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各部署で反発の嵐。
内部文書やデータを親会社とはいえ、医療に疎い者たちの目に晒したりしたくはありません。個人情報ですからね、第一。
しかし、提出しないとなると、管理者に対して立場が悪くなるのは必然だし、センター長たちは苦悩します。
部署でも対処に差があることも確かです。
スンヒョはキム・ビョンスの所で粘っていました。
あの笑顔を見たら、真っ正直な人間に思えても仕方がないでしょう。それに、大臣の息子ですらあまり実家に帰って来ないらしく、人寂しい老夫婦の生活だったせいかもしれません。
ビョンス妻は、朝御飯を準備してくれました。
スンヒョは、丁寧に土地の件を説明しました。要するに、あの土地のことで、今後大臣である息子が困った立場になることは確かだということです。
大切な息子の将来がかかっていると思うと、老夫婦は土地を売却した方が良いと思いますわな。
その日のうちに、土地の売買契約書にサインしましたよ。
鮮やかな手腕です、スンヒョ。
ただ、スンヒョの話の内容には少々の誇張や嘘が混じっていたのかもしれません。
キム・ビョンスが印鑑を押そうとしたとき、一瞬スンヒョの手が動こうとしましたから。騙して土地を手に入れる気がしたのでしょう。善人の意識がビョンスの手を止めさせようとしそうになるのを、必死に耐えた感じです。
スンヒョの働きを、チョ会長はベタ褒めしました。
そして、将来、医療サービスの部門をスンヒョに任せるつもりだ・・・などと言いました。
一瞬、信じられないような表情を浮かべたスンヒョ。物凄い出世となりますからね。
でもねぇ、油断禁物だと思うよ、あたしゃ。チョ会長は、口ほどにスンヒョを信じきってはいないと思うの。使える駒は使える内に煽ててどんどん使い、都合が悪いと感じたら、あっさりと前言撤回しそうだもんね。
その頃、病院ではスト決行か否かの投票が始まっていました。
その状況は、“食いしん坊”ソヌ・チャンから“働きアリ”スンヒョにきちんと報告されていました。
この二人、どういう関係かと思ったら。先輩と後輩だとか。大学の?それとも・・・?
直接ソヌ・チャンと会ったスンヒョは、売り上げ表をサイトに公開したのはジヌだと言いました。
ソヌ・チャンは意外な感じがしました。穏やかな性格だとジヌを見ていたからです。
また、チュ胸部外科長とジヌの関係を聞いたスンヒョ。
元々、この病院で主流を成す大学出身者じゃないチュ胸部外科長には、親しい医師はいないとソヌ・チャンは答えました。だから、ジヌと親しいとは思えないと。
親しいのはイ・ノウル小児科医くらいだろうと。
混乱しまくる病院ですが、患者は待っていてくれません。
ジヌのいる救急にも、どんどん患者が運ばれて来ました。
中に一人、見覚えのある警察官がいました。顔面を切られて、かなり出血していました。でも、見た目以上に傷が深く無かったのが幸いしました。
救急のレジデントジェヒョクはショックを受けました。
自分が退院させた患者がその警官を傷つけたと知ったからです。自分のせいだと思いました。そして、他にも大丈夫だと思って退院させた患者のその後が気になって来ました。
ジヌは、自分の体験を話して聞かせました。同じような経験をしていたのです。
「医者はミスを認めない集団だ。あってはならないんだ。だが、医師たちもミスを認めるべきだ。患者を忘れなければ、ミスも減る。」
構造対策部の調査の途中経過がスンヒョに報告されました。
スンヒョはすぐにがんセンター内部の疑念点を察知しました。素晴らしいです。
集中的に調査した結果、一つの結論に達したスンヒョ。
医療ミスだ!・・・と。隠蔽していると。
ただちにがんセンターに赴いたスンヒョはイがんセンター長を問い詰めました。
抗がん剤の投与方法を間違った事による患者の死亡事例です。
殺しましたね、患者を・・・と、スンヒョ。直球です。
でも、イがんセンター長は、職員を庇いました。職場環境の過酷さを主張し、医者も人間だと。ミスが起こっても仕方がないと言う主張です。
スンヒョが追求しているのは、ミスしたことではなく、それを隠蔽したことでした。
遺族にも正直な死因を説明してはいませんでした。
過労でミスしたのなら、堂々と言うべきだ・・・とスンヒョ。
あなたは部下を庇ってるフリをして自分には非は無いと責任逃れしているだけだ!・・・と。
「どんな言い訳をしても人殺しに変わりない。それを知りながら隠蔽し捏造した。」
とスンヒョが言うと、イがんセンター長が言いました。
「隠蔽せずに報告しました。院長に。院長が髄膜炎として処理しました。私たちは恥知らずではない。大学と病院のために。」
それでも、スンヒョはきっぱり言いました。
「恥を知りなさい。誠に恥ずべき行為だ。」
この話を、ジヌが耳にしました。
院長がそういう決断をしたことが、彼にはショックでした。信じられなかったでしょう。
しかし、こういう事例は、決して珍しい事では無いようです。
ソヌ・チャンは、事故ではなく薬物のミスだと言い、決して患者には知らされないが毎日起こっていると言いました。忙し過ぎるんだと。
隠蔽が悪いとは一概には言えないとカン秘書がスンヒョに言いました。ミスを明かして対処してほしいと思うかどうかは人によって違うと。
スンヒョはどうすべきか悩みました。
そして、今回の医療ミスで亡くなった人の保護者に連絡を入れる決断をしました。
すみませんっm(;∇;)m
シーンはとてもシリアスなのに、私は、スンウssiの表情と動きに見入ってしまいました。細かな表現がとても良い!(* >ω<)
ジヌにとって院長は幼い頃の自分を精神的に救ってくれた人でした。
大きな事故で下半身付随になってしまったソヌがショックだったのか、元気な頃のソヌの幻影を見るようになっていたジヌ。
そんな我が子を心配した母親が精神科医の院長に相談したようです。
院長に心の内を話すことで、ジヌは立ち直ったのでしょう。
そういう関わりがあるからこそ、今、敢えて親しい素振りを見せないでいたのでしょうね。でも、信頼する気持ちに変わりは無かったと思います。
チュ胸部外科長に、がんセンターの一件を院長は知っていたのかと確かめました。
でも、チュ胸部外科長は何も知りませんでした。
副院長をはじめとした各科のセンター長が集まり、ストについて相談しました。
勤務もありますから、班分けやスケジュールの調整が必要です。そしたら、副院長はそれをチュ胸部外科長に押し付けましたよ。
ただでさえ忙しいのに・・・。出身大学が違うと言うだけで、苛めにも見えるやり方えす。
そして、ストが宣言されました。
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