ストレッチ

2014年11月18日 | 日記
寒くなってきて体が縮こまりがちですが、柔軟で伸縮性に富んだ筋肉はよい発声に不可欠です。様々なストレッチのメソッドの中から、私がよく用いるやり方をいくつかご紹介したいと思います。
1.足を肩幅に開き、上体を前屈させて脱力します。鼻から息を吸いながら上体を持ち上げ、一旦息を止めて丹田を後ろへ引き、再度息を鼻から吸いながら両腕を頭上へ持ち上げます。次に息を止めたまま両腕を水平に拡げ、今度は息を吐きながら両腕を下へ下します。最後に脱力。掌がちょっと熱くなり、重心が下へ移動します。
2.両手を組んで頭上に挙げ、掌を返します。腕をさらに上へ引き上げ、息を吐きながら上体を右へ倒し、左側の体側を伸ばします。次は左に倒して右側の体側を伸ばします。元に戻したらもう一度腕を上へ引き上げなおし、息を吐きながら今度は前へ。ひざの裏が伸びたところでぐーっと掌を前へ押しやります。そのまま掌を下へ向け、さらに息を吐きながら深い前屈をします。
3.両手を後ろへ回し、背中側で合掌します。右手を右肩の裏側から下へ向け、左手を左わきから背中側へ回して右手とつなぎます。次に左手を左肩の裏側から下へ向け、右手を右わきから背中側へ回して左手とつなぎます。
4.首を右に倒し、右の耳を右肩にくっつけるようにします。そのままの態勢で右腕で大きく3回、8の字を描きます。肘は伸ばしたまま。次に左の耳を左肩にくっつけたまま左腕で大きく3回、8の字を描きます。
5.右手を左肩に乗せ、顔はまっすぐ前を向いたまま、腰を大きくひねりながら左腕で8の字を描きます。次に左手を右肩に乗せて同様に。
どれも数分で終わりますが、随分と体がほぐれます。ストレッチをせずに発声練習を始めるのは、準備運動をせずにプールに飛び込むのと同じ暴挙です。歌う前には必ずストレッチをして体をほぐしましょう。

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