桜がキレイに咲いていますね。
先日はナデシコの花を買ってきました。
春らしくていいでしょ*(桜)*
庭に植えようと思って♪
誰に教えてもらうわけでもなく、春になると草が芽吹き、花が咲くって不思議ですね。
きっと草は草の中に、花は花の中に、そうした力がもともと眠っているのでしょう。
人間にだって、その人が「本来持っている力」というものがあります。
例えば、そう、SMAPの『世界に一つだけの花』で歌われているみたいに。
その人がその人であるための、もともと特別なその人だけの力(個性)。
さて今回は、そんな持って生まれた「魔女の血」によって、ほうきに乗って空を飛ぶことのできる女の子の物語。
魔女のキキと黒猫ジジが活躍する、角野栄子さんの『魔女の宅急便』の登場です☆
映画化のおかげで、ご存知の方も多いかと思います。
でも、原作本だって、負けず劣らず面白いんですから!
主人公のキキは、本物の魔女のお母さんと、妖精や魔女についての昔話や伝説を研究している民俗学者のお父さんとの間に生まれた女の子。
十歳の時、お母さんの跡を継いで魔女になることを決めたキキですが、上手にできるのは、ほうきに乗って空を飛ぶことだけ。
そんなキキにも、魔女のひとり立ちの時期がやってきます。
十三歳になった魔女の女の子は、自分の家を離れ、魔女のいない町を探して、たったひとりで暮らさなければならないのです。
ほうきの先に赤いラジオをぶらさげて、黒猫のジジといっしょにひとり立ちの旅に飛び立つキキ。
四月に入って、キキみたいに新しい生活を始めた人も多いのではありませんか?
新しい町。
新しい環境。
新しい人間関係。
希望に胸を膨らませながらも、ちょっぴり不安を抱えて迎える新生活。
魔女といってもキキだって普通の(空は飛べますけどね☆)十三歳の女の子。
海辺の町でグーチョキパン屋さんをやっているおソノさん夫婦に助けられ、空を飛ぶことをいかした宅急便の仕事を始めたキキも、様々なことで悩み、いじけ、イライラし、カラッと晴れたかと思うと、すぐまた落ち込む日々。
このキキの急上昇、急降下、くるくる旋回する感情の変化、表現が読んでいてとっても魅力的☆
本の世界は映画よりもメルヘンの香りが強めですが、それがより素直に人が成長する時にくぐり抜ける、大切な大切な「何か」を私達の心に届けてくれます。
ほんと、魔法の力が込められているかのように。
「魔女の宅急便は見えないものも運ぶの。人の願いや優しさを…」
魔女のもっとうは「もちつもたれつ」☆
お礼はほんの少しの”おすそわけ”
キキを取り巻く登場人物もとってもユニークです♪
まにあわせ屋のすみれさん。
何にでも腹まきをはかせてしまうぽんぽん船の船長のお母さん。
個人的には第二巻から登場する、ゴムのパチンコでキキを打ち落としたいたずらっ子のヤアくんや、第三巻でジジを助けてくれるキャベツばかり食べているノラオさんが大好き☆
あ、もちろん、絵描きのお姉さんや、トンボさんも登場しますよ。
「お正月」や「春の音」を運んだり、色々な人と出会ううちに、キキの心情もしだいに変化していきます。
そんな自分にとまどいながらも、愛すること、愛されること、大切な人たち、大切な「自分」に、傷つきながらも気が付いていくキキの姿がいたいたしくも共感を呼びます。
映画は映画として、本の中のキキの物語も、ぜひご覧になって下さい。
十三歳の旅立ちから始まった『魔女の宅急便』も、今は十七歳になったキキの物語『魔女の宅急便 その4』までが発売されています。(副題は「キキの恋」*(ハート3つ)*)
特にこの『~その4』は絶対お薦めです☆
それから第三巻から挿絵を描いてみえる佐竹美保さんの絵も必見ですよ。
生き生きと描かれたキキやジジの姿はまさにイメージ通りです♪
自分が 自分に 出会うとき
あなたにも いつかある
自分が 自分に 出会うとき
あなたにも きっとある
角野 栄子 著
福音館書店
先日はナデシコの花を買ってきました。
春らしくていいでしょ*(桜)*
庭に植えようと思って♪
誰に教えてもらうわけでもなく、春になると草が芽吹き、花が咲くって不思議ですね。
きっと草は草の中に、花は花の中に、そうした力がもともと眠っているのでしょう。
人間にだって、その人が「本来持っている力」というものがあります。
例えば、そう、SMAPの『世界に一つだけの花』で歌われているみたいに。
その人がその人であるための、もともと特別なその人だけの力(個性)。
さて今回は、そんな持って生まれた「魔女の血」によって、ほうきに乗って空を飛ぶことのできる女の子の物語。
魔女のキキと黒猫ジジが活躍する、角野栄子さんの『魔女の宅急便』の登場です☆
映画化のおかげで、ご存知の方も多いかと思います。
でも、原作本だって、負けず劣らず面白いんですから!
