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哲宗、ソヨンとの約束を守りました。
タミャンが飲んだのは、毒ではなく、麻酔薬のようなモノでした。
哲宗は、永平君とホン別監の協力でタミャンを救いだし、生き別れになっている母親の元に送り届けたのです。
永平君は、女官一人のために危険を冒すのは無謀だったと注意しました。
しかし、哲宗は言いました。
「あの子を救うことは、今後10人、100人、全ての民を救う事です。」
哲宗は、間抜けだという評価を現代では受けていますが、本当に間抜けだな・・・とソヨンは思いました。
でもそれはソヨンなりの褒め言葉です。
王妃というものは、これほどまでに危険な地位なのか?とソヨンは思いました。
哲宗にそう言うと、今後は二度と起きないよう防ぐと言いました。
が、ソヨンは自分の事は自分で守ると意気が上がっています。
「最善の防御は攻撃だ。」
今日から宮中のイカレタ女になってやる・・・と決心しましたよ。
哲宗は、雄たけびを上げるソヨンに面食らいました。まだまだ慣れません。
ビョンインは、父キム・ジャグンに、怒りを示しました。ソヨンを殺そうとしたことについてです。
ソヨンは既に哲宗側についていると、ジャグンは言いました。裏切り者だと。
でも、ビョンインは信じられません。
父がソヨンを貶める言い方をすればするほど、頑なになりました。
そして、親子の縁を切ると言い切ったのです。
「王妃様を脅かす者は誰であれ私が首をはねます。」
ビョンインはジャグンの養子です。口では息子として愛しているような事を言いますが、どこまでが本心なのか、イマイチ分かりません。
ソヨンは自分の館に帳簿を隠した人物が誰か、考えました
一番有力な容疑者は大妃です。最近大した用事も無いのに、来ることがありましたから。
それにしても、帳簿がどうやって大妃の手に入ったのか、そしてその帳簿には何が記されているのか・・・。
ビョンインは大妃を通じて、キム氏一族とチョ氏一族の面々を集め、和合を提案しました。
手始めに、大赦令を出し、些細な罪で官職を失った人材を取り戻そうと言いました。
どちらも異存はありません。ビョンインの知名度は格段に上がりました。
ソヨン、戦闘開始です。
まずは、帳簿のことを父に聞きました。
キム氏一族の不正を記したものだと聞き、哲宗が手に入れようと必死だった理由が分かりました。
それと同時に、帳簿を盗んだのが、ファジンだと言う事も判明。
これで流れが分かりました。復讐のターゲットは大王大妃、大妃、ファジンの3人です。
ソヨンはこれまでとは違う衣装、化粧をしました。豪華で華麗な姿になったのです。
で、第一ラウンドは大王大妃。
自分に出したのと同じような氷を浮かべた冷たい飲み物を大王大妃の前に差し出しました。勿論、氷に毒など入っていません。
大王大妃は嫌な顔をして、口をつけようとしません。
ソヨンは、じゃぁ、私が・・・とそれをごくごくと飲み干し、氷をかみ砕いて見せました。
そして、今後も食事と化粧品を届けると。
「飲食物と塗るものに疑念が生じると人生は地獄ですよ。」
大王大妃も負けていません。家門を裏切ってこのまま安泰でいられると?と言いました。
「私は家門でも父でもなく、自分を信じて図に乗ってます。」
ソヨンの表情、凄みがあります
第2ラウンドは大妃。
ソヨンは最初から高飛車な態度で相対しました。見下ろすような目つきです。
帳簿を隠しに来たことを知っていると言いました。
大妃はソヨンが母親のいない家庭で育ったので無礼なのかと言いました。
その言葉で、切れたソヨン。
「そう言うオバサンは、子供がいないから無礼なのか?」
と、言い返しました。
王妃、どうかしてますと、大妃が叫びました。
「ええ、かなりね。私以上におかしなヤツはいない。お気をつけて。」
そう言って背を向けたソヨンの髪を掴もうとした大妃。
その瞬間、ソヨンが大声で言いました。
「髪一本でも不用意に触れば二度と息子の顔は見られない」
振り上げた手を降ろせないほど、大妃はビビりました。
その様子を哲宗が見ていました。
本当はソヨンを心配して様子を見に来たようですが、その必要は無いと分かりました。
ソヨンの行動に意識改革をさせられたようです。
そして第3ラウンドはファジン。
帳簿を盗んだことを知っていると言いました。
ファジンは相変わらずオウォルを殺したのはソヨンだと思っています。永平君に違う可能性が高いと言われても、その考えを変えることが出来ないのです。
ソヨンは呆れました。
「お前は自分に都合よく解釈する。“王妃が王様を奪いオウォルを殺した”“王妃は殺すべき悪女で自分は哀れな被害者だ”と。被害者ぶってると知らぬ間に化け物になるぞ。毎日少しずつ。自分の醜さを鏡で確かめてみろ。」
ソヨンの勢いに押され、池に落ちそうになったファジンを、ソヨンが助けました。
「これで私がお前よりまともな人間だと証明された。」
ファジンは、ソヨンが池に飛び込んだのを助けようとしませんでした。それを指しているのです。
キム・ジャグンが辞表を提出しました。哲宗は満足でした。
哲宗は、新しい法を制定し、地方官による税の収奪は国を亡ぼす行為とみなし、厳しく罰することにすると言いました。
