徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ーマレーシア・バターワースからタイ・バンコク、バスの旅ー12月18日

2011年12月22日 | マレーシア・シンガポール
バターワース駅からフェリー乗り場に隣接するセントラル・バスターミナルに
行き、キップ売り場のバンコク行き窓口を探した。
仕切り屋のおばちゃんが
       「どこに行きたいの?」
       「バンコク」
       「バンコク?」
       「タイのバンコク」
       「それなら、ハジャイまで行きな。
        ハジャイからはバンコク行きのバスが出てるから」

 バスは午後4時に出ると言う。
 ハジャイまでの料金は35MR。

 地図を開いてみると、ハジャイはタイの町だ。
 
 国境を越えると、通貨は「タイバーツ」だ。

 また駅に戻り、駅前の「両替所」で手持ちのマレーシアの通貨を
 タイバーツに両替した。

 ターミナルに戻る前に、マーケットで休憩し、コーラなど飲み、
 3時半になったので、バス・ターミナルに戻ると、
 同じ列車で行くはずだった外人グループも集まっていた。

 出発は27番標識からと言っていたが、4時前に、バス会社の人間と
 おぼしき男性が「ハジャイ!ハジャイ!」と連呼しだした。

  そして、俺に着いて来いと言う。

 バスは27番標識ではなく、道路傍に停車していた。
 バターワース発ではなかったのだ。

 のんびりとコーラなど飲んで4時にターミナルに戻ったら
 完全に乗り遅れていたところだ。
     
     このバスに乗った。
     運転手と運転助手、添乗員は全員インド人だった。
     
     乗客は途中のランカイウに行く観光客なども乗車している。

    バスは国境に近くなると、
     
     国境検問所に近い所で、休憩した。
     この時、添乗員が全員のパスポートを集めた。
     どうするんだろうと思っていると
     タイの入国カードにタイプで記入して戻してくれたのだ。
     金を取るのかな?と思ったら無料だった。(笑)

     ここからは、乗客はワタシを含めて9名になった。
     全員、列車キャンセルの外人客だ。
     フランス人、ロシア人、ドイツ人。

     再び乗車し、数分でマレーシア側のイミグレで出国手続き。

     再び乗車し、国境緩衝地帯をしばらく行くと
     
     タイランドの国境管理の建物。
     
     このゲートから先がタイだ。

      タイの検問所で入国手続き。
      この時は荷物を全部持って下車しなければならない。
      だからと言ってタイ側の税関検査が厳しいかというと
      そんなことはなく、フリーパスだ。

      ただ、バスが同じバスなので、そのバスがタイ側に
      入るときには、バスの中に荷物を置かないという規則が
      あるのかもしれない。

      ここの入国手続きでロシア人の2人組がトラブった。
      なかなか通過してこない。
      10分ほどして、やっと解放されたらしく、戻って来た。

      フランス人の4人組とドイツ人の2人組は
      運転手助手に「バンコクにどうやって行けばいいのか?」と
      しきりに訊いている。

      運転助手の英語は、英語のようでもあるが、タミル語混じりの
      英語なので何を言っているのか分からない。

      そうこうするうちにバスはハジャイのバスターミナルの外側に
      到着した。

       運転手が「ここだ。バンコク行のバスはあっち」と
      これまたタミル語なまりの英語で言うので
      伝家の宝刀「ヒンディー語」で話しかけると
      「こう行って、ああ行って、カウンターがあるからそこで云々」と
      親切に教えてくれた。

      時刻は午後8時を回っていた。

      バターワースから4時間の道のりだ。

      ワタシは朝9時半から歩いているので、もうすでに11時間は
      経過している。

      バス・ターミナルに行き、バンコク行のカウンターで
      次のバンコク行の時間を尋ねると
       午後7時45分発が一枚だけ残っているという。

       即、購入。 802バーツ(約2400円)

       タイバーツに両替していて助かった!

       それにしても、出発が7時45分?

       あれっ? ワタシの腕時計は午後8時30分。

       とっくに過ぎているじゃない!

       でもバスターミナルの掛け時計を見ると午後7時半だ。

       確認するため、ベンチに座っているオジさんに時間を訊くと
       7時半だと言う。

      そうだ! マレーシアとタイとの間の時差は1時間あるのだった!
     
       外人組は のろのろとターミナルにやって来たが
       バンコクまで802バーツなのと、この後のバスの出発が
       相当後らしいので、なにやら相談していると
       どこからともなく男が現れ、
       「車をなんとかかんとか」と言っている。
       多分、ライトバンの白タクなのかもしれない。
       彼らは、その男にのこのこと付いて行った。

       バスは定刻に出発して。
       ワタシより先にハジャイに到着した外人2人組も乗車した。
       ワタシの席は一番後方。
       その一番後ろの後ろに平らな荷物置きのような台があるが
       ここにバスの車掌が布団を敷いて寝る。
       一番の特等席なのだが、この人、肥っていて
       「無呼吸症候群」のような人で、いびきが途中で止まり
       また復活するの繰り返しで、ワタシは眠れなかった。

