おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

時すでに遅し

2006-03-31 23:12:44 | 平和
 たぶん多くの人が思ったでしょうね。今回のM党のM君の辞任。それからもう一人のダメ男、N君。こちらもやっと辞表を出すことに。国民はとっくに二人ともそういうふうになること、そういうふうにしかならないことを分かっていた。にもかかわらず、何を思ってかぐずぐず居直ってここまで来たのですな。
 お辞めになる、はいそうですか、よかったですね、お互いになど、とはもうならないのです。今辞めるくらいなら、何で今まで地位にしがみついていたの?さっさと辞めるはずじゃないの?今になってM党の厳しい現状(国民からの支持がなくなって、千葉での補欠選挙に勝てない)。そういうことは、このドタバタ劇が始まって以来、誰でも感じていたこと。それをなんだかんだ言い訳をしつつ、ここまで引きずってきた。
 挙げ句の果て、コイズミ自民党のいいように国会運営がなされて、あれよあれよと言う間に予算を通す。まともな論戦も出来ないまま、ただただコイズミさんの思うがままに推移した国会。永田町的思考にドップリ浸かっていたのは、自民党ではなくてM党であったのですな。永田さんに永田的思考が見事に覆されたって、これはマンガですね。
 所詮、選挙互助組織でしかないM党。選挙云々で、はじめて辞任を決意する。これこそ自民党の思うつぼ。何の理念も戦略もない、政党のこれこそなれの果て。結局、また分裂しかないのでしょう。M君も今回の利敵行為を文字通り実践するためには、パッと自民党に移籍した方がいいような感じ。
 マスコミだって今さらのM党のことなんか関心なし。問題児・コイズミチルドレンの結婚相手を追いかけて、またまたM党のお家騒動も無視している有様。どうせ視聴率もかせげないから。
 ここまで来れば、いよいよ解党的出直しというわけで、執行部総辞職。この機会に、何人かは自民党の移籍するなど、というさもしい連中も出てきそうな雲行き。何しろ、次の党首に名前が挙がっている人が、何と小沢某。とっくの昔に過去の人になった御仁じゃないですか、この男。政党を作っちゃあ壊し、影の親分気取りでいる、実に時代遅れの男を担ぎ出そうっていうんだから。呆れてモノが言えない。
 自民党の後継者争い。安倍さんだって、他の人だってよほど小沢某よりは国民受けする、しゃれたことをマスコミ向けに発信している。そう思っているのは小生だけだろうか。
いったい、今の政治に、自民党のやりたい放題路線・言いたい放題路線を阻む野党はいないのか。野党第1党がこの体たらく。いよいよお先真っ暗の日本国ではある。
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世界一ですって

2006-03-30 22:58:49 | つぶやき
「好機到来、タワーでパワーを」なんて
お世辞にもうまいといえないスローガンですがね
何だか本決まりになりそうですってね
あれよ、あれよ、という感じですか

東京下町の心意気なんですかね
ど~んと出ましたね、今度ばかりは
何だって600メーターですよね
高いの何のって
どうも電波塔としては世界一だそうで

このあたりは、もう小さい頃から知っていましたが
まさかこんなところにね
東京タワーみたいのが、もっとでかいのが出来るなんてね
信じられませんよ
大体高い建物もないし
ささやかな商店街と民家が建ち並ぶっていうか
裏通りはごみごみしている下町風情ですよ、ここは、いや失礼!

お寺も多いし、商店たって
そんな賑やかなじゃないしね、どうみても

何ですか、東武が500億かけて
建てるとか何とも豪勢ですな、東武さんも
たしかイシハラさんは、そんな無駄なモノ、とかいって
眼中になかったんじゃないですか

それがね、ここに巨大タワーがねえ
見上げるようなヤツが立つんですからね

そうそう、ほら映画の「ALWAYS」の世界みたいじゃないですか
東京タワーの足元にあった、小さな商店街が舞台の映画
なかなかいい映画でしたがね
昭和30年代の雰囲気が
郷愁以上に、う~ん何か今に訴えるような気がして
ホント良かったですよ

何だかそんな雰囲気が、まだまだ残っているような
下町、寺町、商店街、たたずまい・・・
ここに世界一のタワーがねえ
まるでウソみたいですよね
採算が合うんですかね、500億円もかけて、東武さんも
好機到来、ってただ地上げ屋が横行するだけじゃあ困りますよね
区画整理だの、立ち退きだの、って
これからこの辺りも大変になるんでしょうね

いやね、すぐこの先にお寺がありましてね
お盆やお彼岸には来るんですよ
小さい頃から
今までもう45年くらいになりますかね
もう通い慣れた道筋ですがね
しょっちゅう行き来してますよ

昔からあまり変わらないところでしたがね
いあやそうでもないですか
地下鉄が通った、駅前が整備された、大きなマンションが建ったって
たしかに変わってはきていますが

今度はもうそれ以上の大変化でしょう
何しろ世界一のタワーが立つんですから
下町復権の好機到来なんですかね
観光客相手の商売くらいしかはやらないとしたら
何が利点なんですかね

なるほど浅草観光か
この辺りじゃ普賢さまくらいしかありませんものね
そういえば、東京タワーにも
芝の増上寺とかお寺さんも多かったんじゃないですか

いったいどうなることやら
楽しみでもあり心配でもあり・・・
おっともうこんな時間ですか
いやあすっかり長話をしてしまいました
お茶一杯でごめんなすって
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庶民的感情では納得できない医療裁判

