ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

倉戸山、榧ノ木山はまだ冬でした 2/2 ――― 水根沢林道を雪降る中、下山しました

2016年04月08日 | ハイキング/奥多摩

2016/3/25  S子にとっては今年になって初の標高1000m越えです。(あっ! 僕にとってもそうでした)。倉戸山に到着したときに様子を見て、もし無理そうだったら熱海へ下山しようと思っていました。最初の急登ではさすがに時間がかかりましたが、その後はほぼコースタイムとほとんど変わらないスピードで歩けています。 


▲榧ノ木山から見える山並み。中央に連なっている山塊は大菩薩連嶺でしょう。13:16ころ。


▲中央左に見える山頂がギザギザした感じの山は黒川鶏冠山だと思います。だとすると、中央遠くに見える山は南アルプスの仙丈ヶ岳なのでしょうね。13:19ころ。


▲中央の黒川鶏冠山の右に仙丈ヶ岳、さらにその右にはよく見ると黒々とした山容で甲斐駒ヶ岳が見えます。となると、左側に薄っすらと見えている山々は北岳や間ノ岳でしょう。13:23ころ。


▲雪が1~2cmも積もったんですね。13:40ころ。


▲榧ノ木尾根から水根沢林道への分岐を過ぎると、途端に雪の量が増えました。谷あいの道ですから、日当たりも悪いですし、気温も低いでしょうから、最近の降雪だけではなく、この冬の残雪まであるようです。13:47ころ。


▲ここまでは水根山の巻き道みたいなものでしたが、ここから水根に下って行きます。道標には「通行注意」の札もかかっています。13:49ころ。


▲ところどころで、残雪も多くあります。14:14ころ。


▲前にも休憩したことのある作業小屋。今回は小屋の中で休憩させてもらいました。14:18ころ。


▲どんどん標高が下がると、雪もなくなってきます。この沢は三本ケヤキノ沢だと思います。15:09ころ。


▲小雪が舞う状況から、本格的な降雪となってきました。15:10ころ。


▲水根沢の本流に近づいて来ました。15:22ころ。


▲水根沢本流を渡ります。15:24ころ。


▲水根沢林道が左岸を通っていますが、この沢は大堀沢。遡行したことがありますが、六ッ石山西の大堀へ突き上げます。15:31ころ。


▲細い木の枝に今降っている雪が積もっています。15:33ころ。


▲ハンノキ沢を渡るとき、上流にちょっと大きな滝が見えました。写真に撮ったのですが、降雪でかき消されそうです。15:43ころ。


▲アシダキ沢を通過するS子。まだ雪は降り続いています。15:59ころ。


▲水根集落が見えて来ました。雪もここでは降っていません。16:27ころ。


▲登山道終了。16:30ころ。


▲面白い焼き物が置いて(展示して?)ありました。宇宙人? 16:31ころ。


▲ミヤマキケマンが何故かここにだけ咲いていました。しかも満開! 不思議ですね。16:35ころ。


▲水根のバス停。17時台のバス時刻は調べていたのですが、予定外に早く下山できました。嬉しい誤算ですね。16:44ころ。

バスはすぐに来ました。天益へ直行しましたが、残念無念! 今日は金曜日ですから、カウンターも座敷も地元で働いている人たちの予約で一杯。水道局と消防だったかな? 仕方ありませんよね。天益は山屋にだけではなくて地元の方々にも愛されている店ですから。


倉戸山、榧ノ木山はまだ冬でした 1/2 ――― 女の湯を歩き始めたころは快晴だったのですが・・・・

2016年04月04日 | ハイキング/奥多摩

2016/3/25  3月16日、21日とS子は順調に山行を積み上げて来ました。それで、今回はちょっと長めのコースです。前回2回のコースタイムは昭文社の地図では3時間前後。今日は5時間30分ほどです。最高地点の標高も約500mから800m、今日は1500mと上がって来ています。もちろん、登山口の標高も上がって来ていますから、最高地点の高さほど標高差はないとは思いますが。でも、いちばん大切なことはいつも山を歩いていることです。

3月も下旬になりましたから、山には春が訪れていることでしょう。この時季、春を探すのが楽しいもの。今日は天気もいいですから、きっと春の兆しと出会えるはずです。 


▲奥多摩湖畔の女の湯(めのゆ)バス停で下車しました。ここから倉戸山に登ります。以前の様子と何となく変わっているように思うのですが、どうでしょう? 駐車している車の右の施設は鶴の湯の汲み上げ施設です。奥多摩湖の湖底に沈んだ源泉を汲み上げてこの場所に貯めているのです。ここから幾つかの旅館に配湯しています。9:09ころ。


▲まずはバス停から南へ奥多摩湖畔沿いの山道に進みます。今日は快晴! 9:11ころ。


▲湖畔の道から離れ上へと登って行く場所に道標が立っています。「登山者の皆さんへ」と注意事項が書いてありました。「倉戸山の登山道は大変急峻で、不明瞭な場所が多く、遭難事故が多発しています」。そんなに急峻だったかなぁ? 今日で3回目くらいですけれど、そんな記憶はありません。9:12ころ。


▲尾根の右側面をジグザグに登山道は登って行きます。尾根自体は確かに急峻ですね。いつまでも奥多摩湖の湖面が真下に見えていました。9:51ころ。


▲三頭山や月夜見山だと思うのですが、比較して調べられる写真を撮っていませんでしたから、山座同定は出来ません。それにしても、まだ湖面が見えています。10:03ころ。


▲ここで休憩し、S子はちょっと靴の微調整。10:07ころ。


▲標高はまだ900mあたりでしょうか? 痩せ尾根が続きます。10:32ころ。


▲やはりどれがどの山だかよく分かりませんね。三頭山や月夜見山方面でしょう。10:36ころ。


▲馬酔木が咲いていました。この辺りの馬酔木は今年は裏年なんでしょうか? 蕾もほとんど見られませんでした。10:40ころ。


▲大寺山の仏舎利塔がよく見えます。10:48ころ。


▲倉戸山への最後の急登。S子は木の枝を拾って杖としました。11:21ころ。


▲倉戸山1169.3mに到着です。11:36ころ。

このころになると、雲がだいぶん広がって来ていました。


▲山頂で小休止し、榧ノ木山へ向かいます。最近降った雪が残っていました。11:57ころ。


▲徐々に雪が多く見られるように。12:16ころ。


▲歩く音がザクザクと鳴っていました。霜柱です。12:21ころ。


▲木の幹や枝に付いている白い線のようなものは雪です。それと、写真が何となく白くぼけているように見えますが、小雪がちらついて来ました! 12:24ころ。


▲不思議で楽しい光景! 木の陰による微妙な温度差でこんな模様が完成。太陽だって移動しているのにね!? 12:36ころ。


▲南向きの榧ノ木尾根の中でもちょっと下り坂の北斜面ではこんなに雪が残っていました。12:47ころ。


▲日当たりのいい斜面はほらこんな感じ。12:59ころ。


▲榧ノ木山1485mに到着です。13:15ころ。

女の湯から榧ノ木山までコースタイムは3時間くらいだと思いますが、休憩込みで4時間かかりました。S子としてはまずまずのペースでしょう。

それにしても今日の天気は驚きでした。最初は快晴のポカポカ陽気でしたのに、雲が多い、ときおり小雪が舞うような天気になるとは! 春を見つけに来たのに、冬との再会です!