ね、アフガニスタン(アフガン)で、反政府武装勢力のタリバンが、首都に侵攻して勝利宣言したんでしょ。イスラム教徒のアルカイダやタリバンって、ニューヨークでテロをやったりして、それがアメリカがアフガン戦争をやってた原因だったんでしょ。イスラム教の開祖のマホメット(ムハンマド)は、このあたりを天上界からどうみてるの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『世界紛争の真実―ミカエルvs.ムハンマド』(幸福の科学出版)で、マホメット(ムハンマド)自身の霊言を、次のように伝えておられます。
ワールドトレードセンターで三千人ほどの方が亡くなっていることは、確かに気の毒かとは思います。
けれども、アメリカに殺されたイラク人は十万人どころではありません。もっともっと殺されています。アフガンにおいても、いったい何人の人が死んだか数えようがない状態です。何万人も、あるいは、もっと多いかもしれません。それだけの人が死んでいます。
それから、アメリカは、とにかく、アルカイダを敵視し、ウサマ・ビン・ラディンを殺すことを目的にしていますが、アルカイダというのは非常に純粋な原理主義者の集団なのです。
原理主義者というのは、キリスト教であれ、仏教であれ、イスラムであれ、どの宗教でもそうですが、その宗教が起きた時代の姿を、そのまま現代に再現しようとするので、現代社会と必ずぶつかるのです。(中略)
「ウサマ・ビン・ラディンは、悪の権化であり、テロの総帥である」というように言われていますが、この人も原理主義者なのです。
だから、「ムハンマドなら、どうしただろうか」というように考えるわけですね。「ムハンマドだったら、徹底抗戦するだろう。自分たちを滅ぼそうとする勢力に対して、徹底的に戦うだろう」というように原理主義者は考えるわけです。宗教的に純粋であればあるほど、そうなります。(中略)
かつて、キリスト教の十字軍がエルサレムに攻めてきたとき、それを撃退し、大勝したサラディンは、イスラム教徒から英雄として扱われています。(中略)
私から言えば、ウサマ・ビン・ラディンは極悪人ではありません。むしろ純粋主義者であり、はっきり言えば、「現代のサラディン」です。イスラム教国から見れば、少ない武器で抵抗勢力となり、世界的レベルで戦っている人であるからです。
イスラム教徒のなかには、「彼らは過激派であり、イスラムとは関係がない」と言う人も多いのですが、それは、商売上、欧米とも付き合わなければならず、アメリカにもヨーロッパにも油を売らなければいけないので、そのように言っているのです。(中略)
タリバンを、何か、秘密結社というか、特殊部隊の養成所のように捉えていますが、タリバンは、本来、「神学校」であり、イスラムの教えを教え込むところです。原理主義的な考え方が非常に強い神学校なのです。(中略)
イスラム側から見れば、自分の命を賭して意見を通そうとしている人たちは、ある意味で、“維新の志士”であるのです。
イスラム教徒の大勢は、「彼らは過激派であり、私たちと一緒にしないでほしい」と言って、逃げておりますが、実は、水面下では、支援しているというか、応援している人は多いのです。
「ああいう方々がいなくなったら、いずれ、イスラエルに占領され、アラブは解体される」と見ている人がほとんどであるのです。
(93~101ページ)
イスラム教の開祖であるマホメット(ムハンマド)は、次のように考えている。
ニューヨークのテロで約三千人が亡くなったのは気の毒だが、しかしアメリカには、十万人にとどまらないイラク人が殺されたし、アフガンでも、何万人以上も殺されている。
アルカイダは、純粋な原理主義者の集団にすぎないし、タリバンは、原理主義的な考え方が非常に強い神学校にすぎない。
ウサマ・ビン・ラディンも、極悪人ではなく原理主義者にすぎず、むしろ「現代のサラディン」(イスラムの英雄)であって、イスラム教徒の大勢も、実は水面下では応援している人は多い──。
2010年の本書刊行後の2011年、ウサマ・ビン・ラディンは、米軍特殊部隊に殺害されてしまったわけですが、今日ご紹介したのは、天上界のイスラム教側からの見方でした。
それでは、天上界のキリスト教側は、どう見ているのか。
それは、また次の機会に、ご紹介したいと思います!
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『世界紛争の真実―ミカエルvs.ムハンマド』
大川隆法著 |
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