おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

遠くの山々にはまだ雪が

2005-05-06 10:49:57 | つかのまの旅人
 5月3日、江別市に行って来ました。ちょっとした会合があって、話しをしてくれということで出かけたのです。何回か北海道には出かけていますが、今回の北海道は、去年の8月、旭川と帯広に出かけて以来でした。
 去年、北海道は大変暑い夏で、クーラーの設備もなくて暑さには負けました、との話しを聞きました。今年は、寒い日が多かったらしく、2、3日前までは天気もぐずつき、みぞれも舞ったということでした。そのころは、東京をはじめ関東地方はよく晴れ、初夏という気候だったので、その差に今さらながら気づかされました。
 しかし、5月3日は快晴で、心地よい春風。穏やかでとてもすがすがしい一日でした。遠くに霞む山々はまだ雪がたくさん残っていましたが、かえってそれが、むさ苦しい都会の町中に比べると爽やかな感じがしました。空港からの高速道路の道ばたにも、一般道の道ばたにも、ふきのとうがもうちょっと伸びきった様子でしたが、薄緑の茎をそこここに出していました。
 ところで、高速道路から脇を見ると、かなり薄汚く黒ずんで、所々白い小高い山が目に付きました。何ですか? 市内各所から運んだ雪の山ですね。これで3分の1くらいの量に減りましたか。注意していると何カ所かそういう「山」がありました。
 考えてみると、かなり以前に、それも「雪祭り」の日に札幌に行ったことがあって、あとは夏時分しか出かけたことがなかったのです。冬から春、そして夏と、どんどんと季節が移り変わり、景観も大きく変わっていく。こうした風景を驚きとともに、はじめて目にしました。
 道はもうまるで一直線、どこまでも続きます。その広い道を軽快に車を走らせてくれました。スピードの出しすぎ、出会い頭の事故なども多い、と聞きました。かつては、スパイクタイヤのために春先は街全体が舞い上がる塵埃でひどい状況だった。今はスタッドレスなので全く違います。
 江別は今、札幌のベッドタウンになっていて、しゃれた住宅が建ち並んでいました。屋根はフラットなものが多く、雪の重さで屋根がつぶれるのでは、と余計な心配をしました。かなり鋭角に切った屋根が多いのかと思ったので、意外だったのです。このことは、前に来たときにも感じていたことでした。この方が風で雪が飛ぶからいいのですよ。それから家と家との間にブロック塀などはありませんよ、積もった雪を出すのに困りますから。
 どこまでもまっすぐな道を走らせながら、話しをしてくれました。わずかな時間の中での、北海道の自然と生活・・・。同乗してくれた方は、愛知からの開拓者の末裔でした。今は札幌に居を構えていますが、実家は愛別です。
 ほんのちょっと、それも空港から会場、そして束の間の歓談、また会場から空港ということでは知ることの出来ない、その地での「自然と生活」の深さを思います。
 新千歳空港は、お客さんで一杯でした。往きも帰りも飛行機は満員で、家族連れのにぎやかな姿も多く見かけました。
コメント (2)
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