写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

水辺の和ろうそく  がまの穂

2014年03月27日 | 写真

季節になれば蛍の飛び交う姿が見られる金沢市南部のホタルの里、地域の人たちで二年前に整備しなおした池のほとりに自生する蒲の穂がまるで和ろうそくのような姿を見せていました。
蒲(がま)は伝説「因幡の白兎」でも傷ついた白うさぎの肌を柔らかく包んだといわれていますが、この一本の穂に約35万の種が固まっていて風などの衝撃で放出されます。この写真を撮影した日も折からの風に乗って白い真綿のような種が空中を浮遊していました。平地の川や池のほとりならば晩秋に見られる光景ですが雪の多い山の陰にあるこの地の気候の所為でしょうか早春の山里で見られました。
山里は何度訪れても、いろいろな「発見」があり、興味が尽きません。



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