2006-03-29 00:29:46 | 世間世界
 医療事故の地裁判決。業務上過失致死を問われた医師が無罪に。運び込まれた時の対応のミスについては厳しく指摘されたが、結局、無罪。
 庶民の感覚では納得がいかない。無罪の理由が、適切な判断をしたとしても延命は不可能であったから、と。結果的に死んだんだから罪(過失致死)は問えない、ということのようだ。これでは、医師の処置ミスを指摘した判決文は、いったいどういう意味を持つのか。カルテを改竄したことについても、医師としての善意の行為とすると判断している。
 結果的に死を免れられない(かもしれない)状況下にある患者。その人に対する医師の措置としては、「様子がおかしい、大丈夫ですかこの処置で」と訴える家族の願いを踏まえて、最善を尽くすのが医師としての使命ではないか。結果的に死亡は避けられないから「無罪である」とするなら、延命装置をはずして多数の人間を「死に至らしめた」事件も無罪となるに違いない。たとえ、それが医師の独断的な判断によるにしても。
 今年の大学受験。その受験地図も大きく変わったらしい。これまで東大受験一辺倒、その合格者数を競っていた(新聞社系週刊誌で)有名私立高校の受験生が様変わりして、医学部(東大以外の)志望が増加したという。つまり、医者になろうとする若者が増えてきたということらしい。
 けっこうなことではある。医師になりたい理由に、金儲けが出来る商売だからということではなくて、人間の生命を救おうとする積極的な姿勢があって欲しいものだ。たしかに今後、終末医療を巡る悩ましい問題が起こってくる。一方で、小児科や緊急医の不足が深刻にもなっている。また、医療を巡る裁判も多発するに違いない。そうした医療を取りまく環境が大変化する中で医師を目指す若者の存在。
 死んだ子どもは、有罪であろうと無罪であろうと返っては来るはずがない。にもかかわず、あえて裁判を起こした両親の亡き子を思う気持ち。医療現場の生死を分かつ、瀬戸際の治療行為の是非を問うたはずの今回の裁判。しかし、患者と家族、市民にかえって医療に対する不信感と絶望感を与えたのではないだろうか。
 そしてまた、今回の裁判が、これから医師をめざす若者たちにとって、どのような思いを植えつけただろうか。また、不治の病をかかえる患者、家族の方々にどのような思いを与えただろうか。ご両親は控訴する決意だ。上級審においては、より明確な判断をのぞみたい。
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公園デビュー

2006-03-28 11:07:21 | つぶやき
昨日は、実に春らしい穏やかな一日でしたね
のんびりと起き出して、いえね、久々の連休でしたから
土日と出てたもので、今日はすこしゆっくりと、てなわけでしてね
まあごろごろしてたんですな、布団の中でね
布団たって、センベイ布団、ひきぱなっしの

そしたら、急に賑やかになりましてね、玄関が、昼前に
孫がやってきたんですな、やっと1歳ちょっとの孫ですがね
たしかに久々てなわけで、ちょっと孫も驚いていまして、私の顔を見て

しかしなんですな、孫はかわいいもんですな
昔から言うじゃないですか、孫のかわいさは
持ってみないと分からないって

てなことで、じゃあ散歩に行くかってんで、連れてよちよち歩きの孫を
今は便利ですな、イヌの散歩用のひもみたいのがあるんですな
よたよたあっちに曲がり、こっちに座り、で、1メーター以内
ひもの長さ分だけ、先を歩いて行くんですな

そうだ、近所の公園でも行くかって
途中からだっこして行きました
けっこう重いんですな、子どもも、
何とか着いたら、何だか人だかり、何だドラマの撮影かって
遠巻きに見ていました、物見高いですからね、相変わらず

孫をちょうど水のなかった噴水の中で遊ばせながら
刑事物ですかね、そんないでたちの俳優が、さかんにやっていました
カット!カット!なんてことばも聞こえていました

まあ、飽きたんで、こっちがですが
坂を上がって、別の場所へ
孫は何が気に入ったんだか、坂道を上がったり、降りたり
何遍も繰り返していましてね、何が面白いんですかね
転んで怪我でもさせたら、母親に何言われるか分かりませんからね
ヒヤヒヤしていました、怪我したらそれもまたよし
てなわけにはいかんですかね

そうそうサクラも7分咲き、てなところですかね
けっこう子どもがいましたね、母親に連れられて
母親どうし知り合いなんでしょうね
子どもをわきにして楽しげに話しています
男親はさすがに平日、そう1人くらいですか

砂場に、滑り台に、ベンチに、ブランコに、
あちこちで子どもが遊び、母親どうしの語らいが
お弁当を広げている親子連れ
近所の会社の従業員
のどかな昼時にさしかかりつつある公園でしたですな

でも、見回すと、前に比べ遊戯具がほとんどなくなっていましてね
コンクリート製のや、鉄製のクルクル回るヤツとか
何だか広々としている感じがしましてな

ブランコなんかは昔のままでしたがね
久々に乗りましたよ、孫を抱えているんですな
すると、近づいてくる子どもがいる
私が乗っていたんだからって
ハイハイゴメンてなことで、孫も少し緊張気味にしていました

砂場で遊んで、っていってもただ砂いじりですがね
でも、何だかこちらをジロジロ見ているような感じがして
ちょっと不安になりました
何だ!お互いのテリトリーがあるのかなってね

そろそろお腹も空いてきて、帰ることにしました
もうドラマの撮影も終わって、閑散としていました
孫は、足取りも軽くてなわけにはいかず
途中からだっこして帰ってきましたよ

お疲れさん!
カミさんの声
まあそのメガネででかけたの?それじゃあ疑われたんじゃない
何と?
誘拐犯と

まさかとメガネをとると、真っ黒なサングラスでした。
これじゃあ、周りも警戒したかもしれないですな。
あの人見かけないわね、どこかのヤ~さんが孫連れて・・・。

それにしても、まあ心地よい疲れとともに、
平安なひとときでした。
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尊厳死・安楽死

