2016/3/27 前々日にS子と榧ノ木山へ登ってすぐの、今度はヤケト尾根からの日陰名栗山1725mです。体調は万全なのですが、何しろこれから入会しようと考えている山岳会の体験山行ですから、いろんな意味で緊張します。ちなみに会の名前をYYDと表記します。
ヤケト尾根は日陰名栗山の北尾根で、明瞭な踏み跡乏しく、けっこう奥多摩の中では体力勝負の尾根。昔、雪の多く残る中を終始トップでラッセルし、山頂に着いてゆっくりと座った途端に脚が攣った記憶があります。
今日のメンバーはYYDの会長のS原さんと女性会員のN本さん。HPを見るかぎり、S原さんは強そうな方ですし、この山行に参加する女性ですからN本さんも強い方なんでしょう。
S原さんには電車の中で合流。HPの写真で見るよりがっちりした体躯の方です。N本さんとは奥多摩駅で合流。 大柄な女性です。
▲終点の東日原バス停にこれから到着です。8:46ころ。
▲いつも迎えてくれる稲村岩。8:59ころ。
▲八丁橋の先のゲートが立派になっていました。S原さんとN本さん。9:33ころ。
コースタイム1時間のところを40分ほどで来ています。写真を撮る暇もありません。
▲もうヤケト尾根取り付きへ向かう入り口に到着です! 東京都水道局の看板が立っていて「通行禁止 この先、危険のため通行を禁止します」と書いてあります。僕たちにとってはそんな看板は逆効果ですね。ますます行ってみたくなります。9:45ころ。
▲「通行禁止」の看板の横を素通りし、しっかりした踏み跡を辿ります。トップはN本さん、僕が続いて、ラストがS原さんです。9:50ころ。
▲小尾根を右に回り込み、沢床へ下降していくと、吊り橋が見えて来ます。9:54ころ。
▲か細い踏み跡が急な山肌にジグザグについています。枯葉も多く乗っていますから、踏み外しは厳禁。滑落すると谷底へ真っ逆さまです。9:57ころ。
▲高度計を持って来ていませんでしたから、このコル状の地形がどこなのか? 特定できませんでした。僕は860mのコルだと思うのですが。S原さんはまだそこまでは来ていないのでは、という考えでした。確かにまだ吊り橋(標高750m)を渡ってから10分も経っていませんから、810m付近なのかもしれませんね。10:03ころ。
▲踏み跡が尾根の左側(下から見て)に付いていましたが、途中で急なザレ場をすぐ上の尾根へジグザグに登って行きました。尾根に踏み跡がしっかりと付いています。その踏み跡がこの写真の先で再び尾根の左側へ回り込みます。一瞬、ここは踏み跡から離れて尾根を直登した方がいいのではないか? とも考えましたけれど、しっかりした踏み跡があるとどうしてもそちらを選んでしまいますよね。
この写真の左上に写っているコルが860mのコルかもしれませんね。10:19ころ。
▲案の定、その踏み跡は尾根からどんどん離れてしまい、どこかから尾根へ戻らなければならない羽目になってしまいました。尾根へ戻る斜面はどこもすごく急です。そんな中で比較的緩やかそうな斜面を選んで登りましたが、やっぱり急です。枯れ木を掴まないよう、浮石に乗らないよう、細心の注意を払いながら、時には大胆に一歩を踏み出して登って行きました。10:26ころ。
▲N本さんも慣れないこんな斜面をしっかりと登って来ます。10:31ころ。
▲もう、あのあたりまで来ると安全です。10:35ころ。
▲尾根に出るとピンクのテープがありました。最初から尾根を歩いているようです。ここからも時折かすかな踏み跡があることも。基本的には地形的に楽なコースを選んで歩きます。後ろに見えている山は何でしょう? 山座同定する時間もありませんでしたから、よく分かりませんね。タワ尾根なのか、長沢背稜なのか? その両方なのか? 10:37ころ。
▲予報は曇りメインでしたが、思いのほか好天です。10:43ころ。
▲この傾斜がずうっと続くとなかなかに大変です。10:49ころ。
▲後方は長沢背稜でしょうね。カラマツが多くなってきました。11:10ころ。
▲今度はブナの木が現われ始めましたね。11:26ころ。
▲S原さんもブナを写真に収めています。11:37ころ。
▲ときおり雪も出て来ました。11:40ころ。
▲本格的に雪が多くなってきました。11:58ころ。
▲こんな感じ。12:03ころ。
▲見事な太い馬酔木の木が出現しました。12:20ころ。
▲馬酔木の木がたくさん。この辺りの馬酔木にはたくさんの蕾があります。今年は表年のようですね。12:29ころ。
▲とうとう石尾根ニ到着です。あと10mくらい。ずっとN本さんがトップを歩いて来ました。12:45ころ。
ヤケト尾根の取付きから石尾根まで約3時間。東隣りの稲村岩尾根のコースタイムが3時間5分ですから、とてもいいペースです。しかも、休憩込みの時間ですし。途中、2回ほど休憩したのでしょうか? 1回だったかな? 僕がリーダーなら、途中で2回は行動食をとる休憩をすることでしょう。YYDはペースが速い! S原さんが速いのかな? ゆっくりとは意識的に歩けますが、いくら頑張っても速く歩けない人は歩けませんから、速く歩けることはいいことですね。