私的図書館

本好き人の365日

会話の魅力

2009-10-24 23:59:00 | 本と日常
このところ講演を聴く機会に恵まれていて、今回は脳科学者の茂木健一郎さんの講演を聴いて来ました。

テレビ番組に出演したり、多くの著書もある方で、私も本を読ませてもらったり、テレビで拝見したりしていたのでどんな話が聴けるか興味があったんです。

実物もやっぱり、アノもじゃもじゃ頭でした♪

内容は笑いながら「インターネットに書きこまないでね」と前置きしてから色々と番組の裏側や日本の大学の実態も教えてもらったので、ここでは書きませんが…

すごく面白かったです☆

白洲次郎のお孫さんと交友があるとか、いかに受験を乗り越えてきたかとか(東京大学、同大学院卒業)、半分自慢話を交えながら、うまく聴衆の興味を引き付け、脳の活用法を教えて下さいました。

婚活(結婚活動)についての話もされていましたが、帰って来てからたまたま見たテレビ番組(再放送)に茂木先生が出演されていて、講演とまったく同じことをしゃべっていたのには笑いました♪

使い回しが利くなんて、いい商売だなぁ(笑)

テレビ番組で公開されていたことだけ書きますと、男女関係だけではなく、コミュニケーション一般で大切なことは、いかに短時間で相手と打ち解ける能力を研くか。

あなたのことに興味があります、といかにアピールするか。

また会いたい、と人に思わせる人物の魅力について語ってみえました。

その中で、元首相の田中角栄さんの逸話が面白かったので、それだけ書こうと思います。

人の名前を覚えていることで有名だった田中角栄氏。

そんな彼がどうしても名前が思い出せない時に使った手段だそうです。

まず、相手と握手をしながらこっそり「思い出せんのだが名前は何だったかな」と直球で訊ねる。

相手が「佐藤です」と答えるとすかさず「そんなことはわかっている。下の名前だよ」と応える。


♪♪♪♪♪


この後、多分ですが「おお、そうだったそうだった」と、さも上の名前は覚えていた風で会話を続けるんでしょうね。

会話ってあなどれないなぁ。