2006-03-27 23:16:52 | 世間世界
 そう遠くない、医療を取り巻く峻厳な現実を思う。今回の事件。それにしても多くの人間の生命が失われた、少なくとも人為的な手段によって。
 担当医の独断で救命装置をはずしたのか、本人あるいは家族の同意があったのか。本人の場合は、まだ意識があるうちに本人の意志によって、尊厳死を選択することを事前に了承していたのか。
 もうすでに本人にその意思表示・確認が出来なくなってしまった今回のケースでは、家族の同意があったかどうかが、医師の措置が殺人罪に当たるのか、否かの分かれ目になるのだろう。
 医師から患者は直る見込みがほぼ100%ないと通告され、それでもなお延命装置に病人を委ねる家族の対応。100%というのはありえない、わずかの奇跡を願う家族の心情、一方ではただ器械によって生かされているとしか見えない患者。
 高額の医療費を支払いつつ、一縷の望みを託す。それは、実は生きている人間の自己満足にすぎないとさえ・・・。そのまさに現実的な葛藤の中で、身体的・精神的苦しみが、患者本人には自覚的にあるのないのか。
 一個の生命体としての個人・一個の人格の死としての臨終。その瞬間を迎えるに際して、どれほど人間としての尊厳を全うできるか。これまで以上に一人ひとりが問われることになる。それは、一方では、経済生活という現実の姿が存在するからだ。
 高齢者への医療費の高騰が、個人の家庭の経済を崩壊させ、また公的資金(税金)を圧迫する可能性が大きくなりつつある今日。今回の出来事は、日本人の誰にとっても「他人事」ではないという思いがする。
 かつて、姥捨山「伝説」というのが長野などにあった。年老いた父や母を山に置き去りにして来る。経済的な貧困や家族生活の崩壊の悲しい現実が、そこには生々しくあった。中には、本人の意志もあったろうが、その年寄りを巡る家族・地域への配慮が本人にあったであろう。
 こうして、人知れず死に絶えていく年寄り。尊厳死という美名のもとで、生前において、それを選択し、高額な医療費負担を回避するという行動が、増えてはいないか。それは安楽死。苦しんでいる病人を楽にさせてあげよう、とのやむにやまれぬ行動(殺人?)とは似つかないものではないだろうか。
 鎌倉時代。死に行く病人は、荼毘にふすゆとりもない、残された家族に向かって「せめて野犬に喰われないところに捨ててくれ」と哀願した話が残っている。
 死に行く老人や不治の患者にかける医療費、「希望も見いだせない」金があったなら、今の自分たちの生活費に充てる、などという時勢になったとき、家族はもとより日本人・日本社会全体もまた崩壊していくのではないだろうか。今回のそれは、あまりにも死を弄び、死という「尊厳」をも恐れぬ、刹那的な行為でしかない。その一方で、今回の出来事に、悲しい現実を見るのも小生だけではないだろう。「姥捨」山伝説は、けっして当事者どうしの利害・打算を合理化する話だけではなかったような気がする。
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医療改革の影

