アメリカのNASAが「スーパータイフーンカテゴリー5」と警告した超大型台風19号は暴風雨を伴い静岡の伊豆半島に上陸しその後関東から東北を縦断し三陸沖に抜けました。この間1都11県に「記録的大雨特別警報」が出されました。一年間の約半分量が一日で降るという大雨でこれによる被害は甚大でした。今回は超大型台風の予報とそれに伴う警告が早めに出されたため行政も市民も身構える準備はできていたように思えます。し . . . 本文を読む
日本列島を震撼とさせたあの日から6年が経ちました。3月11日山形市文翔館広場ではたくさんのキャンドルが灯され「あの日を忘れない」「復興へもう一歩」の思いが一つになりました。 山形市では市役所前で「追悼・復興祈願式」が行われ午後2時46分、参加者とともに「千年和鐘」をついて黙禱しました。午後5時からは場所を文翔館に移して記念式へ。吉村知事、佐藤市長から挨拶があり市長からは「県と協力しな . . . 本文を読む
大津波と地震、その上、原発事故により故郷を失った人々。福島の故郷を離れ県内外に暮らす人たちは92134名(5/27現在)、山形でも3913名です。6月18日、山形県主催の「避難者相談、交流会」が山形国際交流プラザで行われました。 この日は福島県の自治体職員が出向いて、帰還に向けての説明会があり、120名余の避難者が集まりました。6年近くになる山形県の支援もあと1年とされ、住民 . . . 本文を読む
チェルノブイリ事故から27年のウクライナで「空間線量・健康被害」調査を行った『食品と暮らしの安全基金』代表、小若順一さんの講演会「日本の放射線被害を防ごう」が仙台市で開催されました。 今回はチェルノブイリ事故を経験し、さらに健康被害にあっていた元看護師のウクライナ調査コーディネーターのタチアナさんも参加、貴重なお話が伺える、またとない機会となりました。 27年間現地で暮らしているタチアナさんから . . . 本文を読む
最上川河川敷近くに住む河北町谷地の高橋さん。先日の豪雨による河川氾濫によってさくらんぼ園地が冠水しました。「10年くらい前に冠水したときはさくらんぼの収穫の真っ最中。今回はなにもない時期でよかった。なにしろ今回のは一番だな」と苦笑い。水はすぐに引いてくれたので、果樹自体への影響は少ないということです。しかし、近隣の園地から大木などが流れてきて「チェーンソーや機械でないと無理」と、その始末が大 . . . 本文を読む
ゲリラ豪雨と呼ばれる局地的な激しい雨が山形県内各地に降り続き18日から26日迄、県内は大雨洪水、土砂崩れなどに翻弄された一週間でした。濁流となった河川の水が貯水池に流れ込み広い範囲で断水が続きました。 天童市も19日から始まった一部地域の断水が22日夜11時~は全市に渡り、26日夕刻の復旧まで4日間の断水生活を余儀なくされました。 幸い全有連、安心工房とも常備してある味噌樽や漬け物樽をフルに使っ . . . 本文を読む
あの日、震度6強の地震と津波の襲来を受けた仙台市若林区の粟野さん一家、海沿いの畑で両親と収穫作業と苗植えの最中でした。大きな揺れに一度は家に戻ったものの散乱した家具の片づけに手間取る妻をみて、二人の幼児を連れ畑に戻りました。 作業を再開した直後、松林の向こうから黒い大きな波が押し寄せてくるのを見、トラックに子どもを乗せ速攻で逃げ帰りました。九死に一生を得たと、今も思い出す度、背筋が凍るそうです。 . . . 本文を読む
7月26日、スタッフ5名で、定期的に訪問している仙台日辺仮設住宅へお米とキムチをお届けしてきました。「いつもありがとうございます。」と笑顔の自治会長さん。「3年の仮設暮し、残された期間で解決しなくてはならいことが大きすぎる」と問題山積みのようです。真っ黒に日焼けした生産者の相澤さんは「気持ちは変わらず前向きにがんばっているから」と笑顔。その後、粟野さん宅に寄り、山形に戻りました。この支援が . . . 本文を読む
「地域の自然を守り健康な野菜を送り届ける」
(農)さんぶ野菜ネットワーク 事務局 山本さん
さんぶ野菜ネットワークは、その前身を「山武農協睦岡支所園芸部有機部会」として、当時、当たり前だった市場流通本意の規格優先・・・つまりは、「農薬使用を前提とする慣行栽培」に疑問を抱き、安全・安心という意識を強く抱いた29名が昭和63年に発足した組織です。以来、時に農協の意向に抗いながらも、信念を持 . . . 本文を読む
『今年こそ被害のない夏を』と願っていたのも束の間、6月19日に台風4号が和歌山県に上陸、東海、関東甲信、東北を通過し大きな爪痕を残していきました。幸いさくらんぼの収穫直前の山形は強風に煽られた程度。翌朝、無事を祈りつつ仙台の粟野さんのところへ向かいました。
名取川堤防の道路にあがると目の前には水没した畑が広がります。ぽつりぽつりと立ち尽くす農家さんの姿が見えます。
粟野さんに会い「河川敷の畑 . . . 本文を読む