私的図書館

本好き人の365日

『トンネル』

2007-12-07 23:55:00 | 本と日常
定期検査に行って来ました。

ま、病気はたいしたことありませんが、今月いっぱいで担当の女医さんが病院をやめてしまうと聞かされて、ちょっとショックでした。

帰りには外食して、本屋さんでしばし買い物。

検査で血を抜かれたりしたので自分へのご褒美です☆

今日買ったのは、ロデリック・ゴードンとブライアン・ウィリアムズの冒険小説…なのかな?

*(キラキラ)*『トンネル』*(キラキラ)*という上下2冊の本♪

ロンドンに住む穴堀り大好きな少年が、父親が密かに堀り進めていたトンネルを見つけ、その先で何やらたいへんな”世界”を掘り当ててしまうというもの(らしい)。

何だか変わり者っぽい父親と主人公の少年が魅力的だったので買ってしまいました☆

これから読むのが楽しみ♪

他には、酒見賢一の

*(キラキラ)*『墨攻』*(キラキラ)*

中国の戦国時代を舞台に、墨子教団の一人、革離(かくり)がひたすら敵の大軍から田舎の小さな城を守り通すというもの。

この「墨子」の教えが面白くて、帰ってから一気に読み終えてしまいました♪

「非攻説」というらしいですが、人を殺した者の罪を問う皇帝や国の法律が、戦争で人を殺すことを正当化するのは、少しの黒を見た時は黒というのに、多くの黒を見ると白というのと同じだとして、その正義のないことを主張しています。

だから彼らは決して自らは攻めず、守って守って、守りに徹する☆

その他、「兼愛説」といって、子や臣が自分を愛するように父や君を愛せば不孝不忠はなくなり、他人の家を自分の家のように見れば盗賊は絶え、他国を自国のように愛せば戦争はなくなる、とも説いています。

新テロ法案の成立を目指す誰かさんに聞かせてやりたい☆

ちなみに「墨守」(ぼくしゅ)という言葉がありますが、これは墨子が城をよく守った故事からできた言葉です♪

もう一冊は浦沢直樹が手塚治虫の「鉄腕アトム 地上最大のロボット」を大胆にリメイクしている作品。

*(キラキラ)*『プルートウ』(第5巻)*(キラキラ)*

ちょっと中だるみしてきたけれど、まだまだ面白い♪

さて、『トンネル』の続きをこれから読みます☆

その先に何があるのかな?