わずか4分
夏休み最後の日曜日。といっても、学校はすでに夏休みおわってはじまっているよう。ゆとり教育かとおもえば、それじゃ時間数がたりないということで、夏休み短縮。わけわからないね。
そんな今日、日本テレビでは愛は地球を救うの24時間テレビ、歌手を引退する加山雄三が生歌でサライを熱唱したとか。いいね。
でも、どうやら、今年もハロプロ、もーにんぶ娘。の生しゅつんはなかったよう。でっかい宇宙に愛があるををよく生で歌っておどっていたけど、それもここ2、3年ないのよね。
それじゃということで、私が、夏休み最後の日曜日の生放送で、でっかいをおどってやろう。目の見えない私。網膜色素変性症な私デスペア。そう思ったのが、もう3か月ぐらい前。
NHKのEテレ、みんなのバリアフリーバラエティー、バリバラのディレクターから私の携帯にショートメール。この夏、商店街の夏祭りをバリアフリーしたい、夏祭りの普通っていうのを、アップデートしたい。ぜひいろいろご意見をきかせてください。
わかりました。ぜひ盆踊りをアップデートしてください。視覚障害者は盆踊りのサークルの中にはいれないのです、それどころか、フリがわからないのです。手本をまねしておどることができないのです。
それ以外にも、音楽フェスに視覚障害者もいってみたい、もういちど海でボディーボードをしてみたい。いｋろいろ提案する私。
やっぱり、夏といえば盆踊りですよね。わかりました。検討します。
生放送の日は、たぶんハロプロはコンサートがあるので、24時間テレビには出演しないので、ぜひハロプロを、宮本佳林を生出演させてくださいとお願い。そのときは、宮本佳林のコンサートスケジュールはあいていたので、ぜひわが軍、宮本佳林をお願いします。佳林のダンスレッスンで、目の見えないこどもや、耳の聞こえない人、そして私がダンスレクチャーをうけて、おどれるようになる。それをぜひ、そういった経過もふくめて番組にしてください。最後に生放送で、みんなで盆踊り。絶対もりあがります。と私。佳林がだめなら、バリバラに出演経験のある藤本美貴でもいいです。
若い女性ディレクターと和解男性ディレクター。モームスがはやったのは、小学生のころ、中学生のころ。なので、もちろんハロプロは知っています。若い男性ディレクターは、ビヨーンズのショートカットのまえだこころちゃんがかわいいですよねと好感触。
でも、東京から呼び寄せるのは難しい。バリバラはNHK大阪放送局作成なので、東京からきてくれないと思うと。弱気なディレクター。；いやいや、アップフロントに話をしなきゃはじませんよ。でっかいのユーチューブ動画のリンクと一緒に返信する私。念のため、アップフロント関西ののラブリーズならきっとスケジュールあいているので、東京が無理なら、ぜひ関西アップフロントをお願いします。そんなメール攻撃。
その後6月、7月と、夏祭りアップデートをどうやってするか、商店街のおっさんや、近所の目の見えないこどもたちもくわわって、検討会、ワークショップ。そして、どうやったらわなげゲーム、スーパーボールすくいをみんながたのしめるか。
いろいろ検討して形になってきたなとおもったら、コロナのため、商店街でのロケ、盆踊り中止。それが7月末ごろ。
これで、この夏祭り企画はおわりだなとおもってしばらくしたら、規模を縮小してやります。ロケではなく、スタジオからの生放送をやるいますとのこと。
それから、盆踊りのフリツケを考えたり、どうやったら、みんながたのしめる盆踊りができるかアイデアオをだしあったりいろいろした。打ち合わせは結局6回ぐらいあったかな。