2006-03-26 23:07:17 | 世間世界
 私がアクセスしているサイトに大変興味のある記事がありましたので、転載させていただきます。

[public-peace:5374] 「市場原理と医療米国の失敗を後追いする医療改革」
「市場原理と医療 米国の失敗を後追いする医療改革」

先日、米国在住の先輩、李啓充ドクターに久しぶりにお目にかかりました。
シンポジウムでの発題から大いに学ばせていただきましたので、
許可をいただき抄録を以下転送申し上げます
いろひら拝

~~~~~~~~

「市場原理と医療 米国の失敗を後追いする医療改革」李啓充(医師・コラムニスト)
・「小さな政府」と医療制度改革
現在、日本では、「小さな政府」を実現することが、あたかも自明の公理のごとに唱えられ、医療制度改革も、その範疇で議論されることが多い。医療についても
「小さな政府」を実現することが大義であると信ずる人々は、「国民負担率」(国民所得のうち、租税と社会保険料の占める割合。なお、国民負担率に財政赤字分を加えた数字を潜在的国民負担率という)なる指標を基に、「潜在的国民負担率は50%以内に抑えなければいけないし、そのためには、医療費の公的給付も抑制されなければならない」と主張する(ちなみに、国民負担率が50%を超える先進国は多く、「50%以内」という数値目標に必然的根拠があるわけではない)。

・「国民負担率」は国民負担の実際を反映しない
実は、「国民負担率が高くなるといけないから、医療費の公的給付も減らさなければならない」とする議論は詭弁以外の何物でもない。なぜなら、そもそも、「国民負担率」は、語感が与えるイメージとは裏腹に、「国民負担の実際」を反映する数字ではないからである。たとえば、先進国中、日本の36%(2005年)よりも国民負担率が低い国は米国(33%)だけであるが、実際の米国民の医療保険料負担は、日本よりもはるかに重いものとなっている。「自営業者、年収700万円、世帯主の年齢50歳、4人家族」という例で年間医療保険料負担を比較した場合、日本での負担が61万円(国保保険料上限額。国民負担率に含まれる)であるのに対し、米国での負担は214万円(マサチューセッツ州最大手の保険会社ブルー・クロス・ブルー・シールド社からもっとも一般的な保険を購入したときの価格。国民負担率には含まれない)と、日本の3倍を超えるのである。

・公的給付削減の果てに待つ米国型医療保険制度
 高齢化の進行(医療に対するニーズの量的増加)、日進月歩の医療技術の進歩(医療サービス単価の上昇)を考えた場合、今後、社会全体の医療費支出が増加せざるをえないことは論を待たない。医療費全体が上昇せざるを得ない状況の中で、公的給付を削減すれば、その果てに待つのは、民間医療保険を主体とする米国型の医療保険制度に他ならない。「『公』を減らして『民』を増やした」医療制度が具体的にどのようなものになるのか、以下、米国の実態を紹介しよう。

・「市場原理」に基づく米国型医療保険制度の失敗
「民」の医療制度は、換言すると「市場原理」に基づく医療制度に他ならないが、市場原理によって運営される米国の医療制度の「失敗」の数々の中でも、際立っているのは、以下の4点であろう。
1)財力に基づくアクセス差別:市場原理の下で弱者が排除されることは避け得
ず、医療保険を購入する財力のない者は「無保険者」となり、医療へのアクセスを閉ざされてしまう。市場原理から落ちこぼれた弱者(高齢者・低所得者)を救済するために、米国政府は、巨額の税を投入して公的医療保険制度を運営しているが、巨額の税支出にもかかわらず、国民の7人に1人が無保険と弱者を救済しきれず、無保険社会となっている。「『公』を減らして『民』を増やす」という主張は、「(米国式に)財力に基づくアクセス差別を導入する=無保険社会になっても構わない」という主張と同義なのである。
2)医療費の止めどない上昇:「民」主体の医療保険制度は社会全体の医療費を押
し上げる特性を持つ。たとえば、米国の保険会社の経営用語に「医療損失」という言葉があるが、これは、加入者から集めた保険料100のうち、どれだけの割合を実際の患者の医療費に使うかという数字である。現在、医療損失が85を超えるとウォール・ストリートで「経営が下手」と評価され株価が下がってしまうので、保険会社にとって、医療損失を下げる(=患者の医療に使う金をできるだけケチる)ことが経営の一大目標となる。その結果、現在、米国における営利の保険会社の医療損失は平均「81」と言われ、公的医療保険(高齢者医療保険「メディケア」)の医療損失「98」と比べると、サービスの受け手にとって、格段に効率の悪い医療保険制度となっている。さらに、営利の保険会社は株価を維持するためには常に高収益を維持しなければならないので、たとえば、保険料値上げ等で顧客の負担増を強いることをいとわない。実際、ここ数年、米国の保険会社は、毎年10%程度の保険料値上げを繰り返している。
3)負担の逆進性:市場原理の下では、大口顧客に対する割引など強者が優遇され
る反面、弱者ほど負担が重いという「負担の逆進性」の問題が発生する。たとえば、有保険者の場合は、保険会社があらかじめ病院・医師などと値引き交渉をすませているので「割引価格」で医療が受けられるのに対し、無保険者がひとたび病気になった場合は、全額自己負担となる上に、有保険者よりもはるかに高い「定価」で医療費が請求されることが普通となっている。その結果、無保険者が医療費負債を返済できないために破産するという事例が急増、現在、米国では、医療費負債は個人破産の直接原因の第二位となっている。「公的保険の給付削減」が行き着く果てには、「医療費負債による個人破産」が常態化する危険が待っているのである。
4)公的負担の増加:はなはだ逆説的な結果ではあるが、米国の実例を見る限り、
「『公』を減らして『民』を増やす」努力は、逆に公的負担を増やす結果となっている。たとえば、民間保険が常用するコスト抑制法として「サクランボ摘み(『いいとこ取り』の意)」があるが、これは既往疾患を有するなどハイリスクの患者を排し、健常者ばかりを集めて医療保険を設定する手法である。健常者ばかりを集めることで民間保険が容易にコスト抑制を達成する一方で、民間保険への加入を断られたハイリスク患者が公的保険に集中するために、公的保険のコストが逆に増大するという結果を招いているのである。

・「市場」のメカニズムが医療では有効に機能し得ない理由
以上、医療費の公的給付を減らした後に生じ得る問題点を4点だけ列挙したが、こ
と医療に関しては、「市場」のメカニズムが有効に機能し得ないことは米国の実例からも明らかである。なぜ「市場」のメカニズムが有効に機能し得ないかというと、それは、医療以外のサービス・消費財については、「財力がなければ購入を諦める」という選択が比較的容易になし得るのに対し、医療のサービス・消費財については、「購入を諦めることは死ぬことを意味する」という状況が容易に生じ得る、という決定的な違いがあるからである。市場のメカニズムが有効に機能し得ない上、市場のメカニズムに委ねることが不平等だけでなくコスト増さえもたらすのであるから、医療については、公的給付を削減することを目指すほど愚かな政策目標はないと言ってよい。換言すると、社会全体の医療費を抑制したいと思えば、闇雲な市場原理主義を振り回す前に、いかにして公的給付を充実させるかを考える方が、はるかに賢明な戦略と言えるのである。

