おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

梅小路蒸気機関車館

2011-02-28 20:47:08 | 鉄道遺跡
 京都にはたびたび行きますが、京都駅近くにあって、まだ行ったことがありませんでした。大阪の高槻に行った帰り、連れもいなかったので、これ幸いにと駅から歩いて西へ20分。はじめて来てみました。
 遠くから汽笛の音が聞こえてきて、わくわく。400円の入館料。機関車が扇型車庫にずらり並んで、実に壮観。
 転車台もそのまま。動かして蒸気機関車(SLスチーム号)を回転させ終わったところでした、残念。でも、まだ蒸気を吐いて独特の煙と匂い、たまりませんでした。
 ちょっと遅い時間でゆっくりと見学できなかったのは、惜しかった。館内はそれほど混んではいなくて、子ども連れの若い方も。でも、年寄り夫婦が目立っていました。カップルはほとんど見かけない。
 何だか昨日、京都から高槻までの新快速。通り過ぎるホームにも、線路際にも、たくさんカメラマンが目立ちました。脚立に乗って、望遠レンズ付きカメラを片手に写真撮影。
 こうして、ちょっと遅い、にわか作りの鉄道マニア仲間に入りました。
 写真は、C58形1号機/1938(昭和13)年製造(鳳凰)。
扇形車庫。中央が転車台。
旧二条駅舎。資料展示館になっている。
転車台。
別の角度からの転車台。
動態保存されている機関車。
燃料の石炭。こうして見るのも久々。小学校の時、校舎の裏にあった石炭保管場所から運んできて、「だるまストーブ」に石炭を入れていたのを思い出した。
D51形。
帰りに見かけた電車。駅からの道筋は大きな公園と遊歩道になっている。線路沿いにベンチもあって、いろいろな電車が行き交うのを眺められる。
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成算があっての発言とは思えない

2011-02-27 21:46:51 | つぶやき
議員削減案、6月までに=「一体改革」へ環境整備-菅首相(時事通信) - goo ニュース
 たしかに何でもかんでも6月。今の民主党内を見回しても、どれ一つ成案が出来るとは思えない。小沢親衛隊の造反、地方からの菅下ろし、都知事選候補もままならぬ。
 これからの国の行方を大きく規定する重要な課題で一致できるなんて、菅さん自身も思っていないのではないか。どれをとっても、党内ですら意見がまとめられないのだから。むしろ、引き気味。大言壮語しては、尻つぼみ。この繰り返しでは、皆そっぽを向くに決まっている。
 菅さんを(何とかして)支える岡田さんは見るからにやつれ、気の毒なくらい。元気なのは、党員権利を剥奪される小沢さんだけ。
 解散も出来ず、法案も通らずにのたれ死に濃厚の、菅さん。それでもしがみつく菅さんに同情が集まるか? 日本には、「判官贔屓」という伝統的風習があるけれど、中国の格言だかに「どぶに落ちた犬は叩け!」。今や、敵も味方も、そんな雰囲気になりつつあり。
 
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相変わらずの憂国の士(気取り)

2011-02-26 22:09:38 | つぶやき
首相と会談、亀井氏が内閣改造を進言?(読売新聞) - goo ニュース
 菅さんの味方なのか、敵なのか。マスコミに存在感だけ示せれば、それで満足な男でしかない。そう言う意味では、ハトヤマさんも麻生さんも渡部さんも、同類か。
 それにしても、相変わらずこの程度の御仁が跋扈する永田町は魑魅魍魎の集まりか。その中の一人が菅さんなのでしょうが。
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誰が責任をとるのか、誰の責任か、そして誰もいなくなって・・・

