山形の果物、最後の収穫はふじりんご。今年の出来栄えを聞きにふじを収穫中の阿部さんの園地へ。少し肌寒い園地に到着すると、園地のなかほどでラジオをかけながら一人で淡々とし作業をこなしています。目の前には収穫したばかりのりんごがたっぷり。論より証拠と、少しわけありのりんごをもらい、がぶり、するとパリッとした食感で噛み締めて出てくる果汁が甘い。「うまいべ、今年は去年より赤いし蜜も入っている」と目尻を下げる阿部さん。予想以上の甘さにあっという間に1個完食です。この甘味の正体は果糖。果物のなかでもりんごに多く含まれています。果糖の甘さについて調べてみると、ショ糖(砂糖の主成分)の甘さを100とした場合、ぶどう糖は60程度、果糖は80~140。果糖には数値に幅が?その理由は温度による変化だと書かれています。果糖には甘味の弱いα型と甘味の強いβ型があり、温度が低いときにβ型が多くなるというのです。だから、冷やして食べるとおいしいといわれる梨やぶどうなどの果物には、果糖が多いという科学的な裏付けもあったのです。
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