・規制改革/民間開放推進会議の危険な主張
日本の医療制度改革議論の中で、規制改革/民間開放推進会議が、特に「民を増や
す」=「ビジネスチャンスの創出をめざす」観点から、日本の医療制度を変えようとしているので、同会議の主張についても検証する。
1)混合診療全面解禁の危険:混合診療(保険診療と保険外診療の混合を認めるこ
と)が解禁された場合、自由診療部分の拡大により、広大な民間医療保険マーケットが出現することが予想される。その場合、民間医療保険を追加購入することができない低所得者には、「実質的無保険者」とならざるを得ない宿命が待っている。
混合診療全面解禁後の医療がどれだけ悲惨なものとなるか、以下、中国の実情を紹介しよう。中国では、公的保険は「基礎的医療」しか給付を認めず、最新の検査・治療は、軒並み「保険外」となっているため、病院は「保険外」診療で売り上げを確保しなければ経営がなりたたず、医師の給与も保険外診療の「セールス」に基づく「歩合制」となっている。医師にとっては、患者に高い治療や検査を押しつけないと自分の収入が確保できなくなった上、患者にとっても、入院・手術に際し「キャッシュによる前払い」を要求され、前払いができない場合は診療を拒否されるという、悲惨な状況が日常化しているのである。
2)株式会社による病院経営解禁の危険:先進国の中で株式会社立の巨大病院チェーンが存在するのは米国だけであるが、株式会社病院の方が非営利病院よりも「患者にとって料金が高いうえに、安全性も含めた質が劣っている」ことがデータにより明らかとなっている。それだけでなく、大病院チェーンは、例外なく、診療報酬
不正請求など、種々の医療「犯罪」を繰り返していることでも知られている。

・目指すべき方向は社会保障のさらなる充実
以上、「国民負担率を減らすために医療費の公的給付を削減する」という主張の危うさを検証してきたが、そもそも、租税や社会保険料負担について日本で問題にすべきは、その負担が「重い」ことにあるのではなく、納めた税や保険料が国民に対するサービスとして還元されていない、「取られっぱなし」の状態にあることにある。たとえば、納めた租税や社会保険料のうちどれだけの割合が社会保障給付として国民に還元されているかを比較した場合、日本の還元率42%は、「小さな政府」の「先輩」である米国の53%にさえ劣り、先進国中最低となっている(ドイツ59%、スウェーデン76%)。納めた税金や保険料が、今でも、「取られっぱなし」であるのにもかかわらず、政府・財界は、今後ますます「公的医療費の給付を抑制する=自己負担分を増やす」と主張しているのだから呆れる他はないが、高齢化がますます進行する下での日本の医療の将来を考えた場合、「公的給付のさらなる充実」をいかにして達成するか、そのための医療制度改革をこそ議論すべきであろう。
以上、第26回日本医学会総会ポストコングレス公開シンポジウム(2006年3月)抄録より転載
 
 以上です。今朝の新聞では、アメリカ・ブッシュ政権のもとで不法移民者に対して厳しい法的措置をとる方向が模索され、それに対する大規模な反対のデモが行われたとあります。公から私への動きの中で公的資金の削減を目論む、その対象が国民以外の人たち(外国人労働者・移住者)へ向けられるのは、為政者にとっては当然の成り行きでしょう。こうした傾向が、これからの日本に生じてきそうな雲行きです。そしてそれはたんに(不法滞留?の)外国人に向けられるにとどまらずに、貧しき人々への刃となって向けられていくことになるでしょうか。
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シュウカツ

2006-03-25 22:04:22 | つぶやき
どうですか、その後のようすは
ほう、何とかいけばいいですね
それでも、一応求人も増えているでしょ、一時期よりは
企業の収益も、かなりいいようじゃないか

そうだね、景気回復ていっても実感がないか
派遣業だけが繁盛しているのかな
最初からそっちの方向を選ぶ人もいるのか

教員のほうは、けっこう合格率が高いようだが
何しろ、一斉に来年くらいからやめるからね
民間は、なかなかそうはいかないか

資格が大事だって、それはそうじゃないか
どこの大学出たかってことよりも、何を勉強してきたかって

それそれ、役立つんだよね、不動産関係は大変だけどね
学卒がメインってことも分かるが
院生は大変か、使う方も

まあ、こっちが見てても、正直、今ひとつ迫力
というかどうしても働こうという意欲を感じないね
そっちのようすを聞く限りさ
失礼、失礼、ちょっと正直に言ったまで

だいたい、どこでもいいからっていうのは、間違っているよ
これがしたい、頑張りますっていうことがないとね
苦言だけど、その辺の甘さがあるような

そうそう、その中でも、一生懸命頑張る姿が大事じゃないか
どこの大学を出たか、なんて問題じゃないんだからさ、くどいけど

周りは?そうか、決まらない人も多いのか
大企業とかじゃなくても、長く働けるところがいいんじゃないか
ネームバリューばかりじゃなくてさ

見栄で会社に入ったって、迷惑じゃないか、周りが
ゴメン、ゴメン、つい説教がましくなってしまってさ
どうも端でみていて歯痒いんだよ

そうか、ま、あと一年あるんだから、あわてることないさ
どうして、卒業1年前以上から、就職活動するのかね
へえ、だんだん早まっているのは分かるけど、何だか変だね

卒論、修論ていうのか、そんなのには目が向かないよな
就職が内定してしまえばさ
ホント、何だか企業も、社会も、生き急いでいるような感じがするね
人生80年じゃないか、もっとゆったりとできないものかね

こっちの頃は、4年の夏から始めたと思うよ、就職活動
いずれにしても、焦らずやって下さいな
シュウカツが、一段落したら飲みましょう、ではまた
コメント

はじめてのお勤め

2006-03-24 22:00:11 | つぶやき
どうだ?疲れるでしょう
へえ着いたら、みんなもう来ていたって
それはそうかもしれないね

まあ、30分前には着いてないといけないかも
こっちから挨拶するくらいじゃなくてはね
みんなから挨拶されたんじゃあ、格好がつかないかもね

そう、今までは5分前くらいに着いてりゃいいんだから
遅刻したって、ちょっと格好悪いくらいだったけど
これからは、そうはいかないやね

電話当番か、お得意さまからの電話受け、って
なかなか馴れないかも
それに、お茶出し、とか書類整理とか、そりゃあ一日忙しい
疲れてバタンキュウーってかま、当然かも
これから長い人生の門出みたいなものだから、会社勤めは

隔週の土曜日が休みか、えっ、おいおい社員旅行でかい?
けっこうな会社じゃないか、海外へ行くなんて

今はそうでもないか、それにしてもいいじゃないか
同期の新入社員は?
3名か堅実なのかあまり発展性がないのか
失礼、失礼

昼飯も、みんなで食堂で食べる、珍しいねえ、
