もっと知りたい! 韓国歴史ドラマvol.1 (MOOK21) | |
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戦いが終結して1年後。
宣祖は夜な夜な夢遊病者のように歩きまわっていました。心の病だとか。
それを知ってるのは、ソン内官たちお傍近く仕える者たちだけ。
ソン内官は、王妃にだけは、これを報告しました。でも、ドチは知ってるんですよ。宣祖の状態を。
ドチは、観象監の長となっていました。大出世です。
光海君の世子就任を明に伝え、認めて貰おうと何度も使いを出してるのですが、今回も承認はもらえませんでした。
理由は、長子じゃないということだそうで。
宣祖は、それを、光海君が和議のなった後、日本軍を破った所為だと思って、光海君を責めました。
光海君は、何でも明の顔色を窺わなきゃいけない現状を憂いていました。それを指摘すると、宣祖は苦い顔をしました。
光海君の頭の切れの良さに父として、引け目を感じるのかもしれません。
いつまでも承認が得られないのを喜んでるのはキム氏です。
信城君亡きあと、今度は、弟の定遠君を世子に付けようと画策しているのです。懲りてません。
そして、臨海君は、すっかり人が変わったように大人しく温厚になってます。
ま、うわべだけですが。
作戦を変えたって事ですね。力づくで世子の座を得るのではなく、自分に転がり込んでくるように仕向けてるんです。
ある日、宣祖は、この戦いで疲弊した民をねぎらおうと、食べ物を準備しました。
こんなに民に尽くす王は、自分だけだろうと悦に入ってるのです。
ところが、開けてみると、誰ひとりとして民はやって来ません。
唖然として待っていると、やっと一つのグループがやってきました。
喜んで迎えようとした宣祖。
でも民は、宣祖に対しては通り一遍の挨拶をしただけで、一斉に光海君に対して最敬礼をし始めたのです。
戦いの時、光海君が自分たちの命を救ってくれた礼をしたい・・・と。
居並ぶ王子たちも重臣たちも、宣祖の顔色をうかがっておろおろ。
勿論、光海君も、必死になって宣祖の心づくしのもてなしをアピールするのですが、民は正直でした。
食べるために来たのではなく、世子に礼を伝えたいからだ・・・と言いましたよ。
宣祖は気分を害して、早々にその場を立ち去りました。
ドチはこれを利用しました。
民に責任は無い・・・と言い、民によからぬ考えを吹き込む輩がいるのかも・・・とかなんとか。
街に出て調べてみると言いました。
そしたら、自分も行く・・・と宣祖。
で、出かけた時が光海君にとってはアンラッキーだった。
丁度その時、一緒に命をかけて戦った義兵が都に戻って来る日だったのです。
光海君は、彼らを出迎えていたんです。
まるで光海君を自分たちの主君のように歓迎する義兵や民。
その姿を見て、宣祖が不愉快になったのも仕方がないかもね。元々猜疑心が強く、劣等感も持ってる宣祖ですから。
戦いの論功行賞が行われることになりました。
で、功績のあった者たちを選抜するのですが、宣祖は自分と一緒に播遷した者たちを優遇し、光海君をはじめとした、前線で実際に戦った者たちへの評価は散々なものでした。
光海君は、自分の事はさておき、命を張った者たちへの褒章があまりにも少ないし、評価も低いのを抗議しました。
でも、宣祖は一切受け入れません。
それどころか、あれこれと指摘したり、意見を言う光海君を疎んじ始めてしまったのです。
納得できないのは義兵たち。
彼らは、褒美が欲しいのではありません。自分たちの先頭に立って戦ってくれた光海君を正当に評価してほしいのです。
だから、王宮の門前に座り込んで抗議したのですが、これも一切受け入れては貰えず、彼らは皆捕まってしまいましたよ。
キム氏とドチは、この機会を逃しませんでした。
彼らは光海君を王に据えようと、謀反を企んでいた・・・と濡れ衣を着せることを思いついたのです。
捕まった者たちは、皆、自分の事より光海君への忠誠心を大切にしていました。だから、裏切り者を探すのは容易な事じゃありませんでした。
でも、こう言う時、ドチの顔相が役に立つんです。
一人、少々誘惑に負けそうな人物を顔相で見つけ、その者を抱き込んだのです。
このままでは光海君の命が危ないとソン内官は思いました。
で、王妃に事情を報告しに行きました。何か良策は無いかと思ったんでしょう。
王妃は、ますます体調が悪そうになってますよ。
宣祖は、心の病の所為で判断力が鈍ってて、そこをドチが上手く利用しているとソン内官は気づいていました。
王妃は、カヒに宣祖の側室になってもらおうと思いました。
そうやって、宣祖の傍で光海君を守ってもらおう・・・と。
でも、その話を聞いたソン内官は複雑な表情を浮かべました。
で、王妃に告げたのです。光海君とカヒの縁を。
光海君の状況が悪いと言う知らせを受けたカヒ。
都に戻って来ました。
彼女を待っていたのは王妃でした。
そして、事情を明かされたのです。勿論、カヒは宣祖の側室なんかになる気は全くありません。
自分の命は長く無い・・・と王妃は言いました。
自分亡きあと、誰が光海君を守れるのか、それが心配だと。
「想う人のために、側室になって。そなたが助けなければ世子は謀反に巻き込まれ、廃位されてしまう。遠い話では無い。世子は今、東宮殿に幽閉された。」
慌てて王宮に駆け付けたカヒは、尋問場連れて行かれる光海君の姿を目撃しました。
事は一刻を争う・・・というのが、真実だと分かりました。
尋問場では、ドチに言い含められた男が、嘘の供述をしていました。
義兵の仲間は、驚き、なじりました。
光海君も驚きましたが、こちらは脱力したような表情でしたね。
カヒが、何故宣祖の側室になるのか。その経緯はどうだったのかが気になっていましたが・・・。
こういう状況だったのですね。
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