7月21日「やませ」を思わせるひんやりとした東北。宮城県迫町の生産者の圃場へ視察に向いました。ところどころに陥没のある道路を走り、近くになると、その眺めは中山間地の美しい日本の田園風景。真っ黒に焼けた高橋さんとちょっと痩せた感じの佐藤さん(聞いてみると胆石で救急車で運ばれたそう)と4月以来の再会です。
早速、圃場を廻ると稲のないところが目につきます。畦が水面より低く崩れたり、地盤がゆるくなりト . . . 本文を読む
短い梅雨、あわただしくやってきた夏に畑の野菜たちもぐったり。もちろんそこで働く人もぐったりの7月の山の畑です。
水やりに追われて定植が追いつかない先週、心強い援農に助けられて枝豆の支柱立てがようやく完成しました。
三年前、20年続いた農業クラブを解散し一人で農場を守らなければならなくなった米山にメンバーの仙台の鳥海さん、隣町の後藤さんが折をみて手伝いに来てくれています。ありがたいことです。
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さくらんぼは「万々歳、全部残さず出荷できたよ。」という笑顔の青木さん。息つく間もなく次の旬「すもも」の収穫に取り掛かっています。
この日は日差しが強く、気温も高い。それでも園地に踏み入ると、そよ風が吹き抜け、木陰に入るととても涼しい。足元の雑草が収穫のために短く刈り込まれて爽やかです。「やっぱり陽当たりがよくねえとダメだと思うんだ、木漏れ日みたいに地面にも当たるように。」園地を見まわすと、樹と . . . 本文を読む
息の長い取り組みを続けなければいけないと決めた被災地支援。全国の会員の皆様から支援いただいた義援金を基金として、毎月被災地の生産者や会員の方へ義援金や物資として届けています。
震災をきっかけとしてボランティア活動を率先して申し出てくれたスタッフが、7月6日、勤務が休みの日を利用して仙台市の粟野さんと多賀城市の「かくたクリニック」を訪ねることになりました。
粟野さんの住む仙台市若林区は津波被害 . . . 本文を読む
佐藤錦の収穫に追われる高橋さん。「今年は開花が1週間ほど遅かったからな」と満開から50~55日といわれる収穫期がそのままずれ込みました。そのおかげで、7月の今週もさくらんぼをお届けすることができます。ただ、大雨が続き、気温が高い日が続くと実が柔らかくなってしまう"うるみ"が心配。「うるんだら、こんなにあるのに、もう売り物にならない」と高橋さん。うるみ防止にも役立つミネラル撒布を続け、ハウスには熱 . . . 本文を読む
伊豆急の車窓から海沿いの町が見えてくる。静岡県伊東市。この同じ平和な風景が東北では失われた、と思いはそこにつながります。
この伊東港で代々海産物の加工を家業としてきた「島源」さんの伊豆の干物工房を訪ねてきました。島田さんで三代目、いま、娘さんがパートナーと次代を担う修行を続けています。
気骨の人、島田さんは昭和24年生まれ。以前伊東の港町では鰹節の製造が盛んであったという。島田さんが婿入りし . . . 本文を読む