打ち合わせには、はじめのころは目の見えないこどもは参加してなくて、当初は、おっさんの障碍者をメインにする予定だったけど、おっさんにスーパーボールすくいさせても、どうなんでしょう？やっぱり夏祭りはこどもでしょ？と私がディレクターに提案。正直、おっさんがわなげをしてもスーパーボールをしてもおもしろくないのよね。いろいろおもしろくしようと、私もはしゃいでみたけど、やっているこっちが全然おもしろくないのよね。なので、こどもを使うべきですという私。するとディレクターは、裏番組と差別化をどうしていくかですねとのこと。
障碍者のこどもをとりあげて、感動的な番組に仕上げる24時間テレビ。でも、バリバラはそうじゃない。絶対どこかに、おかしさ、こっけいさをいれる。それが人間というもの。感動ばかりじゃ、涙がかれる。そこには、おかしみ、こっけいさが必要。私はそう思う。そこがバリバラと24時間テレビのちがい。24時間テレビは障碍者を主人公とするけども、それは結局は客体としての障碍者テレびうつりのよいテレビうけする障碍者像。一方、バリバラは、障碍者を主体とする。そこに、お涙頂戴はないのよね。これが大きな違いだね。
8月28日日曜日、午後3時からの生放送。生放送のスタジオは、ハロプロでおなじみのNHK大阪ホールと同じたてもの（正確にはとなり）のNHK大阪放送局。盆踊りやスーパーボールすくいやお好み焼きの屋台は、いつもハロヲタがコンサート前にたむろしているNHK大阪ホールの１階、歴史博物館やシアトルコーヒーやBKプラザがあるあのロビーの広場。あそこにセットを組んで、まわりからわ見えないように、幕でかこまれている。このまつり会場と、スタ時を交互につないでの、生放送。
私は、27日土曜日、12時30分からのリハーサル、28日当日は、8時集合。結局2日間で16時間ほどの拘束時間。ながいね。
それで、私の出演時間はわずか3分。最後の最後のフィナーレににぎやかしで、でてくる。16時57分からの3分間。たった3分のために、いままでたくさんの打ち合わせ、そして、ワークショップ2日間で16時間の拘束時間。NHKは実に丁寧に番組をつくるのね。特に生放送はそう、スタッフも50人ぐらいが生放送にかかわっていたよう。もしかしたら出演者よりも多いかも。
デスペア的バリバラ夏祭り生放送2022のポイント
１、マツケンさんば
結局、私の提案は残念ながら却下され。みんなが知っている曲ということで、まつだいらけんのマツケンサンバにあわせてボンおどりをすることになりましたとディレクター。障碍者の提案をやんわりとおことわりするのがほんとNHKのEテレのディレクターはうまいね。なんか、申し訳ないですという雰囲気をだしてくれる。きっと、一度も、アップフロントにオファーなんか出していないんだろうけども、なんか申し訳なさそうにマツケンサンバになりました。
マツケンサンバもアップテンポだと、障碍者はおどれないので、BPMをすこしさげたり、いろいろ試行錯誤。
そして、打ち合わせで、どんなフリにするか。みんなで考えよう。複雑なものは難しい、簡単なフリツケ。
ダンスの先生が、フリを考えてきてくれて、それをみんなで手直し。目の見えない私としては、フリツケに何か意味がほしいですと提案。単なる体の動きだと、視覚障害者はイメージできない、そこに意味づけをしてほしい。
そこで、耳の聞こえない人が、手話で、アイラぶゆーはこうやるんですと、右手をきつねみたいな形にする。でもそれだと、ちょっと、手の不自由な人は難しい。たしかに、私もあの形はなんか難しい。手をパーにして、中指と薬指だけをおりたたむ。結構これは難しい。
それじゃあということで、楽しいのシュワ。胸の前で、ゴリラが両手で胸をかきむしるようなシュワ。これはいいですね。私もいいなとおもって、実際やっていると、なんかリズムぬにあわない、間延びする。結局、ここのパートはみんなフリーなダンスをすることに。
結局、私が提案した、℃-uteの大きな愛でもてなしてのオーイエーオーイエイのポーズ。両手で頭のうに大きくマルをつくって、その両手を大きくひろげる。アルファベットのOとYののポーズ。マツケンサンバのBメロのオーレーオーレーのところで、オーイェイオーイエイ。歌詞と動きが微妙にシンクロしているのよね。
