ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

えびの高原キャンプ2日目は韓国岳登山――4歳の男の子が完歩!

2013年08月01日 | ハイキング/山行μや山行χ

2013/7/15  OCNのパスワード認証機能の故障で数日間ブログの編集・作成ができませんでした。やっと可能になってホッとしています。

霧島えびの高原キャンプ村での2日目です。
前の晩、寝たのは何時だったのでしょう? デジカメで寝る直前に撮影したデータは0:00となっていましたから、真夜中に床に着いたのでしょうね。翌朝はみんな意外と早く起き出し、朝食を食べ、登山出発の準備をしたのでした。

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▲まだ深い眠りの中に漂うMちゃんとK君。6:27ころ。
子供はもちろん早く寝床に着きましたよ。

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▲キャンプ場を出発したのは9:20ころ。高原の遊歩道の横でのんびりと朝食中のシカがいました。9:28ころ。

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▲お店でおにぎりとかを購入。車道脇の登山口からいよいよ登山開始です。先頭を歩くMちゃんとS子。9:38ころ。

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▲昨日は気楽なお池巡りでしたけれど、今日は本格的登山です。4歳のK君はもちろんですが、ママのY子さんにとってもハードな1日になることでしょう。9:49ころ。
前方に見える山が韓国岳です。

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▲D輔、Y子さん、K君。後方建物群の少し左にキャンプ場があるのです。9:54ころ。

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▲K君ダウンか!? 疲れたとかではなくて、眠くなってしまったようです。力強いパパで良かったよね。ただ、ママは大心配。肩車ではなく、おんぶに変えてと訴えています。もしパパが転ぶと酷いことになりますからね。10:04ころ。

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▲振り返ると、昨日歩いたお池巡りの火口湖が見えました。左の山は白鳥山1363.1m、その手前に見える池が白紫池です。右手前が不動池で、その先に見えてはいませんが、窪んだ地形が分かりますけれど、そこに六観音御池があります。10:34ころ。

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▲もうずいぶん登って来ました。5合目は過ぎ、どのあたりでしょう。左からK君、S子、Y子さんですが、K君は眠気を覚まし、元気いっぱいになっています。結局、2合目~5合目あたりでパパの背中にいたようですね。11:27ころ。
九州の夏山は暑い! もちろん、街の酷暑に比べると天国です。ここも陽射しは強いですけれど、下から吹き上げて来る風は涼しくて心地よいものでした。

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▲韓国岳の噴火口です。底へ降りてみたい誘惑に駆られますよね。11:36ころ。

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▲もうすぐ山頂! 手前から、K君、D輔、Y子さん。K君も楽しそうに歩いています。11:44ころ。

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▲韓国岳山頂です。1700.1m。11:48ころ。
山名の由来も諸説あるようです。遠く朝鮮半島まで見通せるから、「韓国を見ることができる山」という意味で韓国岳となったという説もあります。でも、いくらなんでもそれは嘘っぽいですよね。実際、見えはしませんし。もうひとつの説は、火山ですから山頂付近は岩がゴロゴロした場所で、草木の姿が乏しい山です。という訳で、空虚な地、空国(むなくに、からくに)あるいは虚国(からくに)と呼ばれるようになったというもの。まあ、こちらの方が本当っぽいですけれど、真相は闇の中でしょうね。

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▲山頂にて。S子とMちゃんです。この二人が常に先頭を歩いていました。あまり先へ行きすぎるなと、ブレーキばかり。僕が到着するずっと前に着いていました。背後に見えるのは火口湖の大浪池。11:49ころ。

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▲続いての到着はK君とD輔。K君は実に元気! 11:49ころ。

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▲最後の到着はY子さん。11:51ころ。初登山をよく頑張りました。愛娘の力強さに感心しっ放しのママでした。

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▲韓国岳山頂からは南東方向に新燃岳と高千穂峰がすぐ近くに見えます。11:51ころ。
新燃岳は記憶に新しいですが、一昨年の1月からの火山活動で、今も2km圏内には入れないことになっています。本当ならば、韓国岳から獅子戸岳~新燃岳~中岳~高千穂河原と縦走できるのですが、今はここ韓国岳しか登れません。僕は高校時代にその縦走をしたことがあります。中学校の修学旅行で高千穂峰にも登ったこともあるのですよ。

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▲噴火口の縁に立つD輔。柵も何もないので、何かに躓いて転ぶと、下降の底までまっさかさまです。冷や冷やしながら見ていました。11:57ころ。

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▲左からS子、Mちゃん、K君、そして小生です。12:00ころ。

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▲山頂でお昼ご飯にしたかったのですが、人も多く、日陰もなかったので、下山にかかることとしました。僕の記憶が正しければ、確か韓国岳登山は僕自身今日で4回目。そんなに登っているのに、これまで歩いたことがなかったコースが、大浪池方面への下山コース。今回歩くことにしました。最初はガレた火山岩のゴロゴロした急下降だったのですが、途中から写真のような木の階段が現われたのです。12:12ころ。
結局、この階段は避難小屋周辺までほぼ途切れることなく続くことになったのです。

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▲K君の元気はずう~っと継続中です。K君にとってはこんなに大きな段差の階段もパパに手を握ってもらって、ピョンピョン跳びはね駆け下りていました。12:12ころ。

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▲傾斜のない階段のない山道に来ると、K君はどんどんみんなの先頭に立とうとします。一人ではやっぱり危ないので、「大人全員を抜いたら駄目」というK君ルールを急遽確立。
大浪池の火口壁の下に建つ避難小屋でお昼ご飯を食べ、池には寄らずえびの高原へ降りることにしました。写真は大浪池とえびの高原の中間点あたりでしょうか? 13:35ころ。

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▲小さくて黄色のきりっとした花が咲いていました。ネットで調べると、確信はありませんが、サクラソウ科の「こなすび」のようです。実が小さななすびのようだからこんな名前が付いたようですね。13:41ころ。

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▲標高などによって様々な森の姿を見せてくれます。この辺りの広葉樹林はなかなかに美しい森でした。快調に先頭を行くMちゃん。「私の山の実力は?」と訊くので、「ベテランとはまだまだ言えないけど、だいぶん力も付いて来たのでベランダかな?」と答えると、何故だか受けまくっていました。13:54ころ。

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▲キャンプ場のすぐ近くまで帰って来ました。広大な芝生の広場があって、K君とパパはラグビーの練習なんでしょう、2人で走り回っていました。ちなみにD輔は熊本県代表として花園出場経験があり、K君は今キッズラグビーに熱中しています。15:02ころ。

今日のコースは約4時間のコースでした。それを休憩込みで6時間弱で歩きました。立派なタイムだと思います。K君の元気には大感心! 小さい子供ですから、いつガクッときて歩けなくなるか心配でしたが、パワフルなエネルギーはこれ位では涸れませんでしたね。

キャンプ場に戻り、テントを撤収しました。チェックアウトは本当は10時ころなんですが、この日のお客さんがほとんどいないということで、「登山が終わってからのチェックアウトでいいよ」と言われていたのです。いいキャンプ場でした。また泊まりたいですね。

帰路、霧島山を下る途中にある白鳥温泉で汗を流しました。熱い、いいお湯です。水風呂もあってK君はキャッキャッと叫んで水風呂に入っていました。
夕陽が沈み終わった頃、熊本へ戻り、居酒屋へ入ります。いつもながら、下山後の打ち上げで飲む酒は旨いものです。

今回初めて甥っ子家族と山へ行きました。他では味わえない楽しさがありますね。これからも続けられればと思っています。

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