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一物全体を摂る

2012年10月15日 | 月刊「土の声」より

全国有機農法連絡会フォトニュース 土の声 2012年10月 第80号より

 

一物全体を摂る

 猛暑と熱帯夜が続く長い夏を乗り越えることができてホッとしている。何度か寝冷えはあったが体調を崩すこともなく炎天下の下で働き続けることが出来た。食べ物と休養に気配りし、寝起きに柿酢とミネラル水を一杯飲み、日中は野菜スープとシソジュースを水代わりに補給した。 

 空腹時やのどの渇きどきに摂る栄養は吸収されやすいというから免疫力を高める飲食物を意識的に摂り続けたのがよかったのかもしれない。柿酢は山形山の渋柿で作り、野菜スープもシソジュースもみな山形山農場の野菜を丸ごと使って作った。 

 その渋柿は今年も大豊作で色がさしはじめる。柿酢の効用は誰もが高く評価しているのだが渋柿の入手が困難なこともあり作って飲む人は少ない。興味のある方は山形山の渋柿で一年分の柿酢を造ってみてはどうだろう。飲み続けていると体が軽くなってくるのが自分でも分る。作り方は簡単で渋柿を米酢に入れておくだけで良い。半年たったら飲めて、料理にも使える。甘口を好む人なら砂糖を10%ほど入れて漬けるとまろやかな柿酢が楽しめる。私は甘口につくり10倍に薄めて毎日飲んでいる。

 赤シソジュースも薬効は高い。赤シソを枝葉ごと熱湯にザブーンと入れるだけなので忙しい人でも15分あればつくれる。お好みで酢と砂糖を加えると鮮やかなロゼ色に染まり眺めているだけでも楽しい飲み物になる。今年の収穫は終ったが来年もたくさん植えるので赤シソジュースを作ってみたい人は予約されては如何でしょう。山形山のものはみな無農薬なので安心して申し込んでください。 

 ついでに野菜スープだが、これも面倒なことはない。全有連で扱っている『スープリーズ』にザクザクに切った皮付きのニンジンやジャガイモ、残り野菜などを少量の水と入れるだけ、30分もするとトロトロのポタージュ風スープが完成。お好みで酢やスープの素、砂糖、塩、ごはんなどを少量入れると自分好みの最高の野菜スープが出来上がる。野菜は皮付きのまま丸ごと使えるので野菜が持つ栄養素を全部取り込める。しかもかすが出ないのがありがたい。 

 大根の皮やニンジン、ジャガイモの皮だけでも美味しいスープができる。血糖値が気になる人なら柚子の皮(ちょっと渋い)を入れても良く、一物全部摂れるので是非おすすめしたい。

 

 

 

 

全国有機農法連絡会 代表 米山 正
 
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