2011-02-25 21:51:39 | つぶやき
民主、「学級崩壊」の様相=代議士会で内輪もめ(時事通信) - goo ニュース
 ある小学校。4年生のクラスが大変な状況に。授業にならない、立ち騒ぐ、先生の話を聞かない。騒然とした学級。何とかしなければ、と担任も必死。他の先生も何とか、といっても小学校、応援できるような教師の数にゆとりはない。そこで、退職した教員あるいは若い方に入ってもらって何とかしようと。ところが、応援を頼まれた人たち、実際の様子を見て、皆、ちょっと私には無理だ、と一目見て、辞退。
 何人も探したあげく、やっと見つかって今、担任と協力しての学級の再編中。
 この学校がある都心部の区。区内全体で学校選抜制。この小学校。交通の便も良く、区立では古く「名門」小。もともと学区域内に子どもは少なくて、ほとんどが電車やバス、中には、自家用車の送り迎えで、子ども達はやってくる。
 初めから愛校心とか地域の学校、自分「たち」の学校など、という意識は希薄。親も子も「自分」の学校ではあっても・・・。だから、こういう「学級崩壊」状態になっても、まるで無関心。学校は担任は何をやっているんだ、と批判はするが、自分の子どもの責任(親の責任)感などもない。はたしてこれからどうなることやら。これでダメなら転校すればいい、くらいにしか考えていなさそうな保護者では、ありそうだ。
 民主党。もともとが選挙扶助・互助団体的。理念も政策も、そう深くは考えてはいなかった。その元締めが(カネの元締めが)小沢さんであり、ハトヤマさん。政権交代のキャッチフレーズで見事天下を取ったものの、マスコミを敵に回し、徹底した反民主の世論誘導にあえなく迷走。
 構成する人たちも、はじめから自分中心主義、選挙至上主義(当選するかどうかしか関心がない)。はたして愛党心なぞ持っているのか、と思えるような連中が多い。民主で落選しそうなら(ダメなら)、別の党、例えば「減税日本」「維新・・」に変わればいい、くらいにしか思っていないような気がします。そこに行っても、「自分」の気にくわなければ、また去るだけ?
 小学校。親の思惑で子どもが右往左往する。気の毒なのは、誰か? そして誰も責任を感じず、ついに誰もいなくなった、とならないよう。
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トロイの木馬

2011-02-24 21:01:34 | つぶやき
 今回は、ひどい目に遭いました。PCのウィルススキャン。「トロイの木馬」が発見された、と。どのファイルに潜んでいたのか、ついにわがPC。たしかに身に覚えがない新しいソフトが画面上に。当然、キャンセルし、再起動させても、再び画面上に。
 さてどうしたものか。これまでの「アンチウィルスソフト」を使って対応。
ところが、削除したものの、今度はPCの起動など、なんかおかしい。画面もうすぼんやりした大きなフォントになってしまうし、のろのろしていて・・・。
 セーフモードにしてみたり、あれこれ修復を試みて、何とか元に戻った(らしい)。このかん、22日から昨日まで。仕事で遅くなって帰宅して、毎晩1時過ぎまで。インターネットで調べて、素人作業で面倒くさい。何とかヒントをもらってやっとここまできました。
 PCベテラン者には、ド素人みたいで笑われてしまうような話ですが、至って本人はかなり焦ってしまいました。
 恥ずかしい話、ついついくだらない話題をおいかけ、ネットサーフィンをしているときに、見事に地雷を踏んだのでしょう。

 トロイアの木馬(トロイアのもくば)
 ギリシア神話に登場する装置である。トロイの木馬とも言われる。トロイア戦争において、トロイア(イーリオス)を陥落させる決め手となった。木でできており、中に人が隠れることができるようになっていた。 転じて、巧妙に相手を陥れる罠を指して「トロイの木馬」と呼ぶことがある。
 トロイア戦争において、ギリシア勢の攻撃が手詰まりになってきたとき、オデュッセウスが木馬を作って人を潜ませ、それをイーリオス市内に運び込ませることを提案した。参加して日の浅いネオプトレモスとピロクテーテースは戦いに飢えていたので反対したが、戦いに倦んでいた他の諸将は賛成した。これはトロイア戦争の始まる前、3つの神託がギリシア勢に下された為である。その神託とは、ネオプトレモスの戦争への参加、イーリオスにあるアテーナー神殿にある神像(パラディオン)がトロイアの外に持ち出されること、イーリオス城正門の鴨居が壊されることで、この3つが果たされなければイーリオス城が陥落することは無いとのものであった。この時点でネオプトレモスは戦争に参加していたため、オデュッセウスとディオメーデースがパラディオンを盗み出し、巨大な木馬を製作して、トロイア人がこれを城内に入れる際、自ら進んで門を破壊するよう仕向ける事にしたのである。
 このため、強くはなくとも大工の技に長けていたエペイオスが木馬の製作を指揮することとなった。エペイオスはイーデー山から木を切り出させ(自軍の船の木材を転用したとも)それを材料に木馬を組み立てた。木馬作成の過程は、トリピオドーロスの『トロイア落城』に最も詳しく書かれている。
 木馬が完成すると、ネオプトレモス、メネラーオス、オデュッセウス、ディオメーデース、ピロクテーテース、小アイアースらが乗り込み、最後にエペイオスが乗り込んで扉を閉じた。木馬をイーリオス市内に運び込ませるためには、トロイア人に顔を知られていない者が1人で残り、敵を欺く必要があった。この役にはシノーンが立候補した。残りのギリシア勢は寝泊りしていた小屋を焼き払い、船で近くのテネドス島に移動した。
 夜が明けると、トロイア人は、ギリシア人が消えうせ、後に木馬が残されていることに気がついた。ギリシア人が去って勝利がもたらされたと信じたトロイア人は、市内から出てきて木馬の周りに集まり、シノーンを発見した。トロイア人たちはシノーンを拷問し、ギリシア人の行方や木馬の作られたいきさつを問いただしたが、シノーンは正しいことを言わず、「ギリシア人は逃げ去った。木馬はアテーナーの怒りを鎮めるために作ったものだ。そして、なぜこれほど巨大なのかといえば、この木馬がイーリオス城内に入ると、この戦争にギリシア人が負けると預言者カルカースに予言されたためである」としてトロイア人を欺き通した。
 欺かれたトロイア人たちは木馬を引いて市内に運び込んだ。ラーオコオーンとカッサンドラーが市民たちをいさめ、木馬に槍を投げつけた。その直後、海から2匹の大蛇が現れ、ラーオコオーンとその二人の息子をくびり殺したため、市民たちは考えを変えた。門は木馬を通すには狭かったので、壊して通した。そして、アテーナーの神殿に奉納した。トロイア人はその後、市を挙げて宴会を開き、全市民が酔いどれ眠りこけた。守衛さえも手薄になっていた。
 市民たちが寝静まった夜、木馬からオデュッセウスたちが出てきた。そして計画どおり松明でテネドス島のギリシア勢に合図を送り、彼らを引き入れた。その後ギリシア勢はイーリオス市内をあばれまわった。酔って眠りこけていたトロイア人たちは反撃することができず、アイネイアースなどの例外を除いて討たれてしまった。トロイアの王プリアモスもネオプトレモスに殺され、ここにトロイアは滅亡した。
(以上、ウィキペディアより)
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箱根山

