インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

怒涛の一日ー取材裏の秘話

2017-08-11 20:06:44 | ラッパー子息・音楽ほか芸能
本日は息子(インドおよびその周辺国で活躍するラップミュージシャンBIG DEAL、28歳)の紹介記事が福井新聞に掲載されたことで、朝からあわただしくゆっくり食事している暇もなかった。
それにしても、後にも先にも、私の人生でこんなに興奮したことはない。
自分の本の紹介記事が載ったときだって、こんなに高揚はしなかった。親ばか丸出しだが、そうなる理由はそれなりにあった。

地元二大紙のアポを取るまでなかなか苦労したいきさつがあったのだ。最初打診したときはなしのつぶて、こりゃあだめかと諦めていたら、遅れて連絡があって、先方のミスでメールがきちんと受理できていなかった経緯があった。いったんは、息子にだめそうだからとメールし、息子もがっかりして母に中途合流しての日本行きは取りやめになりそうな雲行きだったのである。

だから、あっけなく取材受諾を知らされたときは、拍子抜け、急遽息子の来日も決まった。
最初は日刊県民福井一紙のつもりだった。
しかし、過去に敷居の高い福井新聞(二十万部の発行部数の最大地元紙)にも、拙著の紹介記事が二度載った経緯があったことから、思い切ってトライ、息子のCDやキャンペーン用Tシャツを送ったが、返事はなく、異動は間違いないと知りつつも、五年前、拙著の紹介記事を書いてくれた記者に連絡を取ってみた。
案の定、整理部に異動したとのことだったが、取材依頼の内容を聞くと、面白いといって、文化生活部に話を持っていってくれることになった。つまり口ききしてくれたのである。
が、依然連絡はなく、思い切って文化生活部に電話してみると、取材受諾は問題ないのだが、どこでやるかということでためらっていたことがわかった。つまり、金沢在住だったため、渋っていたらしく、即座に福井に出向く旨告げると、とんとん拍子に話は進み、こちらの指定で7月20日の午前と決まった。

一日で取材を終えたかったので、それ以前にアポをとっていた先行紙の日時・20日の午後を鑑みて、同日午前を指定したら、すんなりOK、すべてがお膳立てよく運び、前日は勝山市の恐竜博物館観光も済ませ、午前と午後の取材に望んだが、両紙とも大成功、そして、先月28日に日刊県民福井、今月11日の福井新聞掲載へとこぎつけたわけだった。

記事内容はアングルが違い、それぞれの新聞の特色を打ち出しているが、福井新聞はデジタル版で、息子のインタビュー動画を公開してくれたのがありがたく、インパクトが強く、人気記事NO1のランクイン、また二日前に福井に捧げるラップソングが完成したこともあって、11日の記事掲載に間に合ったのもラッキーだった。

取材時も掲載時も、まさにスター並みの厚遇で、私も感激した。
息子もインタビュー動画にことのほか喜び、SNSでせっせとファンとシェアしている。

来年息子は渡米予定なので、親としてできるだけのことはしてあげたかったし、私の少ないコネを精一杯活用して何とか取材の成功にこぎつけたのが、感無量だった。
私も還暦を過ぎて決して万全というわけでなく、今でないとしてあげられないこともあるから、つい力が入ったのだ。

おまけとして、息子との水入らずの二週間も日本で過ごせた。彼ももう立派な大人だし、母子でこんな風に過ごせる機会はもうないかもしれないと思うと、貴重な体験だった。とても思い出深い日々になった。

あとのことは、福井在住の旧友M31さんが惜しみなく支援してくださり、心強いばかりで、今FUKUI LOVEの視聴回数を増やすべく、宣伝普及にまい進してくださっている。
私も親族・友人知人にせっせと送りまくり、支援の輪を広げてくれるようお願いし、メルマガその他でもお願いして、がんばっている最中。

度重なるお願いながら、拙ブログの読者諸氏も、初の日本語混じりの日本をテーマにしたラップ、BIG DEALのFUKUI LOVEを周囲の方々に広めていただければ、幸甚である。
Fukui Love - Big Deal | 福井に捧げるラップソング | Dedication to Fukui,Japan

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福井新聞8.11デジタル版より

2017-08-11 17:50:33 | ラッパー子息・音楽ほか芸能
インド屈指のラッパー、実は福井人
初アルバム発表、ご当地ソングも

2017年8月11日 午前7時20分

 福井を愛するラッパーがインドを席巻―。母親が福井市出身で、生まれ育ったインドを拠点に活躍する日印ハーフのBIG DEAL(ビッグ・ディール)=本名・荒木サミール理秀(りしゅう)=さん(28)。福井に本籍がある“福井人”だ。「インドで5本の指に入るラッパー」と称され、今年は初のオリジナルアルバムをリリースした。7月には、福井の名所や食を題材にしたご当地ソングも制作。「第二の古里にラップで貢献したい」と夢を語る。

