おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

騙されないように

2005-05-11 22:54:07 | つぶやき
 教育基本法の「改正」案がまとまりつつある。しかし、「愛国心」という表現をめぐり、自民党と公明党が一致できず、「国を愛する心」(自民党案)と「国を大切にする心」(公明党案)の両論併記のまま。法案として国会への提出はまだだという。
 憲法にせよ教育基本法問題にせよ、自公連立政権が数の上で国会を牛耳っていることで、法案が国会に提出されれば、多くの場合、即、可決(かたちの上では審議をするが、最終的には数の力で通すやり方)。こういう国会運営が今や常套化している。
 特に、公明党が自民党と連立を組むようになってから、ますますこの傾向が強くなっている。法案づくりの時点で、両者の妥協が成り立つように仕組まれているのだ。いわば、自公談合路線。コイズミさんもこれに見事に組み込まれている。
 しかし、公明党はいつまでも自己主張していくだろうか。公明党は、今後も絶対に自民党との組んでの政権与党の立場を離れることはない!。今は自民党には、選挙の票という恩を売っている。これから先、民主党が多数になるような状況になりそうだと、今度は民主党に媚びを売るはず。
 しかし、今は、何だかかんだ文句を言っても、最後は自民党の言いなりになるだろう。選挙協力ということで、学会員の一票ほしさにすり寄る自民党だが、いざとなれば公明党は自分たちから離れないのは百も承知だから、選挙は有難う!でもこれはやるよ!
 公明党の支持者である学会員は、宗教活動即選挙活動だから、選挙がないと元気も組織も持たない。彼らの日常活動は、都議選一本!都議選の不利になるようなことは絶対にしない。学会員の中の不満をそのままにしておけない、また票集めにも不利になる。だから今は「国を愛する心」では困るというだけなのだ、と思う。今は、「国を大切にする心」でなければならないのだ。
 都議選(投票率が低いという予想が既にあり、公明党の候補者はよほどの取りこぼしがないかぎり、全員当選間違いなしだろう)が終われば、その勝利の「歓喜」の中で、結局はいつものように自民党にすり寄って、「国を愛する心」で落ち着くはずだ。
 なんということはない、国の政治の根幹をなす重要施策は、学会員の選挙活動の有無で決まってしまうのだ。何と嘆かわしい事態か!また、公明党のえげつない戦法よ!
 次の課題は、靖国神社!これに公明党議員が参拝することになったら、創価学会の宗教的信念・歴史もかなぐり捨てて、政治信念もないままの巨大政治団体でしかないことに。さすがの学会員も「靖国参拝」には黙っていないだろうと思いたい。
 しかし、現実には、御輿も担ぐし、神社の祭りにも地域友好活動の一環として参加している。彼らの今のターゲットは「同窓会」、積極的に出ているくらいだから、靖国神社の参拝なんか何とも思わなくなってはいないか。宗教的な感性を麻痺させられているようにしか思えない昨今の状況なのだ。
 かくして、憲法も教育基本法も「改正」され、右翼も真っ青になるほどの、全体主義集団によって日本は滅亡の道を歩む。
コメント (1)
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