【全国有機農法連絡会 フォトニュース ブログ版】

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土の声 コーヒーブレイク 2013年4月号

2013年04月09日 | 月刊「土の声」より

▼ついにTPPが協定交渉に入りました。 

 農業の問題ばかりがクローズアップされていますがその範囲は農業を始め工業・繊維・衣料品・原産地規制・知的財産権・金融・電気通信・入国をふくむサービス、投資・環境・労働など24分野多岐にわたっています。私たちのくらしが貿易相手国との協定に縛られ、罰則が課せられるようにもなります。 

▼先行して米国と二国間貿易協定を結んだ韓国では農業はコメ以外全面解放、医療、医薬品分野では医薬品の許認可の遅延損害の補償請求、公的保険制度の強化に対しては米国の市場が縮小されるを理由に損害賠償請求が。環境や安全の規制は米国の基準に。農協や共済、保険は新たな商品を開発販売しない。などとなっています

▼同志社大学教授浜矩子氏は各所で持論をこう述べています。 

「既に日本は成長期ではなく成熟期に入っている。成熟期に入った日本では成長期のような景気の上昇策に陥るべきでなく積み上げられた富を分かちあうことを考えなければならない」「TPPは自由貿易協定と名づけるものでなく、地域限定排地貿易協定であり、全方位的な自由貿易こそ戦争への最大の防波堤である、物の取り引きを通してお互いが豊かになる、それが本来の自由貿易です」とも語っています。

▼理想主義と云われそうですが理想を掲げて進む、が人の人たる所以ではないでしょうか。(ひ)

 

 



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