2011-02-21 20:20:11 | つぶやき
 曇天の少し肌寒い日曜日。箱根山に行ってきました。といっても、神奈川県の箱根山ではなくて、新宿・戸山公園にある人工の山。それでも、標高44㍍。都心にこんなところがあるとは。小高い山。アップダウンのある散歩道。登山道は階段状でけっこう急でした。頂上にはベンチがあって、小休止できます。四方の展望もよくて寒くなければ快適。冬枯れの木々の間から新宿の高層ビルが望めました。
 箱根山の脇に教会がありますが、その基礎の部分が煉瓦造り。かつてここに軍隊の施設があった時のものだそうです。そういえば、子どもの頃、西戸山公園(山手線の西側)から線路をはさんで三角の山が見えました。それはどうなったのでしょうか。箱根山通りから早稲田通り、明治通りを突っ切って山手線方向へ。
 再開発の工事でどこか見当たりません。たしか保善高校近くだったか。高田馬場から山手線に乗って帰ってきました。
箱根山の登山口
標高44.6㍍
説明板
教会の建物の基礎部分。煉瓦造り
頑丈な造り。今も使用している。
けっこう急な登山道
麓から見上げた山頂
3月に駅伝が行われるらしい。
この辺りに不思議な三角状の山(壁)があった。
アップダウンの激しい道を走るランナー
高田馬場駅のプラットホームの柱には、かつて使われたレールが。
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少しずつ確かな春の気配

2011-02-18 23:09:37 | つぶやき
 この間の水曜日。孫を連れて昼下がりの近所の公園。14日の夜の雪が嘘のように消えていました。孫はやっと補助なしで乗り始めた自転車で公園内を自在に走り回っています。時々ブランコに乗り、砂場に入り・・・。いつしか木々も春を告げるようにちらほら花が、新芽が芽生えてきているようです。
 三寒四温。だんだんと暖かくなってきて、時々寒さが戻って・・・。
 政治の世界は、春はまだ遠く、春まで持つかどうかの菅内閣です。
梅の花がちらほら
少し緑がかった木々。
桜も心なしか芽吹く寸前のような。
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読書129「普天間基地問題から何が見えてきたか」(宮本憲一他)岩波書店

