獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

全盲視覚障害者によるヘルパー事業所ができる。豊中市からの許可しますという電話があった。

2024-03-21 21:36:57 | 全盲視覚障害者によるヘルパー事業所開設プロジェクト
指定通知書ができました。

今日は、木曜日、3月21日だというのに、大阪 豊中はとても寒かった。最高気温が4度ぐらいしかなかった。昼過ぎでも気温は1度。真冬にぎゃくももどり。ヘルパーさんに聞いたら、朝、豊中でも雪がうっすらつもっていましたよとのこと。びっくり。つい先日最高気温が20度なったとおもったら、この落差。体調管理しっかりしないとね。

そんな今日、午前中は、近所の図書館にいって、ボランティアさんに、書類の代読代筆をしてもらう。図書館にある本だけを読み上げてもらうんじゃなくて、私が持ち込んだ書類をよみあげてくれたり、代筆してくれたりするのでほんとありがたい。この対面朗読というサービス。帰りも、家まで手引きしてくれて、途中の商店街にあたらしくできたおむすびやさんのこともおしえてくれる。こういった情報もほんとありがたいのよね。

目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。街をあるいていて、得られる情報っていうのが少ないので、こういった商店街情報うれしいね


そんな午前中。私の携帯電話に、着信。あとで、かくにんしたら、豊中市障害福祉課の事業所係からの電話。

なんだろうとおもったら、
障害福祉サービス事業所の指定通知所ができました。つきましては、来週の月曜日にでもとりにきてくださいという電話。

去年4月に仕事をやめて、無職になり、その後、同行援護や、介護福祉士実務者研修を受講して、サービス提供責任者、ヘルパー字事業所に必要なサービス提供責任者の資格をとり、全盲の私でも、サービス提供責任者になれる資格を取得。

それを踏まえて、法人を設立したり、ヘルパー事務所さがしをしたり、そして、市役所へ、障害福祉サービスの指定事業所の申請。申請をしたのが、先月の2月下旬。それからいくどか、申請書の補正をして、今日、3月21日に指定が下りたとの電話。

折り返し電話をしてきいてみる。
指定のふきゃかですか、それとも、指定がちゃんとおりた、どちらの通知書ですか?

すると、電話口の職員は、

指定がおりました。不許可ではないです。

史上初、全盲視覚障害者が、法人をたちあげて、全盲視覚障害者がサービス提供責任者となるヘルパー事業所、ウエカジハローセンター。それが実現したのね。指定日は、2024年4月1日。これで、4月からはヘルパー事業所が稼働できるね。うれしいな

視覚障害者の、視覚障害者による、視覚障害者のためのヘルパー事業所が、認められたのね。これは大きな一歩。私ができたのだから、あなたもできるはず。

ぜひ、みなさんも、どんどんチャレンジしてみてね。視覚障害者は、だれかに雇われるんじゃなくて、一国一城のあるじになるのがよいというのが、神戸アイセンターをつくった眼科医高橋まさよ眼科医の名言。そのとおりだね。

さて、これからが、また大変。いろいろな手続きをやらなくては、ヘルパー事業所の本格活動開始は6月1b日以降を予定しています。すぐに、指定取り消し、廃業にならないように、これからもがんばらねば。

PS

全盲視覚障害者の私、盲人ウエカジが、法人を設立し、ヘルパー事業所指定をうけられたのも。豊中市重度障碍者等就労支援特別事業ののおかげ、この事業を利用して、月121.5時間のヘルパーを派遣してもらったおかげで、様々な、申請書類、さまざまな器官への外出もできた。経済的活動、営業活動にもつかえる、このヘルパー制度、就労支援特別事業。この事業のおかげで、史上初の全盲視覚障害者によるヘルパー事業所が開設できるのね。ありがたい。豊中市に対しては、いろいろ裁判をおこしているけども、豊中市のおかげで、私が法人とヘルパー事業所をたちあげられた。ありがとう豊中市。

ちなみに、日本全国ある自治体のなかで、この就労支援特別事業を制度化して実施している自治体はわずか44自治体しかなく、、この制度をりようしている障害者はわずか120人しかいないらしい。みなさんも、ぜひ、この特別事業利用して、法人や事業所をたちあげてね。
コメント (2)
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