例によってカーブスから帰って来たお昼過ぎ、トーストにチーズをのせいざ食べようと
したらピンポーンとチャイムが鳴る。
「エッ、タイミング悪いなあ。誰かしら?」
「あの~、すみません」と女性の声。
まあ、女性ならいいかと鍵を開ける。知らない20代ぐらいの女性。
「実は家の猫がお宅の庭に入っていったものですから、探させて貰っていいですか?」
「でも、猫なら勝手に出て帰って行くんじゃないの?」
「あの~、でも家猫で今まで一度も家から出してないので帰れないと思います。」
えーッ、厄介な猫!
「近くの者なんですけど今洗濯物を干してたら、わずかのスキをついてでてしまって
慌てて追いかけたら、お宅へ入りました」
よく見ると、どう見てもパジャマ姿だ。
何だか可笑しくなって「いいわよ、奥を見てみたら」
私も付いて出て、のぞくと家の裏側の奥に居心地よさそうに鎮座してる。
なかなか美形の猫だ。可愛い!
ここで出てくるまで待っててもいいですか?と言うので「ま、いいか」と許可。
部屋に入り、すっかり冷めてしまったパンをかじる。
なんだか落ち着かない気分。
パンを小さくちぎって、お皿に入れ「ねえ、これでおびき寄せたら」
「すみません。やってみます!」
結局、彼女狭い庭とも言えない空間にパジャマで潜りこみ、愛猫を抱えて来た。
潜るためには、猫を離さなくてはならないので私に手渡され、生まれて初めて?
猫を抱いた。ミヤーミヤーと小さく泣いたが嫌がらない。
「大丈夫だよ、お姉さんすぐ来るからね!」
孫を抱いてた感触を思い出した。猫も孫も一緒!
「ありがとうございました。」と帰って行く後姿をみたらお尻が汚れたパジャマ
すがた。可笑しい!
それにしても、お昼近くまでパジャマだなんて、大学生か?
ま、いろいろあるわね。
春の珍事!
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