写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

雪の里の祭り 『白峰雪だるままつり』

2012年01月11日 | 写真
雪の多い旧白峰村ではその雪を逆手にとって「明日忘れる豪華さよりも、永遠に心に残る素朴さを」という村の人々が村民の数だけ雪だるまを作り楽しむ「雪だるままつり」という冬のイベントがあります。これは1990年に当時の青年団などが中心になって始めたもので、いまは書く民家の前に作られた雪だるまにローソクの灯がともされた素朴で美しい光景に魅せられた多くの観光客で1月末の桑島地区、2月始めの白峰地区の夜は賑わっています。
私も豪華できらびやかな「札幌の雪祭り」と同時期に開催される、小さくて素朴な思いのこもるこのイベントが大好きです。
今年の「雪だるままつり」は1月27日に桑島地区、2月3日に白峰地区と開催されます。ぜひ一度、心こもる素朴なこの祭りに来ては如何でしょうか。冬一番のオススメ行事です。
今日の写真は「雪の里」、2009年の雪だるま祭りをデジブックにしたものも公開しましたお楽しみ下さい。
デジブック 『白峰雪だるままつり』

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新春家族食事会

2012年01月10日 | 写真
このところ雪の世界の写真が続いているので今日は気分を変えて・・・、個人的な話題になりますが子ども三人が結婚してから毎年正月には子供たちの家族も含めての食事会をしています。今年は金沢市南部にあるリーズナブルな値段と美味しさで若い人たちに人気のフレンチレストラン「ビストロレガル」での食事会になりました。
子どもたち三人とその伴侶、そして五人の孫(いまお腹にいる子をふくめると七人)と私たち夫婦。総勢13人(お腹の子を含めると15人)のにぎやかな食事会となりました。私たち夫婦が酒類がだめなのでアルコール抜きの食事会でしたが子供たちや孫たちとの会話も進み楽しい時間を過ごすことが出来ました。
けっして贅沢なものではない、心はこもっているけれども質素な食事会でしたが子供たちやお店の方の心遣いがうれしい時間でした。
それにしても、そんなささやかな時間さえ持つことが出来ない東日本大震災、原発事故の被災者のことを思うと被災者のための復興を一刻でも早める運動を一歩一歩確実に進めたいと思います。
写真はお店の入口においてあった可愛い猫の置物と花飾りです。
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雪景色 ー石川県白山市白峰ー

2012年01月09日 | 写真
白峰の写真が続きますが、今日はオードックスな雪国写真を公開します。考えてみればこれまで部分的な写真が多く集落の全体が分かるものが少ないのに気付きました。今日の写真は白峰の高台から集落の半分くらいの地域と集落の下にある手取川沿いに作られた新しい集合住宅と公共の建物です。特別に派手なものではありませんが雪の中で見ると色鮮やかに見えます。
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今冬三度目の屋根雪降ろし

2012年01月08日 | 写真
雪の国道157号線を軽自動車でなんとか走って白峰の町に着くと雪は止み、いたるところで町の人たちが家周りの除雪や屋根雪降ろしに汗を流していました。金沢の私の家でも家周りの道や駐車場の除雪が大変なのですが、白峰の町はそれと比べても桁違いの雪で屋根雪降ろしも今冬三度目という方もいました。金沢では屋根雪降ろしの目途は積雪50~60センチと言われていますがそのことを考えると白峰での積雪量が推し量れます。
ときどきテレビの天気予報で綺麗なアナウンサーのお姉さんがスタジオで「屋根雪降ろしの事故にお気をつけ下さい」などといってますが、どうしても屋根雪を降ろさざるを得ない町で聞くとなんだか他人事、キレイゴトに聞こえてしまいます。
まだまだ四月まで続く雪との暮しは始まったばかりです。
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除雪車稼動中 ー国道157号線ー

2012年01月07日 | 写真
石川県白山市白峰地区の国道157号線、雪の多いときは除雪車が二車線確保のために大活躍です。前の車が路上の雪を道路脇まで寄せて後ろの車がその雪を道路の外へ出してしまいます。こうして国道は確保されるのですが、大雪になるとこの除雪も間に合わなくなるときもあります。また気温が下がると路面が凍りつきスタッドレスタイヤでも走れないときもあります。
北陸の雪は水分が多いためその重さも住民の暮しを苦しめます。
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白峰の積雪を神社の写真で

