獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

JR西日本の駅で、スルっとKANSAIの障害者割引ICカードが使えるようになっていた。JR森ノ宮駅

2024-03-19 22:24:02 | 全盲の視覚障害者でも一人で使える家電、情報機器、アプリ獲得プロジェクト
大手前合同庁舎

大手前という地名は全国にたくさんあるね、城下町だったところに多い地名なんだろうね。

そんな、大手前の名前がつく、国の施設、大阪、谷町四丁目の大手前合同調査。去年、市議会議員選挙に立候補したときに、供託金30万円をあずけにいったばしょ。

今日、そこに用事があって、ひさしぶりにいってみた。ガイドヘルパーさんと一緒にいってみた。目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。

入り口はいって、きづく。音声案内が流れている。さすが、国の施設、点字ブロックはももちろん、点字案内板、呼び出しインターホン、そして、音声アナウンス。

しかし、なにか変。入り口はいって、右側に、音声アナウンス発生装置がある、そこから音声がながれる。視覚障害者は、まず、その音声アナウンス装置の方向にいき、そこで、じっくり耳をかたむけて、きく。このアナウンス発生装置のところに、点字案内板もあるはず。

しかし、ながれる、音声アナウンスは、

むかって、右側2メートルのところに、点字案内板とインターホンがありますとあなうんす。
だけど、その場所には、なにもない、ただ壁があるだけ。
おかしいなとおもって、ガイドヘルパーさんにきくと。

私のの立ち位置がおかしいとのこと。音声アナウンス発生装置の場所まで、行ってはだめで、入り口はいって、すぐのところで、たちどまって、右前方から聞こえる、音声アナウンスを聞かないといけないとのこと。

でも、実際は、視覚障害者は、どうしても、音のするほうにちかよって、そこを起点として、方向をはんだんするのよね。ちょっと不親切なアナウンス、というか、実際に視覚障害者にモニターしてもらってないんだろうな。

こういうことがよくある、当事者不在のバリアフリー。オンセイアナウンスをつけとけばいいや、モウドウレイををつけておけばいいや、もうどうれいは、センサー式にして、ずっとならす必要はないや。

勝手なおもいこみで、こういったバリアフリー装置が設置される。うーんこまったものだ。

音声アナウンスの冒頭に、入り口は言って、というワンフレーズをいれればいいんだけどね。入り口ハイって、右側2メートルに点字案内板とインターホンがあります。この枕詞をつけるだけで、視覚障害者は、この音声アナウンスをどの地点から聞くのかがわかるのよね。

このことを、職員にも伝えておいたので、きっと、ちかぢか、かいぜんされるはず。
改善といえば、谷町四丁目からあるいてJR森之宮駅へ。

3月16日、宮本佳林春ツアー初日の土曜日から、JR西日本のイコカがつかえる改札で、障害者割引ICカードと、介助者割引ICカードがつかえるとのことなので、とおまわりしてみて、検証してみた。
私がもっている障害者割引ICカード、介助者割引カードは、スルっとカンサイが発行しているICカード。関西の私鉄、阪急、南海、阪神、近鉄、大阪メトロなどの私鉄では、このICカードをつかって、障害者と同伴者は運賃が半額になる。

この割引カードが発売されてから、もう10年ぐらいはたつのかな? でも、なぜか、JRでは、このカードはつかえなかった。
ようやく、3月16日土曜日、宮本佳林が、札幌ペニーレインで、セカンドアルバムを5月22日にリリースすると発表したその日から、JR西日本の改札でも、スルットカンサイの障害者割引ICカードと介助者割引カードがつかえるようになった。うれしいね。

今までは、JRに乗車するときは、こども用の切符を2枚買って、それで、障害者と介助者は乗車しないといけなかったけど、これからは、わざわざ切符をかわずに、ICカードをぴたっとするだけで、割引料金で乗車できるのね。うれしいね。ありがたい。

でも、これはもっと前から、できていたはず。スイカやイコカは全国で使えるし、パスモやピタパも全国でつかえる。ならば、スルっとKANSAIの障害者ICカードもシステム的には、全国で使えてもいいはず。なのに、それができていない。なぜだろう?

関西ではつかえるようになったけど、いまだに、関東では、スルっとかんさいの障害者割引ICカードはつかえないのよね。関東では、スイカの障害者割引カードをつかわないといけないのよね。なぜだろう?不思議

きっと、だれもおかしい、と声をあげないからだろうね。仕組みをつくる人たちの中に、障害者当事者はいないからだろうね。声をあげなきゃ、はじまらない。

声をあげても、無視されたり、何もかわらなかったら、かなしいけども、でも、やっぱり、声をあげなきゃはじまらない。

ハロプロ研修生は、自分がデビューできるのかわからないのに、一生懸命。ダンスと歌のレッスン、夢がかなうかわからないのにレッスン。このレッスンが無駄になるかもしれないのに、信じてレッスン。私も、彼女たちのような、信じる心をもたなきゃ。声をあげたら、きっと、かわる! そう信じて、これからも、声をあげていこう。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする