'11年、今年もたくさんの方々に支えられての一年でした。
2月18日には一年の食卓を担う生産者の総会を年初行事の始めとして、2月26日、さいたま市で開かれた対話集会では食べもの文化社編集長、安藤先生を迎えて「農業のいまと食のあり方」をテーマに食育の大切さを皆で学び合いました。
安藤先生からは「お乳を飲んでいるとき、食事をしているときに、子どもは『私は限りなく愛されている』ということを実感して . . . 本文を読む
クリスマスを前に雪化粧をした山形。ようやくまとまった雪が降りました。その数日前、「雪室大根」の準備をすすめる武田さんを取材しました。
畑に入ると足下はぬかるみ歩くだけでも大変。このなかで大根を引き抜き、写真のように横にして積み重ね、シートをかけ、土をかけて室を作っています。
「あとは雪が降るのを待つだけ」と武田さん。これは結果として読み通りでした。「雪が降らずに霜が降りると大根が凍みてしまう」 . . . 本文を読む
震災から9ヶ月が経とうとしている12月4日、仙台市若林区の粟野さんを訪ねました。津波により過半の畑を失い、生計の道も半ば閉ざされ、親戚の工務店の手伝いをしながら農業再起の道を模索してきた日々、被災した畑の除塩に力を注ぎました。全有連米山や小田先生の指導を受け、除塩のすすんだ畑にじゃがいもを植えつけました。期待をこめていつもの1.5倍の種芋を、じゃがいもなら大丈夫という自信があったからです。
結 . . . 本文を読む
「まいったぁ、今年は半分くらい(豊作の年と比べて)。30年やってこんなのははじめて」と収穫したコンテナの少なさを見てつぶやく阿部さん。その理由は昨年の猛暑。今お届けしているりんごの花芽は前の年の夏頃に作られます。あれだけ暑かった昨年の夏。花芽の形成も弱く、これが収量減の大きな要因です。これに追い討ちをかけたのは、10月中旬から11月にかけて暖かい日が続いたこと。冷え込むにつれて赤く色付くため、ぎ . . . 本文を読む