはシオンの姿は無くて・・・。
シオン母は、小児外科の部屋まで食事を届けました。手作りの故郷の料理を・・・。
シオンは、昔好きだった料理に、とっても喜び、美味しそうに食べていました。
シオンに対する保護者の署名が財団に直接届きました。もち、コ科長の企みどおりです。
それをイ理事長は、ウソクにも報告。
事後報告を受けた副院長は、コ科長が勝手に動いたのを知り、少々不快な思いを持ったようです。
カン副院長の後ろには、会長と呼んでる人物がいます。海外から帰国してきました。
彼らはウソクとイ理事長を追い落とそうとしてるんですね?
会長の存在を、コ科長とイ専務は知らないのかしら?
死んだミニのお葬式が行われました。あれほど行くなと止められたユンスですが、やっぱり見ないフリは出来ず、式場に行きました。
そしたら、そこにはドハンの姿が。全てを自分の責任として、参列していたのです。
ミニの両親は、娘が亡くなった直後は、混乱の極みで、ユンスに対しても激怒し、許さないと息巻いていました。でも、この時は、幾分落ち着いていて、ユンスへの恨みの気持ちは無くなったし、酷い言葉を吐いた事を謝ってほしいとドハンに頼みました。
気持ちが変わった理由は、もう一つありました。シオンがミニの洋服を繕って渡してくれた事、寂しくないように傍に付き添っていてくれたことでした。
それをユンスは式場の外で聞いていました。
ユンスはシオンに聞きました。又同じようなことがあったら、そうするの?・・・と。
「はい。兄ちゃんが言ってました。怖くてもやりたいことはやれ。やり遂げる人が一番かっこいいって。僕は世の中も人も全部怖いです。でもその言葉を思い出したら力が湧きます。」
患者の女の子が泣きながら話しました。天国は無いの?だったら私に肝臓をくれたあとで亡くなったパパはどこにいるの?・・・と。
シオンは、言いました。
「パパの顔や遊んだ事、覚えてる?だったら、ここに天国に通じる扉があるんだ。心配いらない。」
こぶしで胸をとんとんと叩きました。
強面の男性看護師チョ・ジョンミも一緒に空を見上げながら、亡き人の事を思い出してる3人。童話のようでした。
ユンスの事が気になったドハンは、夜ユンスを呼び出しました。
まだ俺の事を不満に思っているのか?・・・と聞かれたユンス。
不満なのは自分自身に対してです・・・と答えました。いつからか自分自身がロボットになっていたと気付いたと言うのです。
自分たち小児外科の使命は、子供たちに生きる機会を与える事なんです・・・と。
まるでシオンだ・・・とドハン。
「彼には冷静に判断する能力があります。どうか病院に残れるよう協力を。」
ドハンはそれに反対。平行線です。
ユンスは、帰路、眠れないでいたシオンを見つけました。彼の部屋で、壁に死んだ兄やうさぎ、そしてミニの絵を見つけたユンス。
そっとシオンを抱きしめて言いました。
「ありがとう、パク・シオン。お陰でロボットにならずにすんだ。」
シオン、急にしゃっくりが出ましたよ。
次の日曜、ユンスはシオンを誘いに行きました。そして、一緒に動物園に行ったのです。
子供と同じように動物に見入るシオン。
以前、シオンは子供の臓器を見る機会が無いことから、動物病院で研修したことがあったらしいです。
獣医にならなかったのは、動物も自分も馬鹿だから・・・と言いました。
ユンス、複雑な表情で彼を見つめていました。
そんな時、救急に動物のような女の子が運び込まれて来ました。ちょいと前に見た『オオカミ少年』のような風貌の子です。
髪の毛はもじゃもじゃ、身体は汚れ放題、うなって相手を威嚇する事しか出来ません。
手を出そうとした医局の人に逆らい、怪我をさせる始末。
シオンが跪いて近づきますが、手に噛みつかれてしまいましたよ。
一方、小児外科の採算がとれず資金難になりそうな病院に、追い打ちをかけるような事態が起ころうとしてます。
大口の援助先が、今後の支援を断ると通達して来たのです。
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