 ■母親が福井市出身

 ディールさんは、ベンガル湾沿いの聖地プリーで、インド在住の作家、モハンティ三智江さんとインド人の父との間に生まれた。「外見が異なることをからかわれたこともあった」という子ども時代。英語スクールに通っていた13歳の頃に出合ったのが米国の人気ラッパー、エミネムさんの音楽だった。自身の生い立ちを赤裸々に歌うラップは、悩みや苦しみを抱える思春期の少年の心に響いた。「ラップで自分の感情を表現したい」。夢中で曲を聴きまくり、リズムや韻の合わせ方を独学で覚え、曲作りに没頭する日々を送った。

 大学院を卒業後は、IT企業に勤めた。一度は堅実な道を選んだものの、プロへの夢を諦めず、音楽活動を続けた。徐々にマスコミにも注目されるようになり、2013年の24歳の時、念願のプロデビューを果たした。

 ■「5本の指」の実力

 16年にインドのエンターテインメント関連企業主催のコンテストでベスト・ヒップホップ・アーティスト賞を射止め、一躍名を広めた。「国内で5本の指に入る」「若い頃のエミネムを思わせる世界的スケールのアーティスト」などと高い評価を受ける。

 アルバムは「ONE KID WITH A DREAM」というタイトルで、自身の28年の人生を7曲に凝縮。「好きなことを追求し続け、苦境を乗り越えられれば、そこに満足できる何かが必ずある」と、子どもたちへのメッセージを込めた。インドで社会問題となっている差別にもアプローチした。収録曲のミュージックビデオはユーチューブ再生回数が14万回を超える。来年は、本場・米国西海岸に長期滞在し“武者修行”を計画している。

 ■インバウンド増へ貢献

 7月にアルバムのPRを兼ねて福井を訪れた。「自然と文明がうまく共存した、日本で一番美しい場所」と目を輝かせる。インバウンド(訪日外国人客)増につなげようと、英語のラップソング「FUKUI LOVE」を、来日に合わせて書き下ろした。

 福井城址(じょうし)や一乗谷、東尋坊などの名所旧跡や、ソースカツ丼、おろしそばといった食を歌詞に織り込んだ。「フクイエエトコ イチドハオイデ/僕らみんな福井が好き/フクイダイスキ」と自作のトラックに乗せ、軽快に韻を踏む。「福井の皆さんに、ぜひ聴いて楽しんでほしい」と笑顔を見せた。

 「FUKUI LOVE」は福井新聞のホームページやユーチューブ、サウンドクラウドで公開中。アルバムは「iTunes」や「Amazon」でダウンロードできる。ディールさんへの連絡は本人のフェイスブック、ツイッターで。

福井新聞デジタル版・BIG DEALのインタビュー動画はこちらから。
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巻頭を飾るBIG DEALインタビュー(11日付福井新聞)

2017-08-11 11:01:28 | ラッパー子息・音楽ほか芸能
本日11日付の福井新聞のエンタテイメント欄トップに、愚息・BIG DEAL(インドおよびその周辺国で活躍する日印ハーフラップミュージシャン、28歳)の紹介記事が掲載された。
先に日刊県民福井に掲載された記事とはまたアングルが違って、ラップを始めた動機や芸名の由来、デビューアルバムにこめたメッセージ等、ほかにデジタル版では動画インタビューと、より本人に肉迫した充実した内容になっているので、ぜひご一読ならびにご照覧いただきたい。



以下の福井新聞のデジタル版では、全体のニュースの中でもトップ扱いで、ビデオインタビューも見れるので、福井県民以外の方々も、楽しんでいただけるはずだ。
インド屈指のラッパー、実は福井人 初アルバム発表、ご当地ソングも

みなさまにお願いしたいのは、BIG DEALの初の日本語混じりのラップソングを親族・友人・知人、周囲の方々に広めていただきたいということ、ご支援のほどくれぐれもよろしくお願い申し上げます。
Fukui Love - Big Deal | 福井に捧げるラップソング | Dedication to Fukui, Japan

*デジタル記事はじめ、新聞本体を送付くださった福井在住の旧友、M31さんにこのページを借りて謹んで御礼を申し述べたい。ご支援、まことにありがとうございました。
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