おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

靖国問題も選挙次第

2005-05-25 23:17:05 | つぶやき
 公明党の神崎さんがコイズミさんに注文。「もっと大局的立場で靖国神社問題を」と。しかし、コイズミさんにはあまり効き目がない。
 思えば、イケダ先生の方針を受けて、公明党は結党以来、中国との国交回復を党の基本方針として、中国との関係改善をどこよりも熱心に行っていた。文化交流でも頑張っていた政党。
 支持団体の創価学会もそうした行動の実績から、中国首脳からも一目も二目も置かれていた。自民党の田中角栄並の恩人扱いが常だったような気がする。今でも学会は、中国の首脳との交流や、北京大学などと創価大学との学術交流も盛んに取り組んでいる。そのため、イケダ先生も名誉何とかという「称号」を貰っていた。
 今のコイズミさんの「何が何でも靖国参拝」発言には、苦々しく思っている学会員は多いはずだろう。言ってみれば、コイズミさんには選挙協力の切り札をという最終兵器をちらつかせて、思いとどまらせることができそうな唯一の立場が、今の公明党のはずだ。
 勿論、自らの信仰基盤に最も抵触するのが神社参拝。これは日蓮聖人の「立正安国論」の精神にもっとも違背することだからだ。罰が当たるどころか、仏(日蓮聖人)弟子失格という、もう全くの新興宗教団体となりさがってしまう。
 だから、そうした内部事情からも、思いきって発言したのだろう、神崎さんも。でも、そこまでコイズミさんの翻心を促すというような力強さはなさそうだ。
 どうも都議選で自分たちが不利にならないよう、即ち学会員の選挙活動が鈍くなって一票でも取り逃がしたら一大事、という程度のスタンスくらいにしか思えないのだ。都議選を完全勝利する闘いが、今年の学会の最大のイベントだから、ここは、都議選に向けての選挙向けのアリバイ工作とすら感じる。いつもの「得意」の戦法だ。こうして、自らの信仰上の正邪に関わることについても、選挙次第になってしまった。
 もしそうなら、創価学会は、公明党の集票組織に堕落してしまうだけ。信仰の組織ではない宗教組織にしがみつく学会員は、気の毒以外の何物でもない。いったい、声を大にしてコイズミNO!という学会員はいないのだろうか、自らの信仰上の信念に基づいて。
コメント
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