家族的雰囲気ってやつかね
そう、遅いほうだから、一番最後まで食べてる
ってしょうがないよ
そのうち、ずうずうしく逞しくなっていくさ

そう、まず3日、1週間・・・
当面は5月の連休までが頑張りどころさ
働くってお金貰うんだから、少しはガマンしないとね
馴れれば余裕が出てきて、観察するといいよ、周りを
けっこう面白いと思うよ

悪い誘いには乗るなよ
純粋なところがあるからさ、そっちには
まあ、分からなければ聞けばいいんだから
そのための研修期間じゃないの、今は
本格的には4月からでしょ

今度入社祝いを送るから、受け取っておくれ
分かった、分かった、では元気で頑張れよ

姪っ子が高校を卒業して会社に就職した。
周りは大学だ、専門学校だという学校で、
そうしたコースを選ばずに、18歳で働こうとする。
勿論、多くの高校生が働く道を選ぶ。
しかし、なかなか続かないことも・・・。
働かずぶらぶらし、バイトで生活費を稼ぐ。

姪っ子は、運良くだろう、たまたま正社員になることができた。
いっときの冷え切った状態から、高校生の就職事情も
好転しつつあるらしい。
それでも、今までの生活から一変して、
朝早くからせっせと会社に出かける
そのひたむきな姿にエールを送る。

春3月。
長い会社勤めから去る人もいれば、こうして新たに入社して来る若者もいる。
行く人、来る人、悲喜もこもごも。
それでも、互いの新たな人生に幸あれ!


コメント

今どきの卒業アルバム

2006-03-23 23:41:18 | つぶやき
ホー、どれどれ、けっこう分厚いんだね、昔に比べて
相変わらずだね、ページの組み立ては
どこどこ?まあよく撮れているじゃないか
クラス写真か、これが担任の先生か
何だか、随分年寄りばかりだね
団塊の世代ってやつかね、学校も大変だね
何年かしたらしたらぐっと若返るのかねえ

修学旅行か、今どき珍しいね、まだ京都か
ホー、広島にも行ったのか、通り一遍の平和学習なんて
あんまり意味ないと思うけどね

へえ、いい体験したじゃないか
どうせ夜騒いだりしたんだろ
教師もお守りが大変だよな、あんたたちのさ

クラブに学校行事か
体育祭、昔は運動会っていったけどさ
合唱コンクールっていうのか
まじめに歌っているじゃないか
文化祭はこれか、模擬店、
知らないのかこういうのを、昔は模擬店っていうんだよ

まあ、楽しんでいるって感じだね
いいんじゃない、青春ってやつでさ
オレはもうウン十年前だったからね
青春ってな時代は・・・いや、気持だけはいつも青春さ
あれ!今「製粉」って打っちゃたよ

あれ、何か変じゃないか
何となく間が抜けているような
何か足りない感じがするけど
ふつうこの辺にさ
住所録みたいなやつがついていないか?卒業生のさ

今は個人情報何とかで、つけないんだってか
ここ何年かついていないってか
へえ、学校でも、もう住所録は作らないのか
個人情報何とかでか、それも

ま、昔はえげつなかったっていえば
個人情報の何もあったものじゃなかったけど
行き過ぎっちゃあ、行き過ぎだったけど
なにしろ、親の名前から職業まで書いてあったからね

たしかにひどいよね、母子家庭ってすぐ分かるし
親の名前が違っていたりしてね
個人のプライバシーなんて全くなかったからね

今はそういう意味では保護するのは当然だけれど
何かおかしいね、かえって行き過ぎのような気がするね

同窓会名簿なんかも作れないらしいね
悪用する人が多いのだろうか
そういう名簿を買う業者がいるらしいね
学校によって名簿の値段が違うらしいから
それにしても、ふーん

あれ、よく見たら、一人一人の写真にも名前がないじゃないか
これもその一環かい?
個人情報保護って言ったって、ここまでするの?

病院でもそうらしいね
前は病室の前に名札かけていたけど
はずしているらしい、今の病院は

この間は、交通事故で運び込まれた患者の所在を
確認しようとした家族が断られたらしい
本人の同意を得ていないからって
本人は意識不明なんだよ、確認のしようがないと思うがね

こういう所にも及んでいるんだ
氏名が削除されてしまうんだ、へえ
それでいてさ、インターネットの書き込みなんか
誹謗中傷でもなんでも
匿名性で保護されているんだから
何をかいわんやだね
そのうちインターネットの書き込みも
反対に本名を書かない限り
掲載しないっていうふうにならないのかね

守るべき相手、それに内容を取り違えているような
気がしてならないんだがね

そう言えば、めっきり生徒からの年賀状が来なくなったって
言ってたな高校の先生が
そりゃそうだよね、住所を公開していないんだから
同僚同士もないのかね
だんだんクールになってきたのかね、人間関係が

けっこう得しているやつがいるんじゃないか、上のほうで  
これでけっこうそのために損しているのは
大衆のような気がしてるんだがね
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相次ぐ遭難に思うこと

2006-03-21 13:24:32 | 世間世界
 朝から穏やかな日差しに包まれた、春分の日です。何日か続いた強い北風もおさまり、お墓参りには絶好の日和の、東京地方です。テレビでは、WBCの決勝戦・日本対キューバが始まり、我が家でもテレビ観戦中、応援で賑やかになってきました。
 一方、時々のニュースでは、山の遭難救助のニュースが、続けて放映されています。全山雪景色の中、行方不明者の捜索に向かう捜索隊員の姿も映し出されています。救出された人が抱きかかえられ、インタビューにも答えず、足早に病院に向かう姿、しっかりした足取りでへりから降り立つ人・・・。それでも、一人死亡、一人行方不明ということのようです。もう一つのパーティにも遭難者が出ました。
 テレビに映し出される谷川岳・仙の倉あたりの稜線一帯は、平標山という山の名の通り、だだっ広い尾根が広がり、夏山でもいったんガスって視界が悪くなれば、道に迷う場所です。かつて夏山で出かけた時、ガスにまかれ道に迷って難儀した経験がある小生。よく悪天候の中を登山したなというのが正直な感想です。
 案の定、リーダーの方が「二人が遅れていたことに気づかなかった。ラストから止まれという声がなかった。なにしろ悪天候の中だったので。」というようなコメントを述べていました。率直に言って、雪山の、それも悪天候の中を登るパーティーのリーダーとしての資質を疑いました。それはないでしょ!
 中高年の山ブームは、ますます盛んです。どこの夏山に行っても、なかなか大変なコースにも、小生かそれ以上の年齢の方々ばかりが、男女を問わず、何人かでパーティーを組んで登って来ます。今や、雪山にまでも「恐れを知らず」出かけていくようです。毎回のように遭難したり、「遭難騒ぎ」を起こす人たちの年齢。今回も遭難者の年齢も、50後半から60台となっています。
 小生、若い頃から山好きで、けっこう「百名山」指向ではありませんが、そこそこ登っています。冬山もほんの少しかじったこともありますが、冬山の怖さを身に染みて感じたので、今さら登ろうとする気持はありません。
