徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅~クスコからリマ、23時間バスの旅~7月16・17日

2013年07月21日 | 南米
   朝、10時にホステルのチェックアウトをし、
   正午までホステルのロビーでパソコンをいじる。
   どうも、昨日から、また一段と冷えて、ホステルの暖炉に火がくべられた。
   これから向かうリマの天気予報と気温をネットで調べると
   最高気温25度の予想。
   それなら、チリで買って、現在着用している長袖のフリースも捨てようと
   思ったが、バスの中で寒くなったら困るので、それも着用することにした。
   ホステルのスタッフにバス・ターミナルまで歩いて行けるかどうか訊くと
   歩いても30分くらいで行くことができるということだ。
   だったら、見物かたがた歩いてバスターミナルに向かうことにした。
   正午きっかりにホステルを出て歩いた。
   それにしても、街は昨日の夜からちょっと騒がしい。
   昨夜は「花火」も打ち上げられていたし、今朝も7時半ころから
   花火の音がした。祝日なのだろうか?
   バス・ターミナルに向かって歩いていると
      
      こんな公園に出くわす。
      
      オープンエアーの二階建観光バスが止まって、観光客が写真を
      撮っていた。ワタシも真似して撮ったが、なにこれ?(笑)
      
      プーノからバスで来た時に記憶にとどめておいた銅像。
      この近所にバス・ターミナルがあるのだ。
      バス・ターミナルまで、のんびり歩いたので40分かかった。
   リマ行きのバスの出発時間は午後2時なので、まだ時間がある。
   腹ごしらえのため、バス・ターミナルから外に出て、食堂に入った。
   定食屋があった。
      
      スープ と
      
      スパゲッティーで 4.5ソール(180円)
      量が少ないものの、値段が安い。
      クスコの街中は物価が高いが、観光客相手ではない店は安い。
    今日乗るバスは
      
      このバスでプーノから、ここに到着した時に予約したので
      座席は二階の最前列の場席番号1番だ。
      ここから見て、二階右側の一番前の席だ。
      南米最後のバスの旅、眺めの良い席を確保できたのだが、
      このバスのフロントガラスにはヒビが入っていた。
     バスが発車し、クスコの街中を走っていると
      
      面を付け、なんだか「田植え踊り」のような踊りをしながら
      練り歩いている集団と出会った。
      
      その後ろに女性の踊り手も続く。
      予想もしていない光景だったので、カメラで焦点を合わせる間もなく
      バスは進行した。
     クスコの街を出ると、だんだん標高が高い山を曲がりくねった道を
     進む。
      
      
      道路標識も「直角」に曲がる標識や
      
       こんな標識や
      
       こんな標識の連続だ。
      クスコからリマまでの距離は1000キロ以上。
      クスコからアキレパという街に出て、リマまで
      パンアメリカン・ハイウェーの高速道路で快適に行くこともできるが
      ワタシのルートは峠を乗り越え、乗り越え、リマに向かうルートだ。
      
      
      もう山の影になった日陰でおしゃべりに興じる老婆。
      つづら折りの峠は、「いろは坂」の比ではない。
      
      未舗装の道もあり曲がりくねり、
      
      前方から来る車は砂煙をあげて近づいて来る。
      でも、峠を越える道だけに景色は良い。
      
      
      
      
      
      
      
      山を巻いて峠を越えるため、トイレが大変だ。
      狭いトイレで立って「小」をすることが難しい。
      未舗装の道路の場合は横揺れが激しく、また、急カーブが多いので
      その遠心力でまっすぐ立っていることができない。
      片手で手すりにつかまり、なんとか所定の場所に「小」を
      落下させる。(笑)
      
      
      
      
      バスの運転手も気が抜けないので、たぶん居眠り運転などしている
      暇などないはずだ。
      
      ほら、前方から大型トラックが曲がって現れた!
      
      夜になり、午後9時頃、夕食が出た。
      少量の「炒飯」みたいなご飯とコーヒーだ。
      ワタシの隣の席のペルー人の大学生が「ここどこ?」と訊く。
      ワタシに分かるはずがない!(笑)
      一番前の座席は「足」を窓枠に伸ばして置けるところが良い。
      うとうとと眠るがどうも「眠り」が浅く、時折、「夢」を見る。
      なんの夢なのか覚えていないが、ハッとして目覚めるとバスの中だ。
      朝がやって来た。
      
      どうやら一晩で山を越え、海岸沿いのアメリカン・ハイウェーに
      合流したらしい。
      
      
      
      道の両側は「砂丘」なのか「砂漠」なのか・・・
      
      とうもろこしを干し草にしたような草を山のように積んだトラックが
      そろそろと走っているのに追いつく。
      が、このトラックが道端に避けるまで抜くことができない。
      
      朝食は、ジュースとスポンジ・ケーキ。
      
      まったく直線道路だ。
      これじゃ~~、運転手も眠くなるんじゃ~~ないかと心配になる。
      でも、この長距離バスは運転手が二人体制だ。
      
      左側に海岸線が見えるが天気が悪くて海の色がはっきりしない。
      午前10時頃
      
      リマの郊外までやって来た。
      あと2時間ほどでリマの街中に着くはずだ。
      
      市内に入ると渋滞が始まる。
      リマの長距離バス・ターミナルがどの辺に位置するのか気になる。
      市内の様子を見ていると、大型スーパーの「メトロ」と
      メトロの向かい側にある「ケンタッツキー・フライド・チキン」の
      店の前を通過した。
      「あれっ!5月にここで買い物したスーパーだ」
      そう思っていると、バスの進行方向に国立競技場の国旗掲揚台が
      見えて来た。
      「もしかして、宿まで徒歩圏内かも?」と期待を抱かせる。
      予想通りだった。
     前回、リマに到着した時は、利用したバス会社の専用ターミナルだったが
     今回到着したバス・ターミナルは、そのバス・ターミナルの近所だった。
     群がるタクシー運転手を制止して、ワタシはバックパックを背負い
     宿に到着した。たった10分だった。
     やはり、5月に来た時に「徘徊」していたのが役にたった。(笑)
     結局、クスコのホステルを正午に出発して、リマのホテルに到着したのは
     翌日の午後1時だから、25時間の旅だった。
     バス、そのものの乗車時間は23時間だった。
     天気予報では「晴れ」で、最高気温「25度」が
     どんよりとした曇り空で、リマで荷物になるから捨てようとした
     長袖フリースが捨てられない。
     さすがに疲れたので部屋で横になり、うとうと眠った。
     夕方に宿のスタッフの午前4時空港までのタクシーの予約を頼み
     近所の中華店で
       
       具沢山の炒飯にビール大瓶2本。
     明日は午前3時起きなので、早々に寝た。     
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