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夢でした。
前世でヒウを殺した男に、またも殺されてしまう夢でした。
この男も超能力者なのと思ってしまいましたよ、あたくし
だとしたら、話しの筋が変わって行ってしまうじゃん・・・ってね。
この夢を見たことで、ヒウはさらに自分の格闘能力をアップしようと、ジムを訪ねて行きました。
このジム、よくロケに使われていますよね。最初に見たのは「雪の女王」。
前世より少し早い時期に始めることになりました。
予備校の同級生のキム・ギュリですが、大学に合格したにもかかわらず、ヒウは一度も会う事がありません。
連絡を取ってみると、ギュリの父親の会社が倒産し、家は競売にかけられようとしていました。
奨学生とはいえ、生活費や倒れた父親の治療費まで賄える筈は無く。
今のままでは、大学に通えるかどうかは分かりません。
前世において、大学でギュリに会わなかったのは、学業を諦めたせいだと、ヒウは気づきました。
何とかして、ギュリに大学を続けさせたいと、ヒウは思いました。
方法を探っている過程で、ヒウは、ウ・ヨンスと言う老人に出会いました。
不動産競売の達人とも言える人物でした。
ヒウは強引にウ老人に弟子入りしました。
ウ老人はヒウに言いました。
「不動産は土地に建物を建てて地価を上げる行為だ。つまり、欲望だ。欲望の代価は人格喪失だ。」
その時、ヒウの脳裏に自分を蘇らせた女性の言葉が浮かびました。
“悪魔を捕まえられるのはそれを超える怪物だけよ”
ヒウは必死にウ老人に言いました。
「欲望は善意にも役立てられます。」
ウ老人は、何度かヒウの能力や資質を試し、信じるようになりました。
金が必要だと言うヒウに、その理由は?と問うたウ老人。
今後に備えるためだとヒウは答えました。
そして、ウ老人とカン・ミンソク弁護士の協力を得て、ギュリの家を落札することが出来たのです。
家の事や治療費の事が解決したことから、ギュリは大学に通えるようになりました。
ギュリは、これらの動きの裏にヒウがいることを突き止めました。カン弁護士を追及して、聞きだしたようです。
ヒウは、ウ老人に言いました。チョンハグループを手に入れることが目標だと。
そうすれば、チョ・テソプを阻止できると思いました。
ちょいとその細かい理由は不明です
チョ・テソプがウ老人を狙っていました。正確に言うと、その資産、その不動産を・・・です。
ヒウは、キム・ハンミの人生も変えていました。
勉強を教えていたのです。元々素質が良かったからか、ハンミもまた成績がぐんっと上がって来たようです。
ここで判明したのが、ハンミの正体。
やっぱり、キム次長検事の庶子でした。
キム次長検事は、ハンミが行いを正して大学を目指していると知り、お金を渡しました。
ハンミ母が学費を要求したようです。
ハンミは気分を害しましたが、一応受け取りました。断って良いことは無いとこれまでの経験で分かっているのでしょう。
キム次長検事は、ハンミを認知してはいるものの、愛情は持っていない様子。
キム次長検事の息子も、ハンミを物乞いのように扱っています。
ハンミは、情けなくて悔しくてたまりませんでした。
ある日、ヒウは大学の先輩ガンジンに呼び出されました。
行ってみると、紹介されたのは、チャン・イルヒョン検事。前世でヒウの上司だった人物です。
優秀な学生を“秘密クラブ”と言う組織に勧誘していました。
脈々と続いてきた権力構造を今後も引き続き継承していくために、優秀な後輩をクラブに入れていたのです。
で、ヒウに目を付けたということ。
断るかと思ったヒウ。
あっさりとその話を受けました。
しかし、それはラッキーでした。
思わぬ情報を仕入れることが出来たからです。
ウ老人が所有している不動産が狙われていると知ったヒウ。
阻止しなければと、すぐに動きました。
ウ老人に事情を話し、すぐさま不動産を売り払った方が良いと助言しました。
実際、前世でチョ・テソプはこの一件で莫大な利益を手に入れていました。
その過程で、ウ老人が投身自殺していたのです。
ウ老人は、ヒウの助言を信じ、上手くこの危機を切り抜けました。
チョ・テソプは利益を得ることは出来ませんでした。
意外な事に、この一件を担当した者を、チョ・テソプは罰しませんでした。
ウ老人はヒウに先見の明があると感じました。
だから、処分した不動産のお金をヒウに預けました。
「信念を持ってチョンハを手に入れて見ろ。」
大学でチョ・テソプの講演会が開かれました。
ヒウはギュリと共に出席しました。
ギュリはチョ・テソプの主張に感銘を受けたようですが、ヒウは冷めた目で見つめるだけでした。
が、思わぬ人物を見つけました。
自分を生き返らせたあの女性です。
チョ・テソプの最側近ハン・ジヒョンが、その人でした。