このフリツケは、℃-uteに限らず、ラブリーズもオーイエイのフリはあるし、おそらく、ほかの歌手のフリにもあるんだろうね。すんあり、採用された。
でも、ここで言っておきたいのは、あれは、℃-uteの大きな愛でもてなしてのオーイエイです。それを踏まえて、もう一度、バリバラの残り3分を見てみてね。
２、フリーダンス
盆踊りのマツケンサンバのサビ前のところは、自由におどっていいということになったので、これは大チャンス。何をおどろうか考える私。でも考えてみたら、10年以上前のハロプロのフリしか頭にうかばない。それもそのはず、私の目は10年ほど前にもう人の顔がわからない状態、ダンスなんかわかりようがない。
なので、私が、おもいだしたのは、℃-uteのダンスでバコーン、ベリのピリリといこうのモンキーダンスみたいなやつ、スマイレージのウチョウテンラブの駐車のダンス、モーニング娘。のセクシーボーイ。あとはラブマなど。
視覚障害者は、ステップを踏むと、自分gなどこにいるかわからなくなる。勝手に移動してしまう。なので、ステップのあるダンスはできないな。なので、よし、セクシーッボーイをやろう。あの、首の前で、浪打、手のひらヒラヒラさせて、両手を両耳にもってきて、聞き耳をたてて、そして、両手の人差し指をたてて、あげあげ、うえうえのポーズ。よしこれだ。
27日の前日リハーサルでためしてみる私。でもなんか変。シャクがあわない。耳をそばたてえるポーズがなんかまのびする。なんでだろう？
ということで、NHKのバリバラのアルバイトの若い女性、楽屋の見張り番の女性に、私のiPhoneで動画を見てもらう。セクボの動画。。検索すると、高橋愛のレクチャー動画があった。それを見てもらう。
さすが、若いだけあって、すぐ、見つけてくれた。私の、フリにはひとつたりなかった。耳をそばたてて、あげあげのそのの前に、右手の指でピースをして、それをとじるというポーズが、私の頭からはぬけおちていた。そうか、そのポーズがあったのね。
私の遠い記憶を思い出す。ウルトラマンセブンの返信するポーズみたいに、目の前に、横ピースだったとおもうんだけど？とそのアルバイトにきいてみる。いえ違います。目の前じゃないですときっぱり。目の横こめかみあたりですとのこと。私の木尾港はどこかでなにかとごっちゃになっているのね。
これでフリーダンスはいける。次は、そのフリーダンスのしめの決めポーズ。これをどうするか。
本番に私のとなりにいてくれる高校生の男の子、軽音楽部の男の子。私のイメージでは軽音楽部というのはチャライ男の子のあつまりかとおもったら、彼はそうじゃなかった、おとなしい。でも、しっかり自分の考えをもって、私に提案んしてくれる。それも私にどうします？と聞いてくる。
二人で、なにか同じポーズしたほうが目立つとおもうんですよねと彼。私は、私ひとりでやろうときめこんでいた。一緒にポーズやりましょうといわれて、その手があったかと私。
じゃぁ、両手を鉄砲の形にして、私は右を向くので、君は左をむいてポーズしようか。
いいですねと彼。17歳の彼。ロマンス、高速ロマンスなど知らない年代。かつてキッズだったころの徳永千奈美が、客席を見て、なんであの人たち、テッポウのポーズしているの？このてっぽうのポーズこそ、ヲタのフリ。なつかしいね。
この決めポーズが４か所ある。私は全部それでいかなとおもていたけど、またもや高校生の彼が、提案してくる。ポーズ変えたらいいとおもいます。何がいいでしょう？
ということで、二人で、大きなマルをつくる、二人で大きなYをつくる。いいですねと彼。
彼は私の左にいて、同じ軽音楽部の１年生の女の子が私の右。その女の子が、とくに、することもなさそうで、ダンスにくわわれていないとおもったのか、彼が、その後輩に声をかける。なにか言われてる？
