福島の原発事故では、環境が汚染されると食べものが汚染され、食べものが汚染されると我々が内部被曝をするという構図です。それだけでなく、汚染された食品を食べなくても、私たちを不安に陥れ「心の不調」を招いていました。人間の知識や経験では手に負えないことがわかった今、原子力発電の利用は止めるべきだと考えています。
全有連では一年を通して提携生産者が作る作物の放射能検査を続けてきましたが、そのほとんどが . . . 本文を読む
春の陽気から一転して冷雨になった25日、恒例の対話集会がさいたま市大宮ソニックシティを会場に開かれました。
午前10時半、冷たい雨の中を会場をいっぱいに30名が集いました。
第一部は大震災と原発事故に遭遇した一年を振り返り、全有連佐藤からのご報告。生々しい震災当時の被災地の映像が映し出されます。茫然と佇む仙台の生産者の姿、瓦礫に埋まって見る影もなくなった田畑、震災直後からの全有連の取り組みな . . . 本文を読む
大寒波が居座り異常な低温が続いています。野菜は気温5度以下で生長が止まるので全国的に野菜不足となっています。ここ山形では「雪白菜」を掘り起こす五十嵐さんが難儀しています。平成18年を超えるという記録的な豪雪。その数日後に気温が上がり雨が降りました。これで「雪が解ける」+「雨」となり、雪が締まり重たくなるのです。雪質に合わせてプラスチックとアルミのスコップを使いわけながらの掘り起こし作業。「この下 . . . 本文を読む
大雪もようやく一服、先週から春の兆しが感じられるような好天が続いたのを受けて、仲間に呼びかけ屋根の雪下しを計画しました。
しかしその後、天候が急変。予定した18日はバイカル湖周辺で発生した大寒波が襲来、日本海側に猛吹雪をもたらすとの予報がありました。
雪下ろしの事故が連日報道される中、雪下ろしなどほとんどしない仙台から鳥海さんと、久々に顔を合わせる永渕さん夫妻、そしてこちらも地元で毎日雪下ろ . . . 本文を読む
▼24年も山形に住んでいて今年の雪は特別です。来た当初は温暖化で降雪もさほどではなく、屋根の雪下ろしも庭木の冬囲いもここ天童では見かけない光景でした。いつまでも溶けない根雪や雪の壁もよそごと。
それでも雪が降り始めると春を待つ気持ちが募ったものでした。
▼それが一月に入り、本格的な雪が降り始め中旬に大雪が続いたとき、抗うというよりも快く受け入れる、という気持ちになったのは意外でした。とうとう雪 . . . 本文を読む
今年の雪はことのほか多く屋根の雪下ろしをする家族の姿が見えます。そんな中で大寒が過ぎると春野菜の準備に入る農家が多く種屋さんも忙しくなります。
昨年は、皆さんから温かい心を、たくさんの義援金をお寄せいただき、私たちは勇気づけられうれしい絆を頂戴いたしました。そのようなお礼もあって、今年はみなさんに山形山の野菜をいっぱい食べていただこうとたくさん種を準備しました。
これまでの山形山農場は . . . 本文を読む
今年も早いもので月が変わって二月となり、来月11日には震災・原発事故から一年を迎えます。このことなしにはこの一年を語ることは出来ません。M9の地震、町を、村を、人々を呑み込んで海へと流し去った津波。目に見えぬ恐怖を今も放ち続けている原発事故。それらは全ての日本人に強い衝撃を与えました。
農の現場でも、それは色々な形で影響しています。
私達生産者は、日々美味しく安全な野菜を生産することを仕事 . . . 本文を読む
地球環境は寒冷化に向かっている?が真実味を帯びて聞こえるほどこの冬の雪は凄かった。雪の少ない冬が続いていた近年、豪雪の中での農業は若い農業者にとっては厳しい試練でした。
全有連のある天童周辺は比較的雪の少ない地域。それでも今まで経験したことのない雪にこの通りです。
奥山さん(山形・天童市)
車から降りてここに辿り着くのに雪上を100mほど。きれいに仕立てられたラフランスの枝が所々折れて . . . 本文を読む
大寒が過ぎたというのに雪、雪、雪。天童でも積雪は例年の3倍以上。最低気温は氷点下5度以下。雪下ろしでの事故や車のスリップ事故などが後を断ちません。町では駐車場や歩道の雪掻きに追われる人々、住宅地を離れると、畑までの道を懸命に除雪している人や、ハウスの倒壊を防ぐために除雪作業をする人たち、果樹が枝折れしないように雪を落としている姿を目にします。五十嵐さんも「豪雪地帯に比べれば大変じゃないけど」と苦 . . . 本文を読む