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本好き人の365日

もぐら 『見とこ、行っとこ、トコトコ東海』

2014-05-08 18:00:00 | 日本人作家

もぐらさんの『見とこ、行っとこ、トコトコ東海』を読みました。

県民性マンガで有名になった方ですね。

 

 

著者 : もぐら
ジェイティビィパブリッシング
発売日 : 2014-03-25

 

まずは、東海地方なのに三重が入っていないのが納得がいかない!!(笑)

なんていうか、東海三県で三重じゃなくて静岡が入っているのが、東海人として言わせてもらえばはありえないでしょ?

三重は同じシリーズの関西編で取り上げたので今回はなしとのことですが、もう一度登場しても全然かまわなかったのに~

物作り愛知ということで、トヨタやノリタケ、八丁味噌に静岡のヤマハや飛騨の匠などが取り上げられていますが、全体的にグルメ情報が多いかな?

グルメというなら、ういろうやココイチや五平餅も取り上げて欲しかった。

東海地方が関東や関西と違うのは、和洋折衷じゃなくて東西折衷のような、堅実でお金にうるさく、地元愛が大げさでも淡白でもなくて、ほどほど都会でほどほど田舎のすごくバランスのとれた土地柄?

まぁ、多少身内で固まるようなところもあるので、タモリや村上春樹にはあまり気に入られていないようですけど(苦笑)

毎回その地方の特色を紹介しながら、ちょっといい話も盛り込むのがこのシリーズなので、伊勢湾台風の話とか取材して欲しかったなぁ。

あと名鉄とか、松坂屋とか、丸栄とか、ココイチとか、電力王福沢桃介とか、養老の滝とか、各務原飛行場とか、長島スパーランドとか(笑)

地元が取り上げられると、ついついあれもこれもといいたくなってしまいますね。 

 

童謡「ずいずいずっころばし」の歌詞で「茶壺に追われてとっぴんしゃん」というのが、徳川家に献上するお茶の入った壷(茶壺)が通ると平伏しなきゃいけなかったので、戸をぴしゃんと閉めて(戸っぴんしゃん)やりすごした、という解釈は初めて知りました!

あと、岐阜県民ですが、「関ヶ原ウォーランド」は行ったことないです。

あんなカオスな場所だったとは(笑)

岐阜県は山が縦横に走っているので村落が孤立しやすく、地域性があるというのはそうかも知れませんね。

山を越えて行くって、なかなかしないから、逆に川沿いに下って、名古屋とかに出た方が早い場合が多いですし。

尾張と三河の関係も納得(苦笑)

作者のもぐらさんが、あまりアクティブな方ではないようなので(笑)、ちょっと無理かも知れないけれど、潮干狩りとか、山菜採りとか、渓流釣りとか、ハイキングや山登り、キャンプにスキーと、東海地方を楽しむ方法はたくさんあるので、もっと紹介して欲しかったです。

こういう県民性とか地元の話題って面白いですね。

楽しく読書できました。

 



 




 



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
県民性 (春庭)
2014-05-13 20:58:02
たもりはもともと地元福岡びいきでしたが、「多崎つくる~」で、村上春樹は芦屋と山手線内は好きだけれど、名古屋に愛着がないことがはっきりしましたよね。

岐阜ラブのホークさん、東海に静岡をいてれ三重を入れないことへの違和感、なんとなくわかります。

我がふるさとは富岡製糸場の世界遺産入りで湧いてますけれど、栃木県とごっちゃにされるとすごく不機嫌になる人が多いですよ。県民性おもしろいですね。
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春庭さん、ありがとう☆ (ホーク)
2014-05-15 23:12:00
富岡製糸場、世界遺産に決まりましたね~
TVで上毛カルタが取り上げられていたので、すっかり覚えてしまいました。
「に」は「日本で最初の富岡製糸」
岐阜県民としては野麦峠を越えて飛騨の娘さんが信州の製糸工場にたくさん働きに行ったので、製糸場と聞くと「あぁ野麦峠」が浮かんでしまいますね。
これもお国柄でしょうか。
お隣の県も気になりますよね。
岐阜県にとっては愛知県が最大の気になる県ですが、三重県にも親しみがあります。やっぱり「仲間」意識があるんです(笑)
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??? (???)
2020-04-30 11:14:08
感想は省きますが面白かったです
面白かったですけど…
コメント欄を見ていて何となく疎外感を感じてしまうのが少し寂しいところ←静岡県民

場違いな発言をしてしまいすみませんでした。
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