いえ、言われてません。
じゃ、一緒にやろうか。
かっこいかれ。いい先輩だな。私は高校生時代、こういったことができなかった。後輩に目をくばるとか絶対できなかった。最近の高校生はすごいね。
彼の提案で、一緒に大きなマルをつくるのを、彼女と一緒にやってあげてください。僕は、その時、フリーでなにかしてます。そして、最後の決めポーズ、３人でなにかやりましょう。
うーん、そうだな。大阪だし。私が、左足を少しあげて、両手をY。グリコのポーズ。そして、両側の二人は、私にむかって、キラキラのポーズ。いいですね。それでいきましょう！！
こういったことを自分から提案できる、しかも、自分の立場を踏まえて提案ができる。すごいね。これがゆとり教育後のたんっ旧型学習の成果かな。
私が右手に持っている白杖じゃまなんだよな。でもこれ床においたら、私、ただの変なおっさんにしか見えないからどうしよう。そこでおもいつく私。この白杖のグリップの上には直径30センチぐらいのわっかの太いゴムがついいている。これをあたまにはめると、右手があく。頭から白杖をぶらさげている状態。
私は、目の前に、白杖をたらしていたところ、その彼が、それだと顔がみえないので、白杖をもっと、こめかみのあたりに持っていけばいいとおもいます。
気づかなかった。目が見えないと。目の前委に白杖があろうが全然気にならないけど、そうすると、相手からも私の顔がよおく見えないのね。私が盲人を10年ぐらいやってきて、失いつつあった、人の目線をきにするということ。それえを彼がひさびさに教えてくれた。
なんどかリハーサル、カメラは、おどっている人をお撮影するため、うごきまわる。わたしが、たぶんカメラがうつすとおもうんだけど、今カメラどこにある？
すると、彼は、Aメロのおわりのところと、１回目の決めポーズのところで、カメラが、僕らを映しています。
的確な答え。よしということは、１回目の決めポーズの前に、セクシーボーイのフリツケを私がやるので、たぶん、そこがカメラにぬかれるな。
実に有能な高校生だった。結局、撮影現場でのダンスリハーサルは27日1回と、28日2回。2回やっても、曲のながれがわからない私。なので、3回目のリハもやってくれるということになったので、アップルウォッチのボイスメモで録音して、それをずっと生放送中に聞く。10回ぐらい聞いてやっと理解できた。どこでフリーがはいって、決めポーズなのか暗記できた。
高校生のナイスアドバイスとアップルウォッチのおかげで、きっと、セクボの私がカメラで抜かれてるはず？
生放送おわって、ゴールデンボンバーのボーカル、キリュウインが、お立ち台からおりてきて、私たち出演者と記念撮影のために自準備。
私はキリュウインに宮本佳林の写真集とCDをプレゼントしたかったので、なにか気配を感じて、高校生に聞いてみる。私の隣にいる彼にきいてみる。
キリュウインさんいる？
いますよ。
ここで、盲人大声をだす。
キリューインサン、ありがとうございました。
大きな声にびっくりしてか、5メートルほど向こうにいる、キリュウインが、ハイと返事。実に腰のひっくい人。全然えらそうぶらない。もう40歳ぐらいだとおもうけども、実に腰が低い。
私が握手してくださいと大声でいうと、振り向いて、こっちに向かってきてくれる、それを見て、高校生も私を手引きしてキリューインのほうへ。右手を差し出す。握手会はもう、何百回としてきている私。まったく緊張しない。
渡したいものがあるんです。プレゼントです。と私。なんでしょうとキリュウイン。
あれ持ってきてください。控室の私の椅子の上のマイバック。と、だれとでもなく、まわりの人にお願いする私。前室まで20メートルぐらいある。だれか早く持ってきておくれ。
その間、私が握手をしている。キャンさんはいないんですか？キャンは上にいてまだもどってきていないんですとキリュウイン。
