徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅~マチピチュ徘徊~7月15日

2013年07月21日 | 南米
   早く寝たので午前4時頃目が覚めた。
   午前5時頃から一階の朝食コーナーが騒がしい。
   宿泊している連中が朝食を取り、出て行くので騒がしいのだ。
   しょうがなく5時半ころ一階に下りてゆくと
   ホテルのスタッフが
   「昨夜、10時頃、ガイドが来て、あなたの部屋をノックしたが
    返事がないので帰った。今、ガイドに電話してみるね」と言って
   携帯で電話した。
   ガイドに代わると
   「午前6時20分から6時半までに、マチピチュのゲート前に来てくれ」との
   ことだ。そこでワタシのような個人パックツアーや少数グループの
   英語ガイドをするとのことだ。
   ワタシはうすら返事で「分かった」と言ったが、
   なにしろ、相手の顔も名前も知らない。
   それに、ワタシは「ガイド」なんていらない。
   勝手に徘徊したいのだ。
   それでも、6時半までにマチピチュの入口まで行こうと
   そそくさと朝食を取り、バス停に向かった。
   バス停には、もう列をなして観光客で一杯だった。
   バスはどんどんやって来て、観光客を乗せて出発する。
   ワタシが乗り込むと、席がひとつ空いていたので座った。
   隣は日本人女性だった。なんでも、昨日はガイド付きでマチピチュに
   行ったが、今日は「自由行動」なので、また、行くという3人組だった。
   マチピチュは国立公園(?)で入場料が180ソル(7200円)だから
   高い!2日も通ったら、14400円だ!
   つづら折りの坂を25分くらいバスで登るとマチピチュの入口だ。
   バス代も入場料もあらかじめパックになっているので入場券を買う
   必要はない。
   一応、電話でガイドが公園のゲート付近に集合と言っていたので
   行ってみたが、時刻は6時半を過ぎていたし、ガイドの顔も名前も
   知らないし、それらしき人物がいなかったので、ガイドについては
   さっさと諦めて、列に並び、入場した。
   小雨が降っていた。
       
       
       
      空中のインカ都市。マチピチュ。
      なんでも、インカ帝国の都市を徹底的に破壊したスペイン軍が
     ここだけは地上から発見できなかったのだそうだ。
     周りの山に埋もれ、空中からでなければ発見できないほどで、
     1911年に発見された時には、すでに「草」に埋もれた
     「廃墟」になっていたそうな・・・・・。
       
       
       
      絶壁とも呼べる急峻な山に囲まれたマチピチュ。
       
       インカ・ブリッジと呼ばれる木の橋まで徘徊する。
       
       
       絶壁に木の橋がかかり、その向こうに道があるが、
       すこし先は今は道なき道のようだ。
       現在は、この手前で行きどまりの標識が掲げられているが
       ここが繁栄していた当時、インカに人々はここを歩いていたのだろう。
       
       断崖絶壁のこの緑の草木が生い茂ったところが、
       かつて道があったところなのだろうか・・・・・
       
       
       
       徘徊老人は、あちこち徘徊する。(笑)
       もう二週間も高地に居るので、
       マチピチュの2千メートル級の標高はなんでもない。
       
       
            
       
       
       
       リャマも観光客向けに飼われているようだ。
       日本人の団体さんもいる。
       
       ワタシはインティプンクという所まで徘徊する。
       
       
       
       眼下にはマチピチュ村からマチピチュまでのつづら折りの
       道路が見える。
       
       
       
       
       インティプンクに辿りつくと、標高は2720メートルしかない。
       
       石積みの遺跡には棚のような窪みがある。
       ここに「荷物」を置いてひと休みしたのだろうか。
       ワタシも「ひと休み」し、物陰で、マチピチュ来訪記念に
       「マーキング」をした。(笑)
       
       
       
       3時間も徘徊すれば、ほぼ周りきることが出来る。
      ワタシは4時間ほどマチピチュを徘徊し、帰りはバスに乗らないで
      歩いて村まで戻ろうとしたが、雨のため道がぬかるんでいるので
      また、バスに乗って村まで戻った。
      帰りの列車の時間までまだ時間があるので、駅周辺を徘徊したり
      「珍しく」お土産を買ったりした。
       
       こんなホステルがあったが、泊まりたくないホステルだ。(笑)
       第一、名前が良くない!(笑)
      昼飯がまだなので、山にも登ったし、ビールでも飲むか~~~。
       
       ツーリスト用セットメニュー。 アボガドのサラダ。
       
       クリーム・スープ
       
       今日も「マス」
       セットメニューそのものは15ソル(600円)だったが
       ビール大瓶1本とサービス料で結局1300円くらいになった。
       
       
       午後3時近い列車でオリャンタイタンボに向かう。
       ワタシの向かいの席のこの二人の会話がすごい!
       英語をほとんどしゃべれないスペイン人(左)と
       同じく英語がほとんどしゃべれないフランス人(右)が
       英語で会話をしている!
       これが、お互い通じていると思っているところがスゴイ!(笑)
       ここからクスコへは駅前でツアー会社のバスが待っていると
       言っていた。
       ホントかな~~~?と疑心暗鬼でいたら
       本当に待っていて、20人くらいが一緒のバスだった。
       三つくらいのツアー会社がひとつのバスに客を乗せたのだ。
       全員名前を確認して、さあクスコに向けて出発だ。
       あとは、午後7時頃、クスコに到着だと、ホッとひと安心していたら
       スペイン語も分からないアメリカ人の若い女の子二人が
       途中で、このバスに乗るつもりはなかったから、
       オリャンタイタンボまで戻ってくれと言いだした。
       バスは道端で30分停車。
       運転手は英語とスペイン語のできる客に通訳させて、
       携帯で彼女たちのツアー会社と話している。
       「あ~~あ、これでクスコ、午後7時到着は無理だ」
       結局、彼女たちとクスコまで乗せて行き、それからの行動は
       ツアー会社が面倒を見ることで一件落着した。
       彼女たちは、乗客に「ソーリー」と謝ったが・・・・。
       最後にケチがついたな~~~~。(笑)
      この30分停車のためクスコに到着したのが午後8時近かった。
      ホステルに戻り、トレイル・バッグを置き、夕飯に出かけた。
      実質的に今夜が最後の南米旅行の夕飯だ。
      先日と同じチキンの串焼きにビール、グラスワイン。
      明日から、強行日程だ~~~!       
       
       
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