そとさま雑記

自然と平凡な日々の暮らしを記録します。 

映画 「セントアンナの奇跡」

2009-08-21 19:00:49 | Weblog
暫くぶりに映画を観て来ました。
アメリカ映画「セントアンナの奇跡」
 
 監督  スパイク・リー

 出演  デレク・ルーク
     マイケル・イーリー
     ラズ・アロンソ
     マッテオ・シャポルディ(少年)

冒頭、1983年のニューヨーク。
郵便局に切手を買いに来た客が局員に撃たれて死亡するという事件がおこる。
しかも、犯人のクローゼットからは歴史的に貴重なイタリア・フィレンツェのサンタ・トリニータ橋を飾る彫像が発見された。

話しは一転、1944年の第二次世界大戦中のイタリア・トスカーナの村。
そこでその郵便局員は、第92歩兵師団バッファロー・ソルジャーの兵士として戦っていた。アメリカが過酷な最前線に送り込んだ黒人だけの部隊。
偵察隊として4人が川を渡るが、ある廃屋で倒れた柱の下敷きになってる少年を救い出したりしてる内に部隊とはぐれてしまう。

大きな体の少し頭の弱いトレインと少年アンジェロは心を通わす。
どこか不思議な力を持つ少年と純粋で優しい心を持つトレイン、二人は離れがたくなり、行動をともにする。
食料を求めて「眠る男」の山の麓の村にたどり着く。

ドイツ軍との戦いは結構リアルだし、セントアンナの大虐殺は教会の前ですさまじい有様。パルチザンの中の裏切り者のために結局は匿ってくれた村人達と共に、みんな命を落とす。
しかし、少年は不思議な力で助かり、4人の内の1人も奇跡的に命を救われる。

アメリカの戦争映画で黒人兵が描かれるのはとても珍しい。
まだアメリカでは黒人に参政権もなく、偏見も半端ではないというのに黒人だけの部隊。当然部隊も上官は白人、黒人兵に差別的発言も多いし、守ってもらえない。
「何の為の参戦か?」と劇中でも語り掛ける。

トレインがフィレンツェで拾い、腰にぶら下げてる彫像はなんとも大きすぎて邪魔だし、戦場に馴染まないがこの映画の重要な要件になってる。
村の人々の日常やパルチザンの指導者の描き方も骨太でいいと思った。

いろいろな意味での奇跡は起きているのだが、是非映画をご覧じろ!

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2 コメント

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ココシャネル (ゆっこば)
2009-08-22 10:16:20
えっ、私も昨日ココシャネルを見てきました。日比谷シャンテよね?同じ場所に居たのね。こちらもとても静かで落ち着いたとても良い映画でした。でも暑かった!
相変わらず行動派のヤナコさん夏バテしないように睡眠はたっぷりとって下さいね。
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ほんとう? (ヤナコ)
2009-08-23 08:33:29
シャンテシネの1回目、11時のを観ました。
偶然ですね。
ココシャネルもいいらしいわね。
今度は笑える映画「ちょっとおかしなお葬式」を観ようと思ってます。これが六本木なのではずみをつけないとい行けません。
しかし暑いですね!昨日はコーラスのステージ終わりました。出番は20分だけなのに汗びっしょりよ!打ち上げでちょっぴり飲みましたサワーをね。
ゆっこばさんも夏ばて気をつけて!
そちらも演奏会(?)終わりましたか?
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