主人公のキキは、本物の魔女のお母さんと、妖精や魔女についての昔話や伝説を研究している民俗学者のお父さんとの間に生まれた女の子。
十歳の時、お母さんの跡を継いで魔女になることを決めたキキですが、上手にできるのは、ほうきに乗って空を飛ぶことだけ。
そんなキキにも、魔女のひとり立ちの時期がやってきます。
十三歳になった魔女の女の子は、自分の家を離れ、魔女のいない町を探して、たったひとりで暮らさなければならないのです。
ほうきの先に赤いラジオをぶらさげて、黒猫のジジといっしょにひとり立ちの旅に飛び立つキキ。
四月に入って、キキみたいに新しい生活を始めた人も多いのではありませんか?
新しい町。
新しい環境。
新しい人間関係。
希望に胸を膨らませながらも、ちょっぴり不安を抱えて迎える新生活。
魔女といってもキキだって普通の(空は飛べますけどね☆)十三歳の女の子。
海辺の町でグーチョキパン屋さんをやっているおソノさん夫婦に助けられ、空を飛ぶことをいかした宅急便の仕事を始めたキキも、様々なことで悩み、いじけ、イライラし、カラッと晴れたかと思うと、すぐまた落ち込む日々。
このキキの急上昇、急降下、くるくる旋回する感情の変化、表現が読んでいてとっても魅力的☆
本の世界は映画よりもメルヘンの香りが強めですが、それがより素直に人が成長する時にくぐり抜ける、大切な大切な「何か」を私達の心に届けてくれます。
ほんと、魔法の力が込められているかのように。
「魔女の宅急便は見えないものも運ぶの。人の願いや優しさを…」
魔女のもっとうは「もちつもたれつ」☆
お礼はほんの少しの”おすそわけ”
キキを取り巻く登場人物もとってもユニークです♪
まにあわせ屋のすみれさん。
何にでも腹まきをはかせてしまうぽんぽん船の船長のお母さん。
個人的には第二巻から登場する、ゴムのパチンコでキキを打ち落としたいたずらっ子のヤアくんや、第三巻でジジを助けてくれるキャベツばかり食べているノラオさんが大好き☆
あ、もちろん、絵描きのお姉さんや、トンボさんも登場しますよ。
「お正月」や「春の音」を運んだり、色々な人と出会ううちに、キキの心情もしだいに変化していきます。
そんな自分にとまどいながらも、愛すること、愛されること、大切な人たち、大切な「自分」に、傷つきながらも気が付いていくキキの姿がいたいたしくも共感を呼びます。
映画は映画として、本の中のキキの物語も、ぜひご覧になって下さい。
十三歳の旅立ちから始まった『魔女の宅急便』も、今は十七歳になったキキの物語『魔女の宅急便 その4』までが発売されています。(副題は「キキの恋」*(ハート3つ)*)
特にこの『~その4』は絶対お薦めです☆
それから第三巻から挿絵を描いてみえる佐竹美保さんの絵も必見ですよ。
生き生きと描かれたキキやジジの姿はまさにイメージ通りです♪
自分が 自分に 出会うとき
あなたにも いつかある
自分が 自分に 出会うとき
あなたにも きっとある
角野 栄子 著
福音館書店