 夏山でも、山仲間が別の山行で遭難したり、亡くなった登山者を運ぶ救助隊の姿を何回か目撃していますので、無理な山行だけはしない。「自分の体力、経験を過信しない」「天候の悪化に引き返す勇気」「同行者の体力に応じて」など常に心掛けています。「晴れて視界が良くて体調も万全」とは限らないのが山ですから。
 それなりに仕事を頑張って、ほっと一息。これから自分の人生(晩年)を、好きな山行やその他の趣味で楽しみたい(楽しませて下さい)。
 そういう気持は、充分、分かりますが、何も山で死ぬことはないと思います。まして、救助隊(悪天候の中足場の悪い中、必死に救助する方々)などにまで迷惑をかけたり、肉親に辛く悲しい思いをさせることはないような気がします。本当に山が好きならば。またそれ以上に我が身の晩年を愛おしく思うならば。
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北風に負けず

2006-03-20 19:27:15 | つぶやき
何ですか、この北風は並じゃないです
助けて下さい、吹き飛ばされそうです
高層ビルの下は、もうどうしようもない突風

自転車が、前に全く、少しも進みません
それどころか、もう自転車ごと倒れそうです

太陽が西に輝きながら、遠く山の端に沈んでいきます
空は、ますます深い蒼さになっています
橋の上で振り向くと、
富士さんが、シルエットで浮かんでいます

おっと、危ない、危うく倒れる所でした
しょうがない、降りて押して行こう
橋のたもとに立つ
マンションおろしの強風は厳しく
もう耐えられません
寒~い!ハンドルを握る手が凍えています

こうなるなら、自転車ででかけるんじゃなかった
今さら反省しても仕方がありません
でももうじきお彼岸ですよ
それなのに、今日の天気は・・・
何だか目に涙は滲むし、鼻は痛いし

この自転車、カミさんがあれこれ探し回って
やっと購入した自転車
だから、大事に、大事に使っています
それを今日はちょいと
無断で借りてきました
ちょっと日差しが暖かそうだったので
ついついその気になって

自転車も、ぎしぎし音を立てています
さっき後ろには、高層ビルが
完成したばかりの超高層ビルが
夕日を浴びていました

それもいつしか見えなくなって
いっそう北風も吹きすさんでいます
北国に比べれば、これごときで
泣き言など言ってはならないと思いつつも
もうガマンできない寒さと、風と、足の重さです

6時前の川面には、波頭が激しく立っています。
まるですべてのものを勢いよく
どんどん押し流すようです

暑さ寒さも彼岸まで、とはいうものの
この寒さと激しい風は、尋常ではありません

久しぶりに自転車で出かけた。急いで約40分位の場所。
ちょっとした会合にでかけ、何だか会合が長引いて、
帰る頃には、もう夕方になってしまった。
昔は何の苦もなかった上り坂、帰り道。
体力の衰えを、これほどに感じたことはなかった、
昨日の北風でありました。

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本丸は永田にありとか

2006-03-19 22:27:05 | 世間世界
 西村議員への辞職勧告決議が可決された。この西村氏。直接的には弁護士としての犯罪を摘発された。しかし、この御仁。これまでも、政治家として何かと物議を醸した方。思想信条的には、下手なウヨクよりも、もっとずっと右の方。筋金入りの信条の持ち主。どうしてそういう方が民主党議員だったのか、不思議な気がするほど。そういう方にしてみれば、「オレは別件逮捕された」くらいにしか思っていないはず。
 だから、絶対に議員は辞めない!北朝鮮の拉致疑惑解決のために頑張る!とますます意気軒昂のようす。民主党も、いささかもてあまし気味。これから増税やら何やら、国民にかなりの負担増をお願いしなければならない国会としては、これまた面倒な事態。そこで、全会一致で辞職勧告の決議をあげた。何の強制力もないことは分かっていながら、立場上やらざるを得なかったのだ。
 勿論、西村さん。どこ吹く風。前にも、参議院議員で刑務所に入っても議員を辞めず、最後まで「勤めた(歳費をもらいつづけた)」人もいたくらいの世界。西村氏ほどの厚顔無恥でも勤まる「職場」。民間で、これだけの不祥事を起こせば、普通でもクビの扱いに。なにしろ、痴漢で誤認逮捕されても、即クビ!裁判所で無罪の判決が出ても、すでに後の祭り!こうして居直る西村氏の神経は、図太く手の施しようもない!
 実はその上をいくのが、公明党の深謀遠慮。今回、辞職決議提案・採決にもっとも積極的だったのが、公明党。その狙いは、実は「永田」クビ!につなげたいらしい。それは、永田氏の国会での発言「学会員は選挙のときに住民票を移動させている」との発言。
 これは、巷での噂にすぎないもの(事実としてこういうことはないらしい!)。たしかにその程度の風聞を、まことしやかに国会の場で発言したのでは、「事実無根のことで、公党を侮辱した」という公明党の懲罰動議・厳しい批判も当たってはいる。しかし、一応の決着がついた問題ではある。それでもなお、公明党。その批判は、今もって相当根深く、また何かことを起こしたら議員辞職という「懲罰」にかけると思っていたふしがある。
 だから、今回の西村辞職決議に対して、これまでとは変わって、積極的に国会をリードした。このような内容が「朝日」にも掲載された。
 たぶん、その通りだろう。いよいよ公明党の攻める敵方の本丸は、永田辞職だ。
一切の批判、ましてやは誹謗中傷は許さない、という姿勢がこれからどんどん増えていきそうな雲行きである。
 なにしろ公明党の支持団体では、批判者・裏切り者はとことん追いつめろ!が言論戦勝利の「王道」!?のようなのだ。
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死にたい・死に体・シニタイ

2006-03-18 23:51:39 | 世間世界
 言葉というのは面白いものです。これは、日本語に特徴的な言い回しなのでしょうか。音が同じで、漢字も意味のまるで違うことば。昔から用いられた言い方ですね。「掛詞」などというのが、和歌の修辞法にありますから。
 なかでも、平安時代の美人歌人・小野小町の「はなのいろは うつりにけりな いたづらに わがみよにふる ながめせしまに」は有名でしょうか。「ふる」に「降る」と「経る」をかけていますし、「ながめ」も「長雨」と「眺め」とをかけているようです。
 落語でも落ちに用いる場合もありますね。「地口」とかいうのではなかったでしょうか。それでも、こういった表現を使うと、せいぜい「しゃれ」、ひどいときは「だじゃれ」くらいにしか思われません。でも、本当は実に奥深い修辞法ではないかと思います。
 この言葉遊びをうまくせりふに取り入れているのが、野田秀樹の芝居ですね。「オーゴト」が「大事」とオーゴッド」(神さま!)となったり、初期の作品には多いですね。「伝染」病は「電線」を伝わって移るなどという、それを躍動的にかつ早口で(まさに口角アワを飛ばして!)動きながらしゃべるんですから、役者が。なかなか観客は、そのパワーについていけませんでした。そういえば、野田戯曲には、「オイル」と「老いる」とをかけた作品もありましたね。