       バスには「トイレ」も付いているのでむやみやたらと
       「トイレ休憩」はしない。

       午前1時過ぎに「ドライブイン」で「軽食のサービス」
        
        「おかゆ」と「空心菜」「チキン」と「高菜」のようなもの。

      はじめ、車掌が言っていることが全然分からなかったのだが、
      もちろんタイ語だから、つまりは「軽食準備してます。無料です」と
      言うことだったのだ。

      ワタシがトイレに行き、ドライブインのお店の探索をしていると
      車掌が「こっち、こっち」と手招きするので、
      偶然、このタダの軽食に有りつけたのだ。

      食べていると外人2人組が通りかかったので、声を掛けると
      「食べない」と言う。

      食べたくないならしょうがないな~~~。(笑)
        
      バスが続々とやってくる。

      ここでの小休止のあと、午前6時にバンコクのバス・ターミナルに
      到着した。

      バンコク市内地図を持っていないワタシには、この場所が
      バンコクのどの辺に位置するのか皆目見当がつかない。

      バイクの運転手に、スクンビットと言うと「遠い」
      バイクで「600バーツ」と言う。

      これは相当遠い。
        
        ホテルに到着し、市内地図で見たら、市外だった。(笑)
        左上の赤い囲みをしたところだ。
        ここのバス・ターミナルは「南方面」行きのバス・ターミナルだ。
        

      タクシーの運転手に訊くと、ここから2時間掛るという。

      市バスで行くしかない。

      バスの案内所で訊くと、511番のバスがスクンビットを通る
      と教えてくれた。

      バンコクの町を走っている、あのオンボロバスだ。

      遠いので料金35バーツ。

      車掌さんに「スクンビット」で降ろしてと頼む。

      バスは1時間ほどで市内に入るが、市内の状況は
        
        通勤時間帯とあって、大渋滞。
        これじゃあ、2時間も当たり前か!

       電車の駅で言えば「ナナ」、「アソカ」あたりがスクンビット通りだ。

       そこで下車し、ホテルを探す。

       ここで、ワタシは大失敗をしたことに気が付かなかった。

       ホテルの住所をメモしたのだが、ソイ(Soi、ブロック)番号を
       書くのを忘れたのだ。
       番地は書き写したものの、ソイ番号を書いていないため
       うろうろと探し回った。

       高いホテルではないので、路地にあるかと、路地にも入って行った。

       いろいろな人に道を訊いた。

       韓国マッサージの店のお姉さんが道路を箒できれいにしていたので
       このお姉さんにも訊いた。

       お姉さんは親切にも、電話してあげるから、電話番号は?
       と言うので、トレイルバッグからPCを出して
       住所を確かめると、なんとソイ番号を書き写していないことが
       発覚!

       「ソイ 10 なら、道の向こうよ!」

       お姉さん ありがとう。 カム・スムニダ!

        
        なんと! 道にホテルの標識が出ているではないか!
        「Cozy AT TEN 」 

       ホテルに到着したのが、午前9時過ぎ!

       昨日、ジョージタウンのホテルを出たのが9時半なのだから
       ほぼ24時間、さまよい続けているのだ。

       チェックインは正午からだと言うので、バックパックを
       預けて、ミャンマー大使館にヴィザの申請に行くことにした。

       「休む」とそのまま眠り込んでしまいそうなので、
       体力を振り絞って出かけることにした。

       情報によると、ヴィザの受付は
         午前は  9時から12時
         午後は  1時から3時  だという。

       ところが、無理して出かけて正解だった!
           
       ヴィザ申請受付は午前9時から正午までとなっているではないか!
       (これはヴィザを受け取りに行った時に取った写真です)

      このところミャンマーは政情が比較的安定しているため
      観光客の増えているのだそうだ。

      申請者の列は、外まで並んでいた。

      ミャンマーへの入国ヴィザは日本で申請する場合
      「会社の在職証明書」、「名刺」なども必要だ。
      なんでもジャーナリストの入国に神経をとがらせているため
      このような措置を講じているとか。

      しかし、バンコクのミャンマー大使館で申請する場合は
       写真2枚
       申請用紙 1枚
       パスポートの コピー 1枚ですむ。

       つい最近まで 申請書 大小 1通ずつだった。

       だが、今回は1枚でよかったのだ。

       このように、申請方法がどんどん変わる。

       観光客が増えると、窓口の係員も大変で、
       申請申し込みに「空欄」があってはならないと言われているが
      「空欄」があっても、受け付けてくれる。
       もう、いちいち中身など調べている暇がないといわんばかりである。
        
       受け取り月日も手書きで書くので、
       もう殴り書きだ。

       判読不可能!

       たいていは これはなんて書いたんですか?と訊き返す。

       係員はぶっきらぼうに「ウエンズデイ」などと答える。

       ヴィザ発給は当日発給もあり、それは費用が掛る。

       通常は申請日から3日後だ。 

       ワタシはギリギリ 11時45分ころに申請を受理された。

       ホテルに戻ると午後1時近かった。

       シャワーを浴び、缶ビールを飲み、ベッドに倒れこんだ。

       目が覚めたのが午後6時だった。          
        
      
     

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