2011-02-16 21:23:08 | 読書無限
  【東京】鳩山由紀夫前首相は12日までに琉球新報などとのインタビューに応じ、米軍普天間飛行場の移設交渉の全容を初めて語った。「県外移設」に具体的な見通しがなかったことを認めた。「県外」断念の理由とした在沖米海兵隊の「抑止力」については「辺野古しか残らなくなった時に理屈付けしなければならず、『抑止力』という言葉を使った。方便といわれれば方便だった」と述べ、「県内」回帰ありきの「後付け」の説明だったことを明らかにした。在沖海兵隊の「抑止力」の根拠の薄弱さを浮き彫りにした前首相の歴史的証言は、県民の反発と波紋を広げそうだ。
 海兵隊の抑止力については「一朝有事のときに米国人を救出する役割だから、存在自体が直接、戦争の抑止、攻撃の抑止になるわけではない。全体として4軍そろっていることが必要で、全て連関している中での抑止力となる」と説明。・・・・
                            (「毎日新聞」より)
 「あまりにひどい」「日米合意を見直すべきだ」―。鳩山由紀夫前首相が米軍普天間飛行場の移設先を名護市辺野古に決めた際、その理由に挙げた「海兵隊の抑止力」は後付けだったとの発言に、日米合意で移設先とされた名護市や、日々の騒音や墜落の不安にさらされる宜野湾市の関係者などからは、激しい怒りの声が上がった。
 稲嶺進名護市長は「国のトップである首相の発言が、こんなに軽々しいものだったとは考えられない」と述べ、無責任な対応に憤りをあらわにした。
 辺野古に戻そうという官僚の抵抗があったと、鳩山氏が明かしたことには「政治主導と言いながら結局、官僚の壁を越えられなかった。それが原因で、沖縄の混迷の状況が生まれている。非常に大きな責任がある」と指摘した。
 鳩山氏が「公約を実現できず後悔している」と述べたことには「当時の状況を踏まえて、日米合意を菅首相に見直すよう伝え、民主党内でもあらためて、議論してほしい」と要望した。
 キャンプ・シュワブ前で毎週ピースキャンドルを続け、移設反対を訴える渡具知武清さん(54)は「鳩山さんが県外移設に向けて具体的に動いたとは思えない。テーブルの上だけで議論したのだろう。結局、辺野古への逃げ道を残していたということだ」と怒りを抑えきれない。
 宜野湾市の山内繁雄基地政策部長は「海兵隊が抑止力にならないことは、運用の実態をみれば分かることだ」と切り捨てた。「それなのに菅首相が辺野古移設を引き継いでいるのはおかしな話だ。沖縄に海兵隊は必要ない」と批判した。
 「ひどいねえ、ばかにした話だ。あきれてしょうがないよ」。普天間基地爆音訴訟団幹事の栄野川安邦さん(77)は落胆した。「県民を愚弄(ぐろう)している。沖縄を政治の道具に利用しているようにみえる」と憤った。
 我部政明琉球大学教授(国際政治)は「鳩山さんが辞めるよりも公約を守るために続けることが、政権交代後初の首相としての責任の取り方だった。辞めたことで、次の菅首相は沖縄の基地問題の責任を逃れたかのような形になった」と指摘。「(辺野古回帰を)官僚の責任にしているが、閣僚などの批判はしていない。首相としてのリーダーシップの自覚のなさが発言に表れている。米国と交渉する準備すらできていなかった」と指摘した。 (「沖縄タイムス」より)

 この書は、上のような発言が飛び出す前に読んでいたもの。ここに掲載された評論の中で、海兵隊が「抑止力」とはなりえないことを沖縄の現実、東アジアの軍事的・政治的背景をふまえて説得力のある論証がなされていた。
 沖縄の米軍基地、とりわけ世界の中で最も危険とされる普天間基地。そこにある海兵隊の任務とはどういうものか。けっして日本の安全を守るためのものではないこと、他の米軍の組織の中での存在価値(海兵隊無用論まで米軍にはあるほど)など、「学べば学ぶほど」普天間基地の機能を沖縄県内に移転(より充実化させて)という結論がいかにナンセンスであるか。
 それが、為政者の、まして政権交代を実現した民主党政権の首相のリーダーシップであったはず。国民を、沖縄県民を愚弄したあげく、今になって方便として「抑止力」を用いるとは、軍事的・政治的無能さを自らさらけ出した。
 それが一国会議員の口から出たならば「バカな男だ、不勉強だ」ですませることも出来ようが、当時の首相だった男の口から出て来るとは! 日本国内だけではなく、アメリカ、中国、韓国、ロシアなど緊張関係の東アジア情勢にピリピリしている関係諸国に、日本の首相の軽さ、ひいては民主党政権の危うさをより鮮明にしたことになった。
 しかし、この書では、予想されたこうした発言がけっしてハトヤマ個人の資質というだけではなく、日本の為政者(自民党を含めてこれまでの)姿勢、それを支持する(沖縄の犠牲・負担を了解する国民の姿勢。それを意図的に?誘導するマスコミ。)そのものではないかと結果的に見事、言い当てる書となった。
 ハトヤマを責めることも重要だが(特に野党、とりわけ自民党が鬼の首でも取ったようにはしゃぐのは見苦しい)、我々が、沖縄、とりわけ普天間基地の移転問題を本気で考え、解決策を見いだせなかったことをも責められなくてはならない。
参考文献「沖縄を聞く」(新城郁夫)みすず書房
 
