▼過去を反省し今日を生きるということは自虐ではない。二度と同じ誤りを繰り返さないという決意の現れで、未来を拓くものだと思います。
閉塞感漂う時代の中で声高になってきた「自虐史観」論。日本が先の大戦で多くの国々を巻き込み夥しい人命を失わせたことは歴史の事実であり正しく認識しなければいけないことです。
そのことと日本人であること、日本の歴史や文化に誇りを持ち生きていくことは何ら矛盾するものでは . . . 本文を読む
全国有機農法連絡会フォトニュース 土の声 2013年5月 第88号 より
ニラの存在感は家庭でもレストランでも影が薄い。トマトやナスのような表舞台で輝くレシピも少ない。やはりイオウ成分を多く含む独特の匂いが敬遠される原因なのだろうか。それとも繊維質が多く食べにくいからなのか。いずれにしても敬遠される理由とは裏腹に面白い現象もある。働きすぎて疲れた時などはニラやニンニクを思い出 . . . 本文を読む
全国有機農法連絡会フォトニュース 土の声 2013年5月 第87号 より
深い雪に覆われた山形山も4月半ばには雪も消え、昨年より1週間も早い春が訪れた。
フキノトウは花茎を伸ばし食べごろにまで生長している。茎に付いた葉をはずしアク抜きしたものを油揚げと一緒に炊いた料理は春らしいほろ苦さとふくいくたる香りも存分に楽しめる。花茎の根元には小さな傘を広げたヤマブキも芽吹いた。5月に訪れる会 . . . 本文を読む
▼京都の会員Kさんとは一月の京都集会でお会いし、十数年ぶりの再開を喜んだのですが、集会の中で、闘病中であることを聞かされ、心が沈みました。
強いストレスが要因になっていたとも話されていましたが、思えばあの当時も看護師という仕事の他に地域や組合活動など超多忙なスケジュールをこなされていたようでした。
▼その後お会いする機会を得てKさんのこれまでをお聞きしたのですが准看護師となって勤務した教 . . . 本文を読む
全国有機農法連絡会フォトニュース 土の声 2013年4月 第86号 より
とても美しいスーパーセルポット用の育苗台が完成しました。
スーパーセルポットで育苗すると苗はタイムマシンに出会ったような育ち方もします。生長を早めたり、緩めたり、また生長を止めることも出来ます。えっ!と驚かれる人もいると思いますが、そうなのです。
これまでの苗づくりは定植日から逆算して播種日 . . . 本文を読む
▼ついにTPPが協定交渉に入りました。
農業の問題ばかりがクローズアップされていますがその範囲は農業を始め工業・繊維・衣料品・原産地規制・知的財産権・金融・電気通信・入国をふくむサービス、投資・環境・労働など24分野多岐にわたっています。私たちのくらしが貿易相手国との協定に縛られ、罰則が課せられるようにもなります。
▼先行して米国と二国間貿易協定を結んだ韓国では農 . . . 本文を読む
▼近くの小さなスーパーの店頭に「レジにて半額」の赤札が貼られた山形牛が売られていました。いつもなら100g900円はする牛肉が今日は半額、賞味期限間近というわけでもなく新鮮そのものです。いぶかしく思った謎が解けました。2月1日から米国産牛肉の輸入制限が緩和されたことを受け、大手スーパーがこの日早速、緊急輸入というふれ込みで大々的に牛肉の安売りを開始したためでした。
▼米国の畜産産業の現状は知れば . . . 本文を読む
全国有機農法連絡会フォトニュース 土の声 2013年3月 第85号 より
今年はビタミンやミネラル、それにポリフェノールもたっぷり含んだ活力野菜を作ろうと計画しています。そのような野菜は甘味も旨味も歯触りも日持ちもすべて揃っており、食べた人の健康に直ぐ結びつくような野菜だろうと思います。ちょっと夢のようですが、諸々の書を読みつないで行くと、なんだか手ごたえを感じるところがありました。 . . . 本文を読む
全国有機農法連絡会フォトニュース 土の声 2013年2月 第84号 より
再生力野菜
あらゆる生き物の命を支えている植物は誰もが凄いと納得するところです。有機農業を進めていると、ことさら野菜はじめ植物のメカニズムはとてつもなく高度で精密につくられており、人智でも未だ解明できないところをたくさん持っています。
一枚の木の葉が光合成で生成する澱粉やブドウ糖などの有機物も、産学連 . . . 本文を読む
▼眠れない夜、ふと目覚めてしまった深夜、ラジオを聞くと落ち着きます。耳に心地よいアンカーの声で聞く「ラジオ深夜便」は眠れぬ夜の安定剤。心地よい語りを聞きつつ寝入ってしまうこともあります。午前四時からの「明日へのことば」は心に染み入るおはなしや、覚醒してしまうような事実が語られたりと、いつも心に残ります。
▼一月十二日は「1.17阪神淡路大震災、希望の灯り」理事、神戸市在住の俳優堀内正美さんの「支 . . . 本文を読む