メイクしてるんえすか？どんなメイクか教えてと、右隣にいる女子高生に聞いてみる。
きれいです！！
そうか、ビジュアル系のビジュアルは今どきの女の子はキレイというのね。
そんな話をキリュウインとする盲人。アルバムの握手得点会ぐぐらいの時間がある。思い出す。そうだ、私のこの両側にいる男の子と女の子は軽音楽部の２年生と１年生。それを思いだす。
ほら、キリューインさんと握手してもらいなさい。
お前だれやねん、よくいるおっさん。私もそういう立場になったのね。
それまでずっと私のサポートに徹してくれて、決して前にでない高校生。私のイメージする高校生は、芸能人を目にすると舞い上がって、大はしゃぎしてしまうイメージ。まったくそういったことはなかった。
私が、握手してもらいなさい。彼らは、高校生で、軽音楽部なんですと私が紹介する。
すると、男の子は、僕らもゴールデンボンバーさんの曲カバーしたことあるんです。めめしくて。
あれ、シンセの音がごちゃごちゃしていて、難しかったでしょ。とキリューイン。実に、いいお兄さん。
そこに割って入る私。なんか、音楽のプロみたいな話してるね。かっこいいな。と軽音楽部の彼をちょっとひやかしてみる。ｌ盲人おじさん。
そして、シンセと聞いて、前々から思っていた、私の疑問をぶつけてみる。
めめしくてって、口パクなんですか？
違います！。
即答で否定してくれたキリューイン。いい人やなー。ああの声量と抜群のピッチ、あれが生歌だなんていまでも信じられないね。
そのあと、結局、盲人からのプレゼントは、ディレクターによって、ダメです。そういったことはできません。ということだったので、渡せずじまい。ちょと待ってよ、今まで、私はたくさんの芸能人、バリバラに出演したときに、共演者の芸能人にCDや写真集プレゼントしてきたんだよ。それに、高校生にも、目の見えない男の子にも、CDをプレゼントしてきたんだよ。だめですの一点張り。8月からNHK大阪に転勤してきたばかりの女性ディレクターがアルバイトのじの上司みたいな立場で、だめです。
私は、だめだったけど、高校生たちは、その後、キリューインさんからサインをもらっていたよう。よかったよかった。私もそれでよしとしよう。
３、ハロプロの赤いハッピ
2011年1月のハロコンといえば、モーニング娘。9期メンバーがサプライズ発表されたコンサートツアー。その1月22日の神戸公演で、くじにあたって、新垣里沙サイン入りハロプロ祭ハッピをもらった私。
そのハッピは一度も袋からとりださず、押し入れの中。それをひっぱりだす私。
バリバラ生放送では、こちらでゆかたかジンベイをご用意します。どちらがいいですか？うゆかただと踊りにくいのでジンベイにします。そう言ってから思い出す。待てよ、祭りといえば、ハッピ、ジンベイよりももっといいものあるじゃないか。それがこのハロプロハッピ。
さすがオタクということで、保存がいい。封をあけてみて、はじめて、帯もその袋に入っていることを知る。これはいい。まさに夏祭り。
27日の前日リハーサルにそれをもっていき、それを着てリハーサルになにくわぬ顔で参加。
すると、現場ディレクターが、それ今日だけね、本番だめですからね。
えっ？いや、こっちのほうが祭り気分がでて、しかもバラエティー、多様性も表現できるんです！そう主張する私。
ダメです。
どうやら、もうすでに事細かく決まっているよう。何度か、前日、私の出番をもっとふやしてくれとか、わなげの景品に宮本佳林アクスタをおかせてくれとおねがいするも、ダメです。というのも、現場ディレクターでは判断できない、演出担当のディレクタじゃないと判断できないのね。でもその演出担当は、おおいそがしで、もう私たちにはかまっているひまはないう。あんなに、電話、どうしたらいいですかね？とか相談してくれたあの若い女性ディレクターは、演出でおおいそがし。どうやら、ＶＴＲの編集、台本の作成もこの演出担当Ｄがやっているよう。もっと早めに、衣装のこと相談しとけばよかった。