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読書128「金閣寺の燃やし方」(酒井順子)講談社

2011-02-15 20:51:42 | 読書無限
 著者の酒井さんは、数年前「負け犬の遠吠え」で話題になった方。しゃれた(斜に構えた)ネーミングが受ける。その方の「金閣寺炎上」に関わる三島と水上の作品研究、といっても文学作品論ではなく、読み、書き、そして歩き、調べた。
 三島由紀夫の傑作「金閣寺」とそれに触発されて書かれた水上勉の「金閣炎上」。
 国宝・金閣寺は、1950(昭和25)年7月2日未明、金閣寺の青年僧侶・林義賢によって放火され、全焼しました。この事件に関わって書かれた小説(フィクション)が三島の「金閣寺」で、その後に書かれたノンフィクションともいうべき作品が、水上の「金閣炎上」です。
 筆者はその違い、むしろ水上勉の作品が三島作品への批判的立場で書かれたであろう根拠といきさつ。水上の、同郷の貧しき犯人への思いと自らの境遇を重ね合わせた「金閣炎上」という作品への筆者の分析、読み取りが中心となっています。
 一方で、三島の美意識が彼の生き様(人生の終わり方)と重なっている、その原点が「金閣寺」という作品に表れているのではないか、ということを実証的に丹念に追求していきます。
 両者を対比しながら(林義賢も含めて)特に性体験との関連性をかなり執拗に描いています。また、その関連で、三島にとっての、林にとっての母との関わりを分析している。この辺りのとらえ方が筆者の問題意識にあることなどによって、この作品が面白う出来上がっています。
 かつてこの二冊を読んだことのある者にとっては、とくに少年期・青年前期に放火犯人と同じような境遇であった水上のこだわりを改めて感じさせられた。
 「陽」と「陰」。「表」と「裏」。相反する価値観で両者(三島と林・水上)の生き方をつかむことによってその違いが表面化する、というよりは、それらが複雑に絡み合っているところに人生も文化も文学もあることになっていく。読者にとって、ある種の刺激的な作品となっている。
 林義賢の墓を訪ねたり、日本海に面した生まれ故郷を訪ねるシーンなど筆者の心のあり様をも感じる、探訪記にもなっています。
 それにしても何と刺激的な書名か。「金閣寺の燃やし方」とは。ここに来て始めて林、三島、水上が燃やした金閣寺とはまるっきり異なったかたちで、実は筆者が、今あるあまりにもきらびやかな、金ぴかの「金閣寺」を燃やしたことに気づくのです。 
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白髭から押上まで

2011-02-14 19:56:42 | つぶやき
 2月13日日曜日。久々のスカイツリー。車でぐるりと町内一周。朝日に照らされていました。
 朝、出かけようと車のキーを持って・・・。ところが、車の窓ガラス、バリバリに凍り付いて、運転席のドアが開かない。前は氷がびっしり。12日に降った雨のせい。久々の体験。助手席の方は何とか開きました。乗り込んで暖房全開。5分位、そのまま。ちょっと窓ガラスの氷も溶け出して、やっと発進しました。そろり、そろり。
 道も凍っているのでしょう、一面白く、霜が降りたよう。あぶない、あぶない。
予報では東京地方も11,12と雪が積もるとかでしたが、そんな気配もなく・・・。 そして、13日は快晴。冷え込んだといっても、外気温2度。1月中旬の頃とは少し暖かくなってきているのでした。
 写真は、白髭橋付近。携帯だとどうも光の加減がうまくバランスがとれていない。ピンぼけ写真になってしまいました。 
台東区のスポーツセンター付近。桜の枝もまだまだ冬のようす。でも、心なしか新芽が・・・。
浅草通り。吾妻橋付近。正面の広告、「BOSS」ではなくなっていました。
押上の踏切付近。東武電車の車両基地の向こうに。
朝日に照らされたスカイツリー。関連施設の高層ビルも出来つつあります。
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新ミッチー語となるか

