日本で暮らしていると、”どこまでも続く大草原”なんてなかなか見ることができません。
特に私なんて、中部地方の山の中に住んでいるのでなおさらです。
先日仕事で訪れた中国。
ホントにただただ平らな大地が広がっていました。
四時間バスに乗っていてもぜんぜん景色が変わらないんです!
どこまでも広がる畑、雑木林、また畑、えんえんその繰り返し。
さすがはユーラシア大陸! って感じでした☆
ちなみに、ユーラシア(Eurasia)というのは、ヨーロッパ(Europe)とアジア(Asia)を組み合わせた言葉です。
さて、今回ご紹介する本は、こちらはアメリカ大陸の大草原を舞台にした物語。
西部開拓時代をたくましく生きた女性、ローラ・インガルス・ワイルダーが自らの生い立ちをもとに描いた…
*(キラキラ)*『大草原の小さな家』*(キラキラ)*です☆
アメリカのNBCテレビが制作したテレビドラマシリーズが日本でも放送されていたので、ご存知の方もたくさんみえることでしよう。
私も大ファンでした♪
それで原作も読み始めたのですが、これがまたとってもいい!!
テレビドラマの方はかなり脚色されていて、登場人物とかも違うので、まったく新しい物語を読んでいるみたいに新鮮でした♪
それでいて、あの一生懸命家族みんなで生き抜いていくインガルス一家のよさはそのままなんです☆
舞台は今から130年ほど昔のアメリカ。
日本ではペリーが黒船で浦賀にやって来て、大政奉還で徳川の時代が終わり、明治時代が始まった頃。
ローラは、アメリカ中西部、豊かな自然に囲まれたウィスコンシン州の大きな森で生まれます。
なんでもできるお父さんに、優しく厳しいお母さん。
優等生のお姉さんメアリーに、まだ赤ちゃんの妹キャリー。
そして家族の一員ブルドッグのジャック!
『大草原の小さな家』とは実際には9冊ある原作の2冊目のタイトルです。
ローラの生まれた大きな森を舞台にしたのが1冊目。
*(キラキラ)*『大きな森の小さな家』*(キラキラ)*(講談社版)
人の増えてきた大きな森を離れ、幌馬車で大草原を旅し、新しい家を建てるのが、ドラマのタイトルにもなった2冊目。
*(キラキラ)*『大草原の小さな家』*(キラキラ)*(講談社版)
そして3冊目、*(キラキラ)*『プラム川の土手で』*(キラキラ)*(講談社版)では、さらに大草原を旅し、カンザス、ミズーリ、アイオワを通り、ミネソタ州のプラム川のほとりに落ち着きます。
ホント、行けども行けども大草原♪
電気や水道なんてもちろんなく、ようやく鉄道は敷かれ始めていましたが、まだまだ大自然のど真ん中。
見渡す限りの草の海。
そんな中でお父さんは木を切り、大地を耕し、お母さんは生地から服を作り、獲りたての動物や魚を料理する♪
7歳になったローラも、お母さんの手伝いをし(たまに嫌な時もあるけど☆)、お父さんの漁を手伝い(たまに約束を破って叱られたりするけど☆)、あっちこっちに興味を惹かれて寄り道しながら、危険なこと、大切なことを学んでいきます。
どんなに自然の中の暮らしでも、娘たちにキチンした身なりをさせ、礼儀作法を教えるお母さんがとっても素敵です☆
夜になると弾いてくれるお父さんのバイオリン。
どんなに苦しく、辛い時でも、家族が肩を寄せ合い、希望を忘れないインガルス一家。
そうしないと生きていけない…というよりも、生きるって本来そういうことなんだと思わせてくれるシーンがたくさん☆
新しい靴が買えず、穴の開いた長靴で遠くへ出かける父さんを心配するローラ。
母さんと娘たちだけになってしまった家が吹雪に閉じ込められた時、家を子供たちを守るために父さんの外套を着て外に出ていく母さん。
今回、ローラは初めて学校にも通うことになります☆
初めての教室。
初めての授業。
初めての友達に初めての憎らしい相手。
そして初めてのパーティー♪
イジワルな同級生に「負けるもんか」と向って行くローラが元気です!
でも内心、そんなことをしちゃいけないとわかっている。
お母さんの厳しい顔がちゃんと浮かんでくるローラ。
でも、結局向って行っちゃうんですけどね☆
父さんと母さんが必死で育てた小麦がイナゴの大群に襲われ、プラム川も干上がり、牛や馬も食べる物がなくやせ細っていく。
しかし、父さんも母さんもあきらめたりはしません!
その背中を見て育っていくローラ。
『大草原の小さな家』の物語は、成長するローラと共にまだまだ続きます。
学校の先生となるローラや、やがて結婚し、母となるローラの物語も、ぜひオススメしたいです♪
実体験がもとになっているだけあって、生活描写の細々とした所、当時の人々の様子、西部に、そして大草原に生きる人間の姿、自然の怖さ、美しさ、そうしたものが生き生きとこちらに伝わってきます。
どこまでも続く大草原。
あなたも、本の中で、そんな景色を見てみませんか☆
ローラ=インガルス=ワイルダー 著
こだま ともこ 渡辺 南都子 訳
講談社 青い鳥文庫
特に私なんて、中部地方の山の中に住んでいるのでなおさらです。
先日仕事で訪れた中国。
ホントにただただ平らな大地が広がっていました。
四時間バスに乗っていてもぜんぜん景色が変わらないんです!
