細い山道を登っていくと、鬱蒼とした木々の向こうに突然、明るく開けた空間があらわれた。5月の眩しい日差しが畑一面に降りそそぎ、作物の葉が気持ちよさそうに風に揺れている。まるで、天空の聖なる畑だ。 この日は、朝から松田さんと大沼さんが落花生の定植を行っていた。米山さん曰く「良い作物を作るためには、良い種を植えることが大事」とのこと。種を一粒ずつ人の手でチェックし、選別された良質な種のみを植える . . . 本文を読む
遅咲きの山桜も散り、季節は初夏へ。ほんとうに一年が早い。 春三月、天童のハウスで定植を待っていた野菜の苗が山の畑に運び込まれ、4月後半から定植の準備に入りました。一番手は京野菜の九条ネギです。山形のネギは白根を食べるものが主流ですが、夏の時期に柔らかい青ネギは薬味としても涼し気でもってこい。山形と京都の緯度が近いせいか、九条ネギは山の畑でよく育ちます。ニラを収穫に来た出荷チームが九条ネギも . . . 本文を読む