2011-02-13 16:58:32 | つぶやき
「与野党間で謝る人」=与謝野氏に皮肉―みんな代表(時事通信) - goo ニュース
 政治的立場は云々しないが、渡辺さん。物言いが面白い。「アジェンダ」とかいう言い方も、行動計画とか予定表などという本来の使われ方を超え、マニフェストに比べて何だか新鮮な印象(中身はなくても)。
 小沢さん処分を巡る民主党内の混迷を「野良犬のけんか」等々、けっこううまく言い当てる。
 今回のも傑作。「与」←「謝」→「野」。さすが、一時期の「ゆ」党から野党色を鮮明にしつつある渡辺さんではある。亡くなったオヤジさんもなかなかの雄弁家ではあったが、政治的にもオヤジをしのぐ勢いがあるか。
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斜に構えて10日の小沢記者会見を読むと。

2011-02-12 19:36:07 | つぶやき
 「自由報道協会」(仮)主催の記者会見(司会は同協会暫定代表のフリージャーナリスト、上杉隆氏)の詳細を産経のWebで見ました。  
そこでの主な上杉発言
・一兵卒の、日本史上最強の一兵卒の会見ということで、やりたい。(注:冒頭で「最強の一兵卒」という表現は二度出て来る。)
・基本的には、昨今いわれているような国会への招致ということだけで終わったんでしょうか。
・長い間の地方からの改革、権限委譲という形での政策を訴えている小沢さんと河村さんたちが会ったということは、何らかの政策的な話し合いがあったと思うが。
・そもそも党首討論は小沢さんがその設立にかかわったというふうにうかがっている。谷垣禎一自民党総裁、山口那津男公明党代表ともに小沢さんの名前を出し、証人喚問に出せといったが、いかがか。
・ちなみに強制起訴は、弁護士の郷原(信郎)さんは「アマチュア起訴」と言っていました。(注:他の記者の質問中の不規則発言)
・今、共同通信、時事通信の速報が入った。小沢元代表は記者会見で、菅首相から「裁判がすむまで党を離れてくれないか」と言われたという速報がありました。お知らせします。無意味な報告でした。(これも同様。「無意味」という必然性?)

 ところで、他の記者の質問「国民が多くの方が思っていることを率直にうかがう。山口二郎さんは、検察の暴走ということもあるが、説明責任があるということも強調されている。多くの方が思っている点は、金権体質といわれていた自民党の幹事長をやっておられた。それからいろんな政党を作って政党助成金の財務処理の問題が出ている。それから企業献金がよくないといっていたのに、民主党が一部再開してしまった。国民の疑問と思われていることについてお話いただきたい。」
 小沢さんの答え「僕は企業献金はやめるべきだと最初から言っておりません。企業献金が悪だという前提に立てばそれは止める以外ない。私は献金については誰からもらったっていいと。それから何に支出しようが、極論を言えば、いいと。しかしそれを全部オープンにすべきだ。誰からもらって、何に使ったのかということを国民がはっきりと分かるようにすべきだと。それがよろしくないというのなら次の選挙で投票しなければいい。私はそういう意味でのオープンな、政治資金だけでなく、もう少しオープンな社会にしなくちゃいけない。行政の中身も、たぶんあなた方がいくら頑張っても分からないでしょ、限界があるでしょ? その情報は。一般の会社だってそうですよ。みんなクローズドな仕組みになっているんですよ。だからそれをオープンにすることがアメリカほどオープンにする必要はないと僕は思いますが、少なくともヨーロッパくらいのオープンな社会にはしなくちゃいけないという風に思っております」
 「それから山口二郎さんの話を引用されましたが、政治とカネ、政治とカネ。よく意味が分からないんですよね。何をもって政治とカネといって、何をもって問題なのか。私は誰よりも全部公開しておりますし、何もやましいことはありません。それは今回の捜査でおわかりの通りです。国会とか何とかではないですから。捜査機関の強制捜査によって全部、捜査した結果ですから。それで、何も不正がないということになっているわけでして。政治とカネ、小沢一郎は金権で悪い奴だというイメージというか、レッテルというか。僕の政治とカネのどこの何が問題なのかという指摘は一向にない。ただ、政治とカネ、小沢一郎は悪い奴だというパターンの批判ではないかと思っております。私は皆さんを含めて全員に私の収支報告書を公開しております。事務所費も公開しておりますし、全部、領収書からみんな見てもらっています。そういう意味で私は可能な限り1円から公開ということになると、1円の領収書、おまえ全部あるかというと、そこまではちょっと、事務的にどこまでやっているかは言い切れないかもしれないが、僕はこの問題があって特に、1円から領収書をそろえてきちんと報告するように、間違えないようにということだけは担当の秘書には言っています
 「今度は法廷での事実関係を明らかにせよという検審のあれですから、法廷はどなたでも傍聴できますし、全て公開になるわけでありますので、私の冠のように付けられた政治とカネというのがどこが問題で、何が疑問なのかということは改めて法廷の場で明らかになると思いますので、ぜひ皆さんにも目をこらして、耳をきちんとあれして法廷を観察していただければと思います」
 そして、会見終了時のまとめの上杉発言
「政治とカネというのは、具体的には国民の税金の使われ方のことです。ぜひとも官房機密費を追及を記者クラブの皆さんもやっていただいて、本当の政治とカネというのを一緒に追及しましょう。」
 「本当の政治とカネ」=国民の税金の使われ方=官房機密費(の解明)。
 小沢さんの政治とカネにまつわる話は、問題の本質ではない、と。小沢さんの言う閉鎖的な社会から「オープン」な政治・社会を目指す。そのとっかかりにすべきは、官房機密費の公開・解明だ、と。また、それに通じるのが我が国独特の記者クラブの閉鎖性を打破し、オープン化することであり、そのきっかけがこの記者会見だと言いたいのでしょう。
 彼の徹底したこだわりというか、一見、無理筋のようなまとめ方、はぐらかし方に思えたのは、私だけか。
 唯一興味深かったのは、別の記者が秘書の裁判での検事の冒頭陳述を受けて、水谷建設との関係を尋ねた時の小沢さんの答え。
「えっ、日産建設」と聞き直し(どう聞いてもそんな風には聞こえないのに)、
僕? 今の挙げられた事実は全くないと思います。私はゼネコンであれ他の企業であれ、そういう企業の事業に関連して、経営者やオーナーと会うことは全くありません
 それは当たり前のことで、彼ほど用意周到な政治家なら(まして師匠の田中角栄の晩年を教訓化しているのだから)自分自身で会うことなどあり得ないでしょう。
 ただ、「僕?・・・と思います」「私は」という言い方がミソで、そこに、意を受けた(相手からも)仲立ち役としての秘書が必要なわけ。これが、今回の三被告の裁判にもつながっているのではと思うと、小沢さんにとって、自ら墓穴を掘った発言のように思います。
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小沢さんの主張にどう立ち向かうか、に真価が問われる