 我々でも使いますね、小学生は「生姜くせい」とか「傘貸さない」とか「土器を見つけてドキッ!」「さみしいリル」・・・。ここまで来ると、分からない人には分からない表現ですが。どうも話題がずれてきて寂しくなってしまいました。
 英語でもありますかね。野田の作品では「ライト」を「右」と「正義」とに使い分けたり、「レフト」を「左」と「忘れ物」と言い直したりしたことがあったような。でも、結局、これもやはり日本語の遊び方なのでしょうかね。
 語呂合わせというものもこの類ですか。一番目に付くのが、何とか記念日ていうやつ。我が家のトイレにある「日めくり」には毎月18日は、「頭髪の日」とあるのも何かおかしいです。11月22日が「いい夫婦の日」なんてもいうのも、余計なお節介というやつですな。
 相撲の世界で、前に「板井」というしこ名のお相撲さんがいました。名前がよくない!「痛い」「遺体」に通じるからなどと苦情があって、改名するよう言われたことがあったようですが、変えずに押し通したというような気がします。その人ですかね、後に八百長を告発した人は。そうだとしたら、本当に「痛」かったのは、相撲協会ということになりますか。
 やっと本題。最近の新聞で、M党のM君はもう9月まで持たない、死に体だと書かれています。時にはコイズミさんまでも、政権維持に関して「死に体だけは避けたい」などというように書かれてしまいます。どうもこの「シニタイ」という表現はイヤで、使って欲しくない表現ですね。「シニタイ」「シニタイ」「シニタイ」ってイヤじゃないですか。もっとうまい表現はないのですかね。
 これは、もともと相撲用語から出たのですかね、それとも別な・・・。
 大手私鉄の経営者団体の名前が「民鉄協」になっているのも、「シ鉄」は「死鉄」に通じるからそれを嫌ってのことですから。
コメント

春の嵐

2006-03-16 23:47:04 | つぶやき
さっきから、急に強い雨が降ってきたよ
風も強いし、春の嵐ってやつかな
傘を持ってない人が、びしょぬれで駆けていくよ、ほら

疲れているみたいだね、何だか
馴れないうちは大変だよ、始めは何だって
そう、持続は力なりさ、
1年以上頑張ってきたんだから

へえ、お医者さんがそう言ったんだ、復職間近だって
そうねえ、復職って何を指すのかなあ
まあ、100%元通り、ってわけにはいかないだろうけど

う~んそう、1日当たりの働く時間を延ばすとか
もう1日多く働くとか・・・いろいろあるだろうけどさ
正規職員になるっていうことかなあ、よく分からないね
それでも、こうやってやってこれたんだから
いいんじゃないの
復職っていう言葉がプレッシャーにならなければ

そうだよ、そうだよ、よく頑張っているよ
どうしてそういう言い方するの
ホント怒るよ

そこそこの大学出てこれじゃあ、って
どこがなれの果てなのさ
今、道端でぼろぼろになって死にそうなら
そうも言えるかも知れないが

こうやって立派に働いているじゃないか
こうやってまだまだ発展途上だって
まあ、発展かどうか分からんけれど
去年の今頃から比べれば断然違うよ

そうそう、原因が分からなくて、もやもや落ち込んでいた
そう、落ち込む原因が自分でつかめるようになっただけでも
よい証拠だよ

先生がそう言うならその通りだよ
何しろ3年以上診て貰っているんだから
たしかに薬で治るだろうけどね、薬だけではないよね
物心両面ってやつかね病気も
物理的な面と精神的な面と
うまく取り合わせていくのが、いいんじゃないかな
素人考えだけどね

そう、この間朝日新聞に出ていた、その話が
まあ、意外と言葉に過剰反応するからね、そっちは

でも、大丈夫さ、いい方に向かっているってことだよ

じゃあ、今度はゆっくり飯でも食いながら話しするか

職場の若い友人が「鬱」病と診断された。もう3年以上になる。
10ヶ月休職し、休職期間があけて、退職した。
心療内科に通い、薬を貰い快方に向かったと思ったら、
一昨年の夏前から「躁」の傾向が突然出てきた。
その間、家族・友人は、修羅場を送った。
なるほど厄介な病気だと思った。
たくさんの借金を残し、やっと沈静化した。再び「鬱」。
そうして、また医者に通い始めて、丸1年が経過しようとしている。
再発率が高い病気だという。
けれど、今はいい意味で、自制(自省)的な生活を送っている。
家族の理解があったらばこそと思う。
まだまだ道のりは長いだろう、完全復帰までには。
でも「完全復帰」ていうのは何を指すのか、どうなることを指すのか。
今日も、遅くまで大手進学塾の講師として、頑張っている。

今晩の春の嵐は、
本格的な春の訪れを告げる季節の風物詩であってほしい。
そして、暖かで穏やか春を迎え、
また暑い夏を間近にする。
それまでに、お互いに心身を鍛えておこうか。
コメント

多くを語ることなく去ろうとする先輩に思いを馳せる

2006-03-15 23:03:16 | つぶやき
どうも長い間お疲れさまでした、乾杯!
何か一言仰って下さい
ほう、31年間ですか、長いように感じますが
あっと言う間でも
そうでしょうね、じゃあ、一言

いろいろありましたからね
もう嘱託のような気分ですか
まだまだ早いですよ、悠々自適にはまだまだ
この際ですから何か仰ってください

そうですか、それならこちらから
なるほどけっこうこの世界は
広いようで狭いですからね
行く先々で出会いますね、知っている方に

ほう、ライフワークってどういうことを
少しずつ書き貯めていたものを整理なさる
なかなかすばらしいですね
今のご時世に、ワープロ「ダメ」
パソコン「やらない」って方も珍しいですものね

万年筆も使わなくなって
でも先輩はまだまだ使っていらっしゃる
原稿用紙ですかお気に入りのものがあるなんて
うらやましいでですね
「コクヨ」ではダメですか
ところで何をお書きに・・・

そうですか、なかなか仰らないところが
先輩らしくて
ではこちらから一言

そうそう、花束贈呈にいきましょうか
それに写真も添えて、では盛大な拍手を・・・
では一言、そうですか奥ゆかしいものの言い方が

もう一人お話を
「タワーでパワーを」って突然何ですかそれ!
へえ、そういう計画が立っているんだ
600メートルの高さですか
倒れてきたら下敷きになりますね、この職場も
そこまではいかないか

でもまるで「3丁目の夕日」の世界ですね
映画化された「ALWAYS」でしたっけ
東京タワーの出来る頃の話
あの映画はよかったですよ、
郷愁昔はよかったではなくて
未来への郷愁って感じですね、あのテーマは
今はちょっと荒んでますよね何もかも

先輩、この際、何か言い残すことがあったら仰ってください
そうですか
本当に心から先輩のような方と
出会えてよかったと思っています
これからも機会があったら来て下さい

そうですか、古本屋がここにはないか

長い間同僚であった方が3月で退職する。
職場の、ごく親しい同僚とのささやかな送別・慰労会も
その人柄を表すかのように、
たんたんと進んでいった。
多くを語らず、おそらく様々な思いを胸に秘めたまま
先輩は帰っていった。
「今年の1年は、一日一日ゆっくりと過ぎて欲しかった。
でも、そういうわけにはいかなかった」
ふと寂しいそうにつぶやいた一言を残して。

お元気で!さようなら!
コメント