守護霊って、みんないるんでしょ。不思議だなあ。じゃ、指導霊ってのは? なんでそんな仕組みになってるの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『太陽の法』(幸福の科学出版)で、こう説いておられます。
約三億数千万年前、エル・カンターレ系高級人類が地上に住みはじめたころには、地上で生活する人間には、守護霊はついておりませんでした。しかし、地上生活をする人たちは、心が澄んでおりましたので、実在界の霊と直接交信することができました。
このころには、まだ、地獄界もなく、悪霊は存在しませんでした。したがって、特別に守護霊をつけてまもってやらなくても、なんの心配もなかったのです。
ところが、いまから一億二千万年ぐらい前になると、天上界の最下段、四次元幽界のなかに、不調和な念をもった霊たちが、暗い地獄界をつくりはじめました。しかも、彼らは、仏の光のエネルギーが入ってこないために、地上界を混乱におとしいれ、人々に欲望と悪と不調和の想念エネルギーをつくり出させ、それを彼らの生命の糧としはじめたのです。こうしたことは、まったく予想されなかった事態の出現でした。地獄霊たちは、地上界の人間の心に忍び込み、不調和、争い、怒り、ねたみ、愚痴、こうした心を起こさせ、世の中を不信と混乱の渦中におとしいれようと画策しはじめたのです。
このため、天上界では、光の指導霊たちが緊急会議をひらき、対策をたてることとなりました。そのとき、アモール、すなわち、現在のイエス・キリストの提案で、つぎの三つのことを決めたのです.
一 悪霊の完全支配をさけるため、今後、地上界の人間には、原則として、霊界と同通させないこととし、物質世界で、よりよき人生を選びとる方向で努力させる。
二 地上に誕生するとき、各人に守護霊を一名つけ、地獄界からの誘惑から身をまもらせることとする。
三 実在界のことを完全に忘却されてはこまるので、今後、一定の周期ごとに、光の大指導霊を地上に派遣して、宗教を説かせ、あの世の実在世界について、人々に知らしめる。
この三原則は、それ以後、一億年以上にわたり、まもられております。しかし、地獄界がかなり巨大なものとなったため、一名の守護霊の力だけでは、魂修行をしている人間をまもりきることが、とてもむずかしくなってきました。しかも、宗教家以外の一般の人々は霊界通信が禁止され、したがって、過去世の記憶を思い出すことが不可能になったため、かえって、この世の物質的欲望にのめり込んでゆくようになりました。
さらに、光の指導霊が一定の期間おきに地上で宗教を起こしたことの副作用とでもいうべき宗教間の争い、宗派問の争いが起きはじめました。それに乗じて、地獄の悪魔や魔王が、宗教家の心のなかにも忍び込みはじめ、まちがった教えを説かせたため、地上にますます混乱をまき起こしていったのです。(中略)
原則として、守護霊は、霊界での分光の時に分かれた魂のグループか、本体、分身方式でつくられた六人のグループのうちの一人がなっているのですが、地上に出る者の使命が大きく、どうしてもその実現が期待される場合には、その人の人生の最大関心事を専門とする指導霊をつけることとしました。
(90~94ページ)
人類が地上に住みはじめた当初は、心が澄んでいて、天上界の霊と直接交信することができたが、地獄界もなく悪霊は存在しなかったので心配なかった。
ところが、1億2千万年ぐらい前、地獄界が出来はじめたため、地獄霊たちから人類を守るために、光の指導霊たちが、原則として霊界と同通させないようにし、各人に守護霊をつけてまもらせることとした。
また、地上に出る者の使命が大きく、どうしてもその実現が期待される場合には、その人の人生の最大関心事を専門とする指導霊をつけることとした──。
うーん、天上界も試行錯誤しているってのは、ちょっと衝撃的です。
でも、こんな天上界の秘密をさりげなく説くことができる方は、いったい誰なのか。
答えは明らかであると改めて私は思っているのです。
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『太陽の法』
大川隆法著 |
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