ダメですと言われても、あきらめないのがハロヲタ、宮本佳林ヲタ、何度もオーディションに不合格になってもあきらめない、何度でも立ち上がるのが宮本佳林。
なので、私も、今日、生放送本番当日にも、同じハッピをもっていく、そして、またリハーサルで着ておどる。
それでもだめ。
かろうじて、黄色のキャップはいいです。そのJuice=Juiceのバッジ６も目立たないからわからないからいいです。
一安心。
でも、それじゃだめなんです。ということで考える。急遽考える。まず、右手には研修生リストバンド型腕時計。これに、鈴をつける。白杖にとりつけている鈴をはずして、リストバンドにつける。音はどんどんならしちゃってくｙくださいとのことだったので、リストバンドにつける。
そして、白杖の鈴を取り外して、おもいつく。そうだ、ここに、かわりに、宮本佳林FSKをぶらさげよう。ミニFSK。白杖の鈴にまぎれて宮本佳林。
そして、腰ひも。じんべに着替えて、その下にこっそりハロプロハッピの帯、ハロープロジェクトと英語で刺繍がしてある黒い帯。それをこっそり、ジンベイの下、腰にまきつける。
本番1時間前、前室で待機しているときに、トイレにいく。1階のBKプラザの奥のあのコンサートのときによく使う多目的トイレ。そこで、帯を、ほどき、そして、じんべいの上から腰あたりにまきつける。結びひもは背中、おなかに、ハロープロジェクトの刺繍。
前室にもどって、椅子にすわって待機。生放送の様子がモニターからずっと流れていて、みんなそっちを見ている。だれも私の腰ひもにはきづかない。
そして、生放送終了20分前。ドキドキしながら、盆踊り場所へ、20分前に移動。軽音楽部の高校生の両肩をうしろから、両腕でもって、かくれるように、おなかをだれにもみせないように、ぴったりくついて、手引きしてもらって歩く。
なんとか、現場ディレクターの目はとおりぬけたよう。こうなればもうこっちのもん。本番まであと5分もない。
なんとか、無事、ハロプロ帯も装着してセクシーボーイをお踊れた。白杖には宮本佳林FSK、頭にはJuice=Juiceの紫のバッジ、右手首には研修生のリストバンド、そして、おなか回りにはハロープロジェクトの帯。研修生からJuice=Juiceへ、そしてハロプロのエースとなった、宮本佳林。私のこの衣装で、宮本佳林物語が完結している。すばらしい。
ありがとうバリバラ。
ありがとうハロープロジェクト。
ありがとう宮本佳林。
出番は少ないバリバラ生出演だったけど、きっと、私のこの思いは日本全国のハロプロファン、宮本佳林ファンには届いたはず。よって、私は大満足。
それから、目の見えない少額４年と５年の男の子。アイトくんとソラくん。ほんとかわいいね。いとおしいね。
いろいろな世代の人、傷害のある人ないひと。いつもはただすれちがうだけの近所の人たち。そのみんなを、宮本佳林がつなげてくれた。あの夏祭りの盆踊りに出演していた人はみんな、私から宮本佳林のCDをもらっているのです。つまり彼らはみんな佳林党なのです。これほどまで、バリバラをジャックしたことがあるだろうか。あの画面のみんなが、宮本佳林のCDを持っているんですよ。
それを知って、もう一度、バリバラ生放送を見てね。きっと、まだＮＨＫアプリで見れますよ。
すばらしい、これがバリバラだね。みんなちがってそれでいい。そしてみんな同じ気持ちを持っている。だれかをいとおしいと思う気持ち。みんなバラバラだけど、同じ何かをみんなもっている。それがバリバラ。
ＰＳ
生放送の再放送は予定がないけども、ＮＨＫアプリ、見逃し配信やってます。無料で、見れます。ぜひ、何度も見てね。そして、あの盲人Ｔシャツの人おもしろいので、ぜひ、あの人をメインに番組つくってくださいと、ＮＨＫの視聴者の声からバリバラに感想おくってね。
