二月公演は三部に分かれている。
この頃、私も友人も夜より昼間の公演を選択するようになったので第二部を
選んだ。
国立劇場(小劇場) 2時半開演 2/18
演目 花競四季寿(はなくらべしきのことぶき)
天網島時雨炬燵(てんのあみじましぐれのこたつ)
花競四季寿は春夏秋冬を舞踊を交えて表している。
人々の幸せを祈って踊る万才、夏は海女、秋は関寺小町、冬は鷺娘。
夏の海女はユニークだ!
なんと大ダコと絡むのだが、その大ダコがまるでダイオオイカ、いやいや
大ダコでユーモラス。笑ってしまった!
関寺小町は小野小町が年を取り、秋草の中で往年を偲ぶという今現在の我
が身を突然突きつけられるような場面。
そうか、どんな美人も同じく年を取ると気を取り直し、冬の鷺娘に見入る。
なのに、何ということか、いつの間にか微睡んでしまった。
やっぱり私も関寺小町?
古語で言ったら「夕惑い」か・・・若いころにはあり得ない
「天網島時雨炬燵」はいかにも文楽らしい内容。
紙屋治兵衛と遊女の小春の心中事件の一幕「紙屋内の段」。
女房おさんの健気さ、切なさが際立った部分なのだが、現代病(?)に侵され
いる私から見ると、なんでそこまでするの?と思ってしまう自分がいる。
古典を観る資格がないのか・・・困ったオバサンだ
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