すると、いつものように、大臣たちが反対意見を述べました。
哲宗は怯まず言いました。
「正しいことに妥協はせぬ。もはや大臣の顔色を窺うことはない。」
すると、大臣から新兵曹判書の任命をすると言う意見が出ました。王に何の相談もなく、備辺司を通じて任命したのです。
入って来たのは、なんと、ビョンイン。
哲宗は、警戒を新たにしました。手ごわい相手です。
ソヨンが哲宗をお茶の席に呼びだしました。
握手を求めました。
「同盟を結ぼう。」
キム氏と敵対することになるが?と哲宗。
「一族は私を捨てた。次は私が捨てる番だ。」
いいでしょう・・・と哲宗は嬉しそうにソヨンの手を取りました。
「これからは、ノータッチしません。」
「ああ。ノータッチ禁止だ。」
これから目指すのは王権の強化なのか?とソヨンが聞きました。
哲宗がそうだと言うと、王権と共に自分も強くなれば弄ばれることもないな・・とソヨン。
しかし、哲宗はソヨンが強がっているのではないかと考えました。
この時代、権力闘争に負けることは死に直結します。
だから、本当は怖いののでは?と哲宗が聞きました。
「私は死ぬより踏みにじられる方が嫌だ。私を踏もうとする靴をかみ砕けるなら笑いながら死ねる。」
その言葉に、哲宗は聞き覚えがありました。
昔、井戸に落ちた自分を救ってくれた少女が言っていたのです。
“私は笑いながら死ぬ”・・・と。
その少女とソヨンが被りました。ファジンだとばかり思ってきたのですが・・・。
ソヨン、復讐すべき人間がもう一人いたことを思い出しました。
水刺間の水瓶にお腹を壊す薬草を入れた、ハン室長の先祖だと思われるハン・シムオンです。
去勢だ
それで子孫も残せません。ハン室長も生まれてこないってことですね。
ちょいと可哀想だけど・・・。
ビョンインがソヨンに挨拶に来ました。新兵曹判書として。
ソヨンは、ビョンインが敵か味方か、判断できないでいました。キム氏一族は全員グルだと思っていますから。
事件を後になって知ったとビョンインが言いました。
「私を殺す計画を知らなかったと?」
私は父やキム一族とは無関係です・・・とビョンインは言いました。
ビョンインは大王大妃に言いました。まだソヨンを疑い続けていると気付いたのです。
「王妃様は傷ついています。ファジンの差し金で一族を裏切ったと思われた・・・と。国舅から聞きました。大王大妃様を騙したのは、王妃様ではなく、ファジンです。」
ビョンインなりに、ソヨンを守ろうとしているのですね。
哲宗がファジンを訪ねました。
嬉しそうに迎えたファジンですが、哲宗はファジンと過ごそうとして来たのではなく、話があったからでした。それに気づいたファジンから笑顔が消えました。
哲宗は、井戸から見つかった女官の遺体はオウォルではないと言いました。
大妃が仕組んだものだと。
それでもファジンはイマイチ納得できない様子です。大妃に騙されたと言うショックも大きかったし。
哲宗は複雑な表情でファジンを見つめていました。
ファジンが話す哲宗との出会いのエピソードは、今となってみれば井戸の中で出会った少女とは感覚が違うと分かったのでしょう。
ファジンが嘘をついてきたことに気づいたのでしょうね。
ファジンは混乱を鎮めようと一人矢を射ました。
自分が間違っていたと思わざるを得ない状況になったのを、認めたくない気持ちなのでしょう。
ソヨンへの憎しみの理由は、オウォルの事より嫉妬の方が大きいのだと思います。
そこに永平君が。
永平君も悩んでいました。
ファジンが大妃に帳簿を渡し、ソヨンを陥れてくれと言っているのを聞いてしまっていたのです。
しかし、哲宗には言えないでいます。
ファジンを想う気持ちが強いのでしょう。哀れに思っているのでしょうね。
目撃したことをファジンに話しました。
「一瞬道を踏み外す事は誰にでもあり得ます。」
と、永平君。
「過ちが一瞬でないなら?それでもまた元に戻れますか?」
と、ファジン。
戻れませんと、ファジンは言いました。
ソヨン、哲宗に惹かれている気持ちを確信し始めていました。
でも、先日の“一夜”も、お酒のせいなのか、はたまた・・・と混乱してもいました。
で、現代で言うところの“ラーメン食べて行く?”と哲宗を誘ってみたのです
当然、哲宗にはラーメンなるものが何なのか、どういう意味なのか、皆目分かりません。
まずは、食べてから・・・と、傍にあった書物を鍋敷き代わりにしてラーメンを置こうとしました。
その瞬間、書物が大切なものだと分かって・・・。
その本は、ソヨンの亡き母の形見でずっと大切にしてきたモノでした。しかし、昔、哲宗と井戸で会った日、別れ際に哲宗に渡して来たのです。生きたくなったら、返しに来て・・・と。
哲宗は、確信しました。
この書物が大切なものだと知っているソヨンこそが、あの日、井戸から救ってくれた少女だと。
王妃なのか?と哲宗が聞きました。
「そうだ。私だ。」
と、ソヨンが答えました。
チェ尚宮とホンヨン、そしてソヨンの女3人のエピソードは爆笑することが多々。
本当に良いコンビです。
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