2012年01月06日 | 写真
金沢から山側を通って福井県や岐阜県に抜ける国道157号を車で一時間余り走ると石川、福井の県境に当たる石川県の旧白峰村に着ります。この村はその素朴な味わいで全国でも知られる冬のイベント「雪だるままつり」の里です。この集落は白山への登山口にも当たり白山信仰を元に発達した独特の文化や素朴な里の人たちとの交流も楽しみな村です。
ただ「雪だるま祭り」という催しでも分かるとおり11月末から4月の終わりごろまで、半年近くは雪のなかでの生活が続くという全国でも有数の豪雪の地です。その白峰まで昨日(5日)わが軽自動車で雪の中を行ってきました。
写真はその白峰と福井との県境にある神社で写した積雪の写真です。鳥居の姿で積雪量が分かると思います。またよく見えないと思いますが一対の狛犬は雪の下になり、本殿は奥にこんもりと雪が盛り上がっている建物です。
金沢や雪国のカメラマンにとってはあまりにも当たり前すぎてレンズを向けないのですが、四国育ちの私は雪のない地域の人たちに雪のなかの暮しを知ってもらいたいとカメラを向けています。
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残る秋 ー冬もみじー

2012年01月05日 | 写真
お正月にふさわしい写真ではありませんが・・・、1月3日朝の兼六園。冬の風物詩として知られる雪吊りが映りこむ霞池のほとりに少し色は褪せていますがまだ紅葉している葉の残る一本の木が立っていました。一面の雪景色の中の紅葉は秋からの贈り物のようで不思議な眺めでした。
まだ観光客も入ってこない雪に包まれた静かな早朝の兼六園はなにがあっても不思議ではないような空気感の漂う空間でした。
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雪の兼六園ー日の出は?この朝も残念!ー

2012年01月04日 | 写真
毎年のことですが一月の北陸は曇りの日が多くて日の出の光景を見ることが難しく、今年も4日になりますがまだ朝日の姿を見ることが出来ません。ちなみに昨年の一月は一度も日の出風景をカメラに収めることが出来ていません。
昨日(3日)は空の晴れ間が広がったので「日の出」が撮影できる可能性の高い兼六園へ出かけましたが、ちょうど太陽が顔を出す医王山の左に厚い雲があってこの日も日の出写真はお預けになりました。残念!!
今日公開の写真は、雪のある兼六園の夜明けの風景です。
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廃屋ー雪の限界集落?ー

2012年01月03日 | 写真
昨日の[写真師の新カメラ日記]に書いたように、今日の写真の場所のすぐ向こうの峠は冬季期間は通行止めになるほど積雪のある集落です。写真の建物は数年前この集落を通るときに気になったもので落ちた壁の向こう、つまり屋内にはまだ生活のにおいのする生活用品、文具などが穴の開いた屋根や壊れた壁の間からの風雪にさらされたまま放置されていました。あれから数年たって今では完全に屋根は無くなり壁も全体が剥がれ落ちています。この冬は全体が崩れてそれこそ瓦礫と化すのではないかと思える状態です。この建物のある集落は見たところこの地で暮しを立てている数件の家屋も見えます。住民が頑張っている今のうちに地域が成り立つような施策を講ずることこそが政治・行政に求められていることだと思います。
野田内閣がアメリカや日米財界の使い走りの役を買って出てTPP推進をヤミクモに進めることは本来しなければならないことに逆行することだと思います。また自民公明政権が飴と鞭を使って推し進めた平成の大合併も、石川、岐阜、福井三県にまたがる白山の山頂から日本海に至るという広大な単位の自治体を作り出し議員定数を削りに削って地域の声が議会や行政に届かないという結果を生み出しています。この地域が単独行政区(村)だったときには不十分であっても地域の特色を生かして魅力的な村づくりがあったように思いますが、いまはそれも見えなくなっています。
冬の白山麓をカメラをもって歩いているとそんなことがとても気になってきます。
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水車と茅葺き小屋

2012年01月02日 | 写真
金沢から白山麓へ向って一時間弱国道を走ると完全に雪国、その道沿いに写真の建物、というより小屋が見えてきます。雪のない季節は地元で取れる農産物などを直売しているのですが冬は休業で戸が閉まったままになり、雪の多いときは雪に埋まってしまいます。でも雪と水車と小屋の組み合わせがとてもリアルに見えてついついカメラを向けてしまいます。
ここから国道を離れてもう少し走ると雪のため道は冬季閉鎖で行き止まりになり、その近くの集落の家屋は多くが冬季は留守になっているようです。かつては多くの人たちが暮らしていたこの地域で人はなぜ暮らせないようになったのか?ついつい考えこんでしまいます。
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