先日、2017年本屋大賞の受賞作が発表されましたね。
大賞を受賞したのは、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)
『夜のピクニック』以来12年ぶり、2度目の本屋大賞受賞。
う〜ん。
『蜜蜂と遠雷』は第156回直木賞も受賞しているので、すでに読まれている人も多いんじゃないかな?
本屋大賞って既存の文学賞では選ばれない「現場」ならではの隠れた名作が選ばれるのが醍醐味なのに、こんなメジャー作品でいいの?
いや、いい作品ですけどね。
最近はすでに知られている、売れている本が選ばれる傾向があるような、個人的にはちょっと残念。
といいつつ、私も森見登美彦さんの『夜行』(小学館)を推していたんですけど(苦笑)
ノミネート作品の順位はこんな感じ。
第1位 『蜜蜂と遠雷』恩田陸(幻冬舎)
第2位 『みかづき』森絵都(集英社)
第3位 『罪の声』塩田武士(講談社)
第4位 『ツバキ文具店』小川糸(幻冬舎)
第5位 『桜風堂ものがたり』村山早紀(PHP研究所)
第6位 『暗幕のゲルニカ』原田マハ(新潮社)
第7位 『i』西加奈子(ポプラ社)
第8位 『夜行』森見登美彦(小学館)
第9位 『コンビニ人間』村田沙耶香(文藝春秋)
第10位 『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和(サンマーク出版)
私がこの中で読んだことがなくて、題名さえ知らなくて、今回読みたいと思ったのは塩田武士さんの『罪の声』(講談社)
グリコ・森永事件を題材にしているということで、興味を引かれました。
本屋大賞の発表は一ヶ月前に作者と出版社にあらかじめ連絡が入ります。
事前に重版をかけることで、大賞発表と同時に本屋さんには受賞作が大量に並び、お客さんは品薄でストレスを抱えることがなくなります。
まあこの辺は本屋さんが選ぶ賞ということで、商売にもしっかりつなげているんですよね。
『罪の声』以外にも読んでいない本があるので、本屋さんで手に取ってみようかな。
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