2011-02-11 16:39:06 | つぶやき
“記者会見ごっこ”はもうお終いにしよう。税金で運用する政府会見インフラは全てのジャーナリストへ公平に開放を!【週刊 上杉隆】(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
 上杉隆さん。記者クラブなるもののおかしさを常に(挑戦的に)問う姿勢は一貫しています。まさに記者達と官僚達(政治家達)との懇談会。情報交換と称して官僚や政治家の都合のいい話を聞き、記事にする。深く追求しようともしない、仮にそうしようものなら排除の論理(記者クラブ自身の)が働く。
 お互いに都合良く寄りかかってきた積年の慣習という名の特権的立場、よそ者排除意識・・・。特に、大手のマスコミが検察・警察情報をそのまま垂れ流して、画一的な記事となっていることなどで、その弊害が国民の目にもはっきり見えてきました。
 その悪弊をつぶし、開かれた記者会見にしていく、臭いものに蓋をするのではなく、国民の目に耳に何が真実なのかを指し示してしくような記事作り。これこそが求められています。
 上杉さん(たち)が、長年、こうした記者風土・マスコミ風土の風穴を開けようと奮闘してきたことは、その通りでしょう。しかし、この前の小沢さんとの第一回目の記者会見(限られた人数だったようですが)では、小沢さんにまつわる「政治とカネ」の話は触れないようにしたとか、しなかったとか。「ゲストに」、という発想・意図が理解しにくいし、ホントウの意味での厳しい質疑応答がなされたのか、とても気になりました。

 一方、小沢氏は首相との会談後、フリー記者らが主催した記者会見に臨み、検察審査会の議決による強制起訴について「(検察による起訴とは)本質的に違う」と指摘。自らの進退について「私が党を離れるとか、党が何らかの形で私を処分するというのは、健全な政党政治と民主主義の発展にとって妥当ではない」と首相と執行部を強く批判し、「私は現状のままで活動する」と明言した。

