全国有機農法連絡会 情報誌「土の声」より、茨城県石岡市の有機栽培農家さんよりの寄稿文
東日本大震災3週間目に思うこと
近代になってからの日本に未曾有の大災害が起きてしまいました。被災された方々
に心からお見舞いを申し上げます。
そういう私も、茨城県央で有機農業を生業としておりますが、風評被害で出荷が半
減してしまいました。福島原発事故による放射能汚染問題は長期化が予想されます。
春野 . . . 本文を読む
4月7日に行われた稲作連合会の総会(山形)には、疲労の溜まっているなか宮城県登米から出席した佐藤さん。「田んぼに水通すまでわからない」「大変だけどやるしかない」と力強い言葉を聞き、それではと、写真と情報を頼んでおいた。しかし、その日の夜には強烈な余震。農業は待った無しの勝負だけに今までの経験をフル投入してこの難関を乗り切ってもらいたい。
今日、やっと一回目の種まきをする事ができました。
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震災から一ヶ月がたとうとしているこの日、全有連スタッフが手がけた「避難所での炊き出し」は天童市スポーツセンターで110名、青年の家で30名の方々に温かい豚汁とポテトサラダを配ることができました。
受け入れ先の天童市の規制で、野外での炊き出しは許可されず、日程も二転三転ようやくこの日に決まりました。
この日の朝食はコッペパン一個のみ、昼も白いおにぎりが二個(※)ということで、野菜をたっぷり入れ . . . 本文を読む
松林の見える海沿いにあった筈の住宅群はかき消されたようにまるでない。荒涼とした風景が広がる仙台市若林区、そこから道路を二つ隔てた昔ながらの農家の集落も一階部分は濁流に激突されたかのように抜け殻のように骨組みを残すだけとなっていました。全てが微塵に粉砕されて更地になった畑や屋敷跡に無残に横倒しになったトラックやコンテナ車が突き刺さっています。東北の沿岸地域はどこも同じような光景が広がっているようで . . . 本文を読む
4月7日 全有連稲作連合会総会より
米作りがはじまる中、東北、関東の各県により農用地の放射性物質の土壌分析が行われました。
山形県は5ケ所が検査され、2ケ所で「検出せず」、3ケ所で「12~16ベクレル/kg」というとても低い結果に安堵しました(作付け制限の判断基準値は、土壌中の放射性セシウムが「5000ベクレル/kg」で、この数値は、玄米を日常的に摂取することを想定したもの)。
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