インドで作家業

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北國新聞社主宰の文芸誌に拙作掲載予定

2017-08-04 15:32:21 | 著書関連ニュース
このところ息子関連記事が続いたが、改めて私の本業に戻ってお知らせ。
金沢一の地元紙、北國新聞社主宰の文芸誌、「北國文華」(季刊誌)の秋号(九月一日発売)に、拙作が掲載されることになった。

四十枚弱の短いものだが、金沢を舞台にした小説で、題は「映し鑑」。
まだ先の話だが、発売前にまた通告させていただくので、金沢在住、石川県民の方々にはぜひご一読いただきたい。
同文芸誌は図書館にも置いてあるので、気軽に手にとっていただければと思う。

地方ベースの文芸誌にしては内容が充実しており、装丁も中央の文芸誌に負けない体裁。一流の作家も寄稿しているし(つい最近まで私の愛読する高樹のぶ子氏も連載小説を寄せていた)、季節ごとに特集される地元の歴史関連記事が読み応えがある。

拙作(小説)が商業文芸誌に載るのはこれで三度目、過去エッセイ掲載も含めて中央の「文芸思潮」にひとかたならぬお世話になったが、金沢にベースを持った今、地元の文芸誌とひょんなことから関わりを持ち、このたび掲載が決まったのは、喜ばしい出来事だった。

息子(インドのラップミュージシャン)のパブリシティ(日本にもファンベースを広げるべくのマスコミへの売り込み)に追われる中、原稿を送信したり、ゲラ刷りの校正、担当者である出版局長との面談を、合間を縫ってこなした。

作品に関しては、なかなかしっとりした悪くない出来栄えの短編なので、石川県在住者で小説愛好家諸氏にはぜひお読みいただきたい。種明かしすると、地元の図書館で遭遇した85歳の老女がモデルになっており、作品中急逝する設定になっていたが、このたび帰沢したら、不吉な符合で二月に鬼籍に入られたことを知って愕然とした。

ちょうど2015年12月から四ヵ月半の闘病期間中に知り合った、名も知らぬ、口も利いたことがなかった女性で、図書館付カフェで遭遇して気を留めずにいられなかったのは、流れてくる会話の又聞きで、私と愛称が同じだからだった。

ご冥福をお祈りすると共に、故人をモデルに書いた拙作を彼女をご存知だった人たちが読んで、本人を彷彿させる作中人物に在りし日の人柄をしのんでいただければ作者冥利に尽きる。
当時私自身心身ともに冬の時代にあったため、高齢にもかかわらず彼女の凛とした生き方にはずいぶんと鼓舞されたものだった。
それゆえ、亡くなったと又聞きで知ったときは哀しかった。
改めて合掌!
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