 今回の小沢さん。たぶん上杉さん達のグループ(フリー記者たち)の記者会見に臨んで、今まで通りの主張を行った、という記事でしょうか。
 この時の記者会見。小沢さんとどのよう質疑が行われたのか? その場にいたとしたら、上杉さんはそれを明らかにする必要があります。その記者会見が一方的な小沢さんの話に終わってはいないと、思いたい。
 オープンな記者会見を望んで、それが叶えられたことで満足していてはならない。フリーならではの国民目線で、小沢さんを問いただす姿勢を失わないことこそが、最も大事ではないか。
 このところの上杉(たち)さんの発信内容を見ると、大手マスコミ嫌いとなった小沢の後援団体となったかのよう。既存の記者クラブ敵視が小沢さん一辺倒になっては、敵の敵は味方、という小沢流政界遊泳術に見事に絡め取られてしまっているのではないでしょうか。
コメント (1)
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よせばいいのに。ってどちらにも言えますが。

2011-02-10 21:36:03 | つぶやき
「相いれないものは賛成できない」社民・福島氏(読売新聞) - goo ニュース
 いいんじゃないですか。原則主義者のご発言は、これで。菅さんもここまで党首の方がおっしゃっているんですから。諦めて下さい、社民党に色目(欲目)を使うのは。鉄の女性に失礼ですから。
 どうせ郵政民営化法案を通すだけ、という深謀遠慮で亀井さん辺りからそそのかされて、「社民党を抱き込めば衆議院で再可決できる・・・」。
 そんな手に乗って右往左往することはありません。
 どんな困難があっても、政策実現。そのために国会解散も辞さず、という断乎たる姿勢が大事です。今度衆院選があれば、間違いなく国民新党も社民党も議員を減らすに違いないのです。社民党などは沖縄などの一部での地域政党として残るでしょうが(それはそれで大事な存在価値があります)。
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ちんぴらどもを蹴散らすために、国会解散を仕掛けるときだ

2011-02-09 23:32:03 | つぶやき
小沢氏の支持議員「処分なら徹底的に暴れる」(読売新聞) - goo ニュース
 小沢親分にとことん忠実たらんとして、結果、民主党潰しにつなげていく魂胆。またもや、壊し屋の手下どもがうごめいている。その果ては、自民党に回帰しつつ、保守を基盤とした政界再編か。残念ながら自分たちはおそらく落ちてしまうだろうが・・・。 それでも親分に付いていく、師が地獄に堕ちたら、一緒に地獄に堕ちても構わない。何しろ血判状の方々だから、それくらいは、当たり前の覚悟。世論によって小沢親分が切られたら、そんな世間はくそくらえだ! もう覚悟を決めていますね、彼らは。
 対する菅さん。優柔不断どころか、国会での多数派工作ばかりに走って、いよいよ総スカン。公明党がダメなら、社民党へ。何でご機嫌をとる必要があるのか、亀井さんにもそうだが。
 予算委員会の受け答えも煮え切らない返答ばかり。下を向いて(官僚の作成した?)メモを見ながら話すだけ。確信もなければ(心ここにあらずなのか?)当然迫力もありっこない。TV中継でもこの有様なのだから、「(無味乾燥で思いつきの言葉の)有言があっても(誠実さもなく、やる気を感じない)不実行」というレッテルが浴びせられるのも、むべなるかな。
 こうして、発言する度に、自公からは(下品な)罵声を浴びせられ、(吹けば飛ぶような存在の)少数政党がくしゃみする度に、風邪を引くのが恐くて、どうしてよいか分からずに、青息吐息の菅さん(たち)。
 右往左往する国のトップ連中に、国民もいささか呆れている。おおげさにくしゃみするヤツ、下劣な非難・不満・揚げ足取りしかできない連中など、歯牙もかけないのが、最良の対処策。
 消費税10%UP!年金統一!参議院、衆議院区割り大幅変更、国会議員定数(歳費も)大幅削減!公務員給料・定員大幅削減!子ども手当拡充!高速道路無料化・・・。
 こうなったら施策の善し悪しは別として、断乎として昨年夏のマニフェスト「方針」を貫徹する。
 党内の反対意見を押さえ込み、野党がぐずぐず反対するなら、ただちに国会解散に打って出る、くらいの迫力と確信と行動があってほしい。おどおどしすぎ。ホント、奥さんをして嘆かせるばかりの体たらく。自民党の解散発言を逆手にとって直ちに解散すべきです。
 小沢一派が反乱を起こしたら、予算が通らない、法案が通らない、そんなことばかりを考えて何もせず、というのが、最悪・最低内閣と毎日のようにフジやゲンダイに書かれてしまう根拠なのだから。
 ここは、与野党問わず、消費増税提案につべこべ言う、きれいごと反対派には、刺客をたてて粉砕する、そういう魂胆をもって、解散・総選挙をすべきである。
 でも、ぼろ負けするでしょうが・・・。
 こんな民主党に誰がした? やはり、小沢さんもそこを深く反省すべきです。
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