田植え最盛期の山形県。種まきは機械で自動化され、主な管理作業は水やり。田圃では畔に除草剤を播き、肥料散布機で肥料を播き、トラクターで代かきし、田植えも苗箱を田植え機に積んだら機械まかせで、ほんの一部は手植えで補植する程度。除草剤を散布するので、稲刈りまでは水の管理のみ。途中の殺菌、殺虫はラジコンヘリで散布を依頼し、仕上げはコンバインで刈り取れば終わり。80代現役も多く、スマート農業を導入する . . . 本文を読む
ちょっと汗ばむくらいな日があると、つぎの日にはぐっと気温が下がり寒い日もある。その合間では、雨が降ったり、強風の日が数日続いたり。こんな天候の激しいアップダウンのあるときに、さくらんぼの満開時期が重ることが多いのです。 今年の開花は例年より10日ほど早く、この週末で満開になった園地が多いのです。気になる天気は晴れていながら低気圧が数日にわたり何度も通過して連日の強風。ここで心配なのは、さくら . . . 本文を読む
果樹農家を悩ます霜害の影響、今年もさまざまな霜対策が行われています。 霜害とは初秋と晩春、季節外れの低温によって引き起こされる霜の害です、一晩で作物を枯らしてしまうこともあるため、対策を間違えると収穫物がなくなり大きな経済的な損失を被ることにつながります。晩春にこれが起きると、桃やリンゴの花が枯れて実がつかなくなります。 (AGRIPICK より)霜の害を防ぐ方法としては ①被覆法&hellip . . . 本文を読む
先週末、果樹農家の奥山さんが資材をとりに来ました。「奥山さん今年の遅霜はどうですか?」と聞くと「まだ何とも言えないけど、一昨年に似た気候だな」と顔を曇らせます。果樹農家にとっては半年分の収入を支えるサクランボが、今年は遅霜にやられそうなのです。 天童周辺でもここのところ毎日のように広報車が廻っていて「遅霜注意」を呼びかけています。一昨年全滅に近い被害を受けた阿部さんの畑が心配です。昨年は4月 . . . 本文を読む
昨年は抗しがたい天候不順に翻弄され、大きな減収に苦しめられた全有連の阿部さんと奥山さん。昨年のサクランボは栽培場所によって大きな違いが出ました。阿部さんは全滅、奧山さんは半作に。 今年に期待していた阿部さんのサクランボの作柄も平年ほどにはいかなかったようでした。そのあとの桃も雨続きの天候で思ったようにはいかず、リンゴも王林、シナノスイート、ゴールド、といま一つ。老木になった紅玉は今年は勢いが . . . 本文を読む
祈るような思いで迎えた今年のサクランボ。4月の遅霜も無事通過、マルコバチも飛び受粉を助けました。一昨年に比べたら収量はやや少ないとはいえ、例年の八割まで回復しました。その間、生産者の渾身の努力があったのは言うまでもありません。 昨年のサクランボ全滅の危機があって、息子さんが跡を継ぐ決意を固め、6月のサクランボを全量出荷で飾りました。 8月前半は桃あかつき出荷スタート。早生種のあかつきは果皮の . . . 本文を読む
収穫まじかを迎えて6月10日、主力生産者と恒例の「目揃え会」を行いました。 サクランボの出来はどうか、出荷量は?などなどを報告し、細かい段取りも打ち合わせます。昨年は一番手の阿部さんが欠席で落胆しました。奥山さんも高橋さんも「遅霜」の被害にあい、かつかつの状況に全有連に大激震が走ったものです。 今年の「目揃え会」には、阿部さんと奥山さんが出席し、体調のよくない高橋さんが欠席でした。2度の脳梗 . . . 本文を読む
昨年、農業人生始まって以来の苦境に見舞われた果樹の阿部さん、今年は恐れていた4月の遅霜の心配もなく、サクランボは一安心の生育状況です。5月28日、中山町近くにある園地では、雨よけハウスのビニールを外し、サクランボの木々にいっぱいの陽の光をあびせていました。もう朱く色づき始めています。 奥の園地では後継者の息子さんがリンゴの摘果作業をしていました。阿部さんが「今年から農業を継ぐと言ってくれて」 . . . 本文を読む
寒の戻りはあったものの、果樹は桃、リンゴ、ラフランスも剪定が終わり、平年並みの感触で、阿部さん奥山さんともに順調のようです。サクランボの剪定はこれから。 昨年もっとも被害の大きかった阿部さんのところでは、4月中旬のサクランボの花芽が付く頃が気がかりです。あと3週間、遅霜にあわなければ「なんとかいける」と昨年を挽回すべく頑張っている毎日です。この時期の遅霜はリンゴにも影響し、昨年は変 . . . 本文を読む
まばゆいばかりの真紅の果物、小さなサクランボ。山形で40年近く、野菜果物を産直する全有連も躍動する初夏一番の果物です。昨年はこのサクランボが空前の不作に見舞われました。全有連のフォトニュースでは昨年の天候の異常を「果樹だより」で刻々と告げていました。 二年前の冬、「果樹だより」では、雪も比較的少なく翌3月23日にはもうサクランボのつぼみが動き出していると報じています。一方、一昨年の同じ時期に . . . 本文を読む