ものすごくたくさん、霊言集が出てるでしょ。じゃ、司馬遼太郎って、どういう世界に還ってるのかなあ? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『司馬遼太郎なら、この国の未来をどう見るか』(幸福の科学出版)のまえがきとあとがきで、こう説いておられます。
まえがき
司馬遼太郎は、私の好きなタイプの作家の一人である。
一九六〇年、七〇年の日米安保闘争の時代、学生たちは何かに取り憑かれたかのように、無意識のうちに、日本を中国の植民地とするための運動を繰りひろげていたかのようだった。
しかし、全学連のリーダーたちが、明治維新の英雄のようになることはなかった。
中国の四人組の「文化大革命」の悲劇や、「天安門事件」で、日本人も少しは中国の実態を知ったし、ソ連邦は崩壊し、北朝鮮にあこがれる人はいなくなった。あの朝日新聞でさえ、中国の空母艦隊の建設や、海南島の軍事基地について報道する時代となった。
民主党が政権を取ってからは、再び左翼陣営が息を吹き返したかに見えた。かつての「安保闘争」は「あじさい革命」に言いかえられて、今では原発反対の環境左翼に姿を変えた。だが、某・老作家のピエロ役は虚しかった。この人はかつて、北朝鮮を礼賛していた人だった。
司馬遼太郎は、戦後日本の左翼史観に、ペン一本で英雄史観をひっさげて立ち向かった人だった。それは、幸福の科学の、光の天使たちが歴史を創り変えているという考えとも合致している。
本書を校了するにあたって、あらためて司馬さんの底抜けの明るさを感じた。そこには、ゴミ箱の底をあさっているかのような某週刊誌的暗黒思想もなく、この国の未来を明るく照らそうとする「光」を感じた。私自身も、この「光」を受け継ぎ、さらに大きくする者でありたいと思う。
あとがき
司馬遼太郎さんのエピソードのうち、私の好きなものの一つは、東京駅で新幹線の入線を待っている際、いろんな人が「あら、あの人……」と振り返り、ささやくのを聞いて、「司馬遼太郎という人は有名な人らしいな」(本名は、福田定一)と他人事のように言ったという話である。
数学の問題文の日本語だけは読めなくて、青森の弘前高校まで受験に行ったが落ちてしまって、昔は数学の入試がなかった大阪外大に進学した話も好きである。
歴史小説を書くのにトラック一台分資料を集めるとか、大阪の自宅の近所を散歩していると、近所の人から、「あの人のおかげで住民税が安くなった」といわれたエピソードも好きである。
一方、男女の交わりの描写は、どちらかというと不得手のようで、義経や河井継之助の性欲描写などには、女遊び経験が足りなかったところが窺われる。
人生の九十五%を、書斎と書庫で過ごした作家に一定の敬意を表しつつ、今後とも、私たちに良きインスピレーションを与えて下さることを願う次第である。
(1~3、152~153ページ)
このまえがきとあとがきを読めば一目瞭然ですが、司馬遼太郎は、天上界に還っておられたわけです。
で、その司馬遼太郎は、いま天上界から、この日本という国の未来をどう見ているのでしょうか?
興味がある方は、ぜひ本書を手にとって一読されますように!
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『司馬遼太郎なら、この国の未来をどう見るか』
大川隆法著
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