どこまでも広がる畑、雑木林、また畑、えんえんその繰り返し。
さすがはユーラシア大陸! って感じでした☆
ちなみに、ユーラシア(Eurasia)というのは、ヨーロッパ(Europe)とアジア(Asia)を組み合わせた言葉です。
さて、今回ご紹介する本は、こちらはアメリカ大陸の大草原を舞台にした物語。
西部開拓時代をたくましく生きた女性、ローラ・インガルス・ワイルダーが自らの生い立ちをもとに描いた…
*(キラキラ)*『大草原の小さな家』*(キラキラ)*です☆
アメリカのNBCテレビが制作したテレビドラマシリーズが日本でも放送されていたので、ご存知の方もたくさんみえることでしよう。
私も大ファンでした♪
それで原作も読み始めたのですが、これがまたとってもいい!!
テレビドラマの方はかなり脚色されていて、登場人物とかも違うので、まったく新しい物語を読んでいるみたいに新鮮でした♪
それでいて、あの一生懸命家族みんなで生き抜いていくインガルス一家のよさはそのままなんです☆
舞台は今から130年ほど昔のアメリカ。
日本ではペリーが黒船で浦賀にやって来て、大政奉還で徳川の時代が終わり、明治時代が始まった頃。
ローラは、アメリカ中西部、豊かな自然に囲まれたウィスコンシン州の大きな森で生まれます。
なんでもできるお父さんに、優しく厳しいお母さん。
優等生のお姉さんメアリーに、まだ赤ちゃんの妹キャリー。
そして家族の一員ブルドッグのジャック!
『大草原の小さな家』とは実際には9冊ある原作の2冊目のタイトルです。
ローラの生まれた大きな森を舞台にしたのが1冊目。
*(キラキラ)*『大きな森の小さな家』*(キラキラ)*(講談社版)
人の増えてきた大きな森を離れ、幌馬車で大草原を旅し、新しい家を建てるのが、ドラマのタイトルにもなった2冊目。
*(キラキラ)*『大草原の小さな家』*(キラキラ)*(講談社版)
そして3冊目、*(キラキラ)*『プラム川の土手で』*(キラキラ)*(講談社版)では、さらに大草原を旅し、カンザス、ミズーリ、アイオワを通り、ミネソタ州のプラム川のほとりに落ち着きます。
ホント、行けども行けども大草原♪
電気や水道なんてもちろんなく、ようやく鉄道は敷かれ始めていましたが、まだまだ大自然のど真ん中。
見渡す限りの草の海。
そんな中でお父さんは木を切り、大地を耕し、お母さんは生地から服を作り、獲りたての動物や魚を料理する♪
7歳になったローラも、お母さんの手伝いをし(たまに嫌な時もあるけど☆)、お父さんの漁を手伝い(たまに約束を破って叱られたりするけど☆)、あっちこっちに興味を惹かれて寄り道しながら、危険なこと、大切なことを学んでいきます。
どんなに自然の中の暮らしでも、娘たちにキチンした身なりをさせ、礼儀作法を教えるお母さんがとっても素敵です☆
夜になると弾いてくれるお父さんのバイオリン。
どんなに苦しく、辛い時でも、家族が肩を寄せ合い、希望を忘れないインガルス一家。
そうしないと生きていけない…というよりも、生きるって本来そういうことなんだと思わせてくれるシーンがたくさん☆
新しい靴が買えず、穴の開いた長靴で遠くへ出かける父さんを心配するローラ。
母さんと娘たちだけになってしまった家が吹雪に閉じ込められた時、家を子供たちを守るために父さんの外套を着て外に出ていく母さん。
今回、ローラは初めて学校にも通うことになります☆
初めての教室。
初めての授業。
初めての友達に初めての憎らしい相手。
そして初めてのパーティー♪
イジワルな同級生に「負けるもんか」と向って行くローラが元気です!
でも内心、そんなことをしちゃいけないとわかっている。
お母さんの厳しい顔がちゃんと浮かんでくるローラ。
でも、結局向って行っちゃうんですけどね☆
父さんと母さんが必死で育てた小麦がイナゴの大群に襲われ、プラム川も干上がり、牛や馬も食べる物がなくやせ細っていく。
しかし、父さんも母さんもあきらめたりはしません!
その背中を見て育っていくローラ。
『大草原の小さな家』の物語は、成長するローラと共にまだまだ続きます。
学校の先生となるローラや、やがて結婚し、母となるローラの物語も、ぜひオススメしたいです♪
実体験がもとになっているだけあって、生活描写の細々とした所、当時の人々の様子、西部に、そして大草原に生きる人間の姿、自然の怖さ、美しさ、そうしたものが生き生きとこちらに伝わってきます。
どこまでも続く大草原。
あなたも、本の中で、そんな景色を見てみませんか☆
ローラ=インガルス=ワイルダー 著
こだま ともこ 渡辺 南都子 訳
講談社 青い鳥文庫
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