私的図書館

本好き人の365日

幸せな時間

2004-10-21 23:10:00 | 日々の出来事
素敵な本を見つけました☆

相田みつを 書  川上健一 文
*(キラキラ)*「日めくり物語 ~三十の人生の三十の物語~」*(キラキラ)*

本屋さんで立ち読みを始めて、3ページ読んだだけで「これ欲しい!」と心の中で叫んでいました♪

相田みつをさんの力強い独特な書体がまず初めにドーンと置かれ、次に川上健一さんの小さな物語が始まる、という構成になっていて、全部で三十もの心温まるドラマが描かれています。

ビックコミックに連載されているものをまとめたということですが、どこから開いても楽しめて、気軽に読めるのが嬉しい☆

めくるたびにあらわれる、短いけれど心に広がるストーリー。

玄関に散らばる靴から聞こえてくる家族の声。
「今日も元気よ!」とその散らかり方は語っているかのよう。

二人の子供を抱いたまま眠ってしまった妻の姿。
やんちゃ坊主を相手に奮闘している妻の毎日を思ってつい言葉が出てしまう。
「ありがとう。愛してるよ」

短い言葉の中に込められた思いに、涙が出るくらい感動して、幸せな気分になりました☆

出会えてよかった♪

その日はもう一冊手に入れました。
なかなか語られることのない障害者の「性」の問題に、まじめに正面から焦点を当てた意欲作。

河合香織 著 *(キラキラ)*「セックスボランティア」*(キラキラ)*

障害者だって、恋愛もしたいし、性欲もある。
そんな当たり前のことに、目をふせてしまいがちないままでの社会。

多くの取材をもとにしたその内容には驚くことばかり。

動かない体や手では、自分の体や、まして相手の体に触れることも困難。
そこではどうしても介助の手を第三者に頼らざる得ない。

公けに語られることのない、施設などでの性的介助の現状や、障害者でも利用できる風俗店や出張ホストの実情。
またはオランダで活動しているセックスボランティアの様子。

障害者のために性的行為を行うボランティアの存在には驚きましたが、当然断固反対する人々もいて、そんな風当たりの強い中で中立な立場で事実を書こうとしている著者の態度がこの本を成立させています。

二冊ともまったく違ったジャンルの本ですが、引き込まれてしまって、一晩でいっきに読んでしまいました。

おかげでちょっと寝不足気味です。